第4464回で 取り上げた「防草発電シート」の価格が分からないと書きましたが、それらしいものを見付けました。
日本農業新聞 e農ネットよ り
岡山県総社市の産業機械メーカー「コアテック」は、フィルム型 太陽電池を取り付けた防草シートを開発した。水田のあぜ道や畑ののり面、遊休農地に活用すれば、雑草を防ぎなが ら手軽に発電できる。
太陽電池は、大手電気メーカー製を使う。シートは1セットで面積300平方メートル分。1時間当たり最大で一般家庭 3軒分の約10キロワットを発電することができる。
電気は家庭や農業用施設で使える。従来の防草シートと同じように扱うことができ、運搬や取り外しも簡単だ。
現在は、発電効率などの実証実験を行い、今秋の製品化を目指す。価格は1セット分で500万円前後(施工費込み)を 予定する。
同社の田中秀和さん(32)は「草刈りの労力を軽減しながら、発電するので一石二鳥です」とPRする
1時間当たり約10キロワットを発電すると訳のわからないことを書いていますが、これはきっとワットとワットア ワーの区別が付かない記者が書いたのでしょう。ということで、第4464回のものと同じ発電能力 10kWのものだと思えます。これで500万円前後とすると今の結晶系の太陽電池と殆ど同じくらいの価格だと思 えます。これではそれ程のメリットは考えられないのでそれ程人気が出ないかもしれません。せめて半額くらいにな れば面白いのですが、ちょっと期待はずれです。
どうなるでしょう!