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団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

壮大な夢

2011年12月16日 | 太陽光発電

  第4329回で 100年持つと吼えて驚かせてくれたシャープの片山幹雄社長が今度は千年から一万年と吼えました。この社長面白 いですね。このくらい夢のある話をしてくれると楽しくなります。

    家 電 Watchより

   イベントレポート

   太 陽電池の変換効率よりも大事なこと、来年の“原発全停止”で変わることとは

JPEA「第28回 太陽光発電システムシンポジウム」

   …略

   変換効率を上げる技術開発よりも、メンテナンス技術の向上を――シャープ片山会長

  特別講演として登壇したシャープ・片山会長は、太陽光発電のメリットとして、工期が短く、設置してすぐに発電でき、 日射量があれば長期的に利用できる点を指摘した。

  「水力発電所は場所を選定し、住民の立ち退きが終わった後での着工となるため、何十年も掛かる。原子力発電所も、ど んなに早くても5年かかる。風力発電所は年数はそれほど掛からないが、太陽 光と比べれば数ヶ月かかる。しかし太陽光発電は、工場で生産したモジュールを現場に設置するだけで、すぐに発電 する。こんなエネルギーはほとんどない」

  メリットとしてはさらに、火力や原子力、風力といった別の発電方法と比べて、可動部分がないため、長期間使用できる 点も挙げた。

  「ほかの発電は、すべてタービンやモーターなどメカが必要だが、磨耗するため、寿命がある。太陽電池では現在、保証 期間は20年から25年となっているが、半導体の接合部の劣化をテクノロ ジーで解決していくことで、理屈でいえば千年も1万年も持つことになる。はんだによる接続や、太陽光を封じ込め るラミネートの技術、パワーコンディショナーなどのメンテナンス技術などの技術がどんどん進化すれば、太陽光発 電のコストは年を追うごとにとんでもなく下がる。そのためには、変換効率を上げる技術開発ばかりではなく、メン テナンス技術の向上についても推進する必要がある。それが、将来の基幹エネルギーにするために重要となる」

  また、太陽光発電のコストについては「近いうちに間違いなくグリッドパリティ(太 陽光発電など再生可能エネルギーの発電コストが、既存の商用電力と同じ、またはそれより安くなること)が実現で きる」とした。

  「日本のような地域においても、技術の開発によって間違いなく実現できる。赤道近くや砂漠のような土地など、日照時 間に恵まれた地域では、既にグリッドパリティを実現している土地はある。グリッドパリティを迎えることによって、太 陽光発電の時代は本格化していく。住宅や街、都市ぐるみの設置が拡大していき、もっと巨大な太陽光発電所がいろんな 地域にできていく。都市への送電も始まっていく。とんでもない勢いで太陽光発電の時代が来る」

   「太陽光発電で戦争がなくなる。世界は日本がどういう選択をするか見ている」

  片山氏は続けて、シャープが生産する太陽電池の発電量と、石油のエネルギーを比較。同社が大阪・堺とイタリア・シチ リア島に作った薄膜太陽電池工場では、年間で1GWの太陽電池を生産量する とのことだが、これらの工場が20年間可動し、生産した太陽電池が25年間発電すると仮定すると、500T(テ ラ)Whの発電量があるという。

  この500TWhを石油エネルギーに換算すると7億7万バレルで、日本が消 費する石油消費量の約半年分に当たるという。また、年間生産量1GWの太陽電池工場が340棟できれば、サウジ アラビアの石油埋蔵量である2,620億バレルに並ぶという。なお、1GWの太陽電池工場の建設コストには、 1,000億円掛かったとのこと。

  「消費地に太陽電池工場を作り、太陽光発電システムを設置すれば、地産地消というビジネスモデルができる。例えば砂 漠に作れば、工場を核として、淡水化プラントや植物工場、砂漠の緑化ができるなど、新しい社会が創りだせる。とんで もないビジネスチャンスがここにある」(片山氏)

  また、JPEAでは「太陽電池を世界に普及すること」もテーマとしている が、これにより世界のすべての国でエネルギーが創り出せるようになり、戦争がなくせることもアピールした。

  「人類はこれまで、資源の争奪戦争ばかりをしていた。しかし、太陽光発電が世界に普及すれば、すべての国々がエネル ギーを生み出すことができる。石油がない、ガスがない、原子力発電所がない、ウランがないという国はエネルギーがな く、日本ももともとそういう国だった。しかし、太陽光だけは人がいるところには必ず振りそそぐ。つまり、戦争もなく なる」…以下略

   「太陽電池では現在、保証期間は20年から25年となっている」も笑わせ てくれます。シャープの保障期間は今はまだ10年ですが、きっと20年から25年に延ばすつもりなんでしょう ね。つい本音が出たと言うところでしょうか。もしやらなかったら問題になりそうです。
  いずれにしても、メインテナンスで半永久的に持たすことは大賛成です。50年から100年保証なんてのが実 現されれば本当に太陽光発電の時代の到来です。「太陽光発電で戦争がなくなる」なんて壮大で良いじゃないです か。トップはこのくらいの夢を吼えて欲しいものです。

片山社長がんばれ!