団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

今度はイギリス

2011年12月25日 | 太陽光発電

  昨日のドイツに次いでイギリスでも太陽光発電からの撤退があるようです。それも石油大手BPの関連会社のようです。日本もうかうかできないですね。

   SankeiBizよ り  2011.12.22

   英 BP、太陽光発電撤退へ アジア競合会社増産で供給過剰

  欧州2位の石油会社である英BPは、 太陽光発電部門を完全に閉鎖し40年間にわたって手掛けてきたこの事業から撤退する方針を示した。不採算に陥っ たためとしている。

 BP ソーラーのマイク・ペトルッチ最高経営責任者(CEO)は先週、従業員宛ての社内書簡で、数カ月間 かけて同部門を整理する予定であることを明らかにした。約100人の従業員が影響を受ける見通し。

  アジアの競合企業による増産が進んだため、BPソーラーは供給過剰や価格圧力に直面するこの業界から撤退することと なった。太陽光パネル価格は今年に入って48%下落。ソリンドラなど米国の3社が破綻したほか、ドイツでもゾロンが 先週、上場している太陽光発電関連機器メーカーとしては初めて破産を申請した。ペトルッチCEOは書簡で「世界経済 が引き続き困難な状況にあるため太陽光発電業界に深刻な影響が及んでおり、当社は長期的リターン(投資収益)を維持 することが難しくなっている」と説明した。

  一方、欧州3位の石油会社、仏トタルは6月、米ソーラーパネル・ メーカーのサンパワーの 株式の60%を取得した。

  ティコンデロガ・セキュリティーズのアナリスト、ポール・レミング氏(ニューヨーク在勤)は、「石油大手2社が短期 間で太陽エネルギー業界に対して正反対のアプローチをとった」と指摘。代替エネルギーへの注目は今後も続き、多くの 企業が撤退ではなく参入を目指しているとの見方を示した。(ブルームバーグ Marc Roca、Ehren  Goossens)

   動きが激しくなっているようです。不採算から撤退するか今後のエネルギー問題を考えて新規参入するか。いずれにし ても、中途半端な規模では競争に打ち勝つことはできないでしょう。メモリー業界の浮沈を思い出させます。
  昨日も書きましたが、日本のメーカーも生き残れるかどうかの正念場でしょう。既に中国メーカーからの輸入の 動きも増えて来ているようですから勝負がつくのは意外と早いかもしれません。
  中国のバブル崩壊で中国のメーカーが倒れることも可能性はありそうな木がしますので、今後の動きは分かりに くいものがあります。健全な成長の足を引っ張る中国メーカーが倒産してくれれば少しは落ち着くのかもしれませ ん。

妙な期待をしてしまいます