団塊の世代のつぶやき

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ゲーム

2008年08月11日 | 日本再生

  第1399回などでゲームについて書きましたがプロが子供たちの興味を引き付けるものを死に物狂いで作っているのですから何の努力もしない私のような大人が子供からゲームを取り上げようとしてもかなうはずも無く、最近はもうゲームには勝てないと諦めてしまっていました。
 そのゲームの魅力についての面白い記事がありました。

 7月22日、読売新聞コラム「子ども ゲーム」

 なぜ子どもはそんなにも電子ゲームの世界に入り込んでしまうのだろうか。

 「子どもは本来、色々なものに興味を示す飽きっぽい存在。ゲームだから夢中になるのではなく、そこに(夢中にさせる)ノウハウが詰まっているから夢中になる」

 多くの人気ゲームを手がけたクリエイターで、製作のこつを体系化した「ゲームニクス」理論を提唱する立命館大学教授のサイトウ・アキヒロさん(45)(ゲームメディア論)は秘密を明かす。・・・中略

 サイトウさんは「ゲームは、目標に向けた努力に応じて褒めるメディア。褒めてプレーヤーの自己肯定感を高め、さらにゲームに夢中にさせる。ところが現実の子育てではダメなところを指摘するしつけが主流。子どもたちは、褒めてくれるゲームの中に居場所を求めていくのかもしれない」と話す。・・・中略

 成るほど、勝てない訳です。褒めてその気にさせるとは考えさせられますね。子育ての手本をゲームに取られてしまったようなものです。これでは子どもゲームに取られてしまうのも当たり前でしょう。
  では私のように勝てないと諦めてしまうのか。ゲームの製作者が上手い方法を提言してくれています。

 ゲームの仕掛けを知り尽くした製作者たちは、自分の子どもをゲームにどう向き合わせているのだろう。カプコン社員の西野淳さん(39)の家では、小学2年生の長男(8)にゲームは1回1時間程度、必ず親の前で遊ぶと約束させている。1時間が経過した後、やめさせる時の言葉は「やめなさい」という命令ではなく、「今、ゲームはどういう状況?」という問いかけだ。

 「自分がゲーム会社の社員でゲーム好きだから、すぐにやめられない状況があるのもよくわかる。だからキリがいいところまではやらせる」というのがその理由だ。・・・中略 

  西野さんは「子どもが夢中になっているゲームの内容を理解し、一緒に楽しむことができれば、ゲームを通じたコミュニケーションもできる。ゲームに対して不安を感じている親御さんは、一度、子どもの目線で考えてみては」と話している。

  もう我が家では手遅れですが、こういう方法もあるのですね。それでも私なんかはきっとそんな暇は無いと逃げているでしょう。何と言っても、一日は24時間しかないのですから。兎に角、我々の貴重な時間を上手く取ろうとしている魅力的なものが多すぎるのじゃないでしょうか。さしずめ私にとってはインターネットです。

子供に文句は言えない!