団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

「ヶ」それとも「か」

2011年12月17日 | 無知

  

私の子供のころは、1ヶ月、2ヶ月…と書いていたものです が、何時の間にか1か月などと書くようになっているのに気が付いたのはこの部屋を始めてからでした。何故なんだろう と不思議に思いながら、今でも「ヶ」を使いたいのですが、何となく世間に迎合する軟弱な性格のために「か」を使って しまいます。これも、「子供」を「子ども」と書かすような風潮のひとつなのでしょうか。
  そんな「ヶ」についての記事がありました。

   もっ と詳しく!「なぜなに日本語」より (2011/12/10)

   箇 →ヶ→か 

   =読売新聞のコラム「なぜなに日本語」の毎回のテーマを、もっと詳しく解説します=

  「不明な箇所がある」「故障した箇所を直す」など、特定の場所を指すのが「箇所」です。ただ、「不明な点は3か所」 「数か所が故障している」のように、場所や部分を数えるときは、一般的には漢字は使いません。

  古くは「ヶ」が使われていました。今は、教科書や公用文では「か」が多くなっています。

  新聞のコラムでは、「ヶ」は「箇所」の「箇」の竹冠の片方、あるいは、「个」という字から生まれたと書きました。 「个」も「箇」を略した形のようですから、いずれにせよ「箇」がもとになっているといえます。

  もとの漢字の形とのつながりを尊重するなら、「ヶ」や「ケ」、読み方を重視するなら「か」「カ」ということになるで しょう。どれも間違いではありませんが、同じ文章の中では統一しておきたいものです。

  ただし、「ヶ」は、青ヶ島(伊豆諸島南端の島)、槍ヶ岳(岐阜・長野県境にある山)といった地名でも使われていま す。この場合はたいてい「が」と読みます。東京・目黒区の自由が丘のように「が」を使うところもあります。これらは 固有名詞ですから、その通りに書く必要があります。

  東京・千代田区の地名・霞が関は、地下鉄の駅名では霞ヶ関と表記されます。紛らわしいですね。 (読売新聞用語委員 会・関根健一)

   これで見ると、ヶも使っても問題ないようですね。なんだか変な風潮で昔ながらの表現が無くなって行くのはそれこそ 問題ですね。
  それにしても「ヶ」が「箇」から来ていたとは知りませんでした。何でもないようでも何か由来や意味があるの ですね。そうしたものを簡単だからとか古いとかで切り捨てていくのはやはり考えものじゃないでしょうか。新しい 訳の分からない表現ばかりになるとその内今の日本語も古典のように教養のない私のように読めなくなってしまいそ うです。

これで良いのだろうか!