団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★★日本の非常識を世界の常識に

2013年11月06日 | 日本的経営の崩壊

  バブルで日本の景気が絶好調と思われて いたころが日本の凋落の始まりと思えば、その前の頃、日本人の8割が自分は中流と思っていたころが一番幸せだっ たのかもしれません。
  あの頃は、まだ一生懸命働けば今より良い生活ができるようになる可能性があると皆が未来に夢を持ってい たような気がします。それが、あのバブルのマネーゲームに踊らされ、地道な努力をするのは能力が無い者だと 蔑まれるような風潮になってしまいました。
  そして、バブルがはじけて右肩上がりの成長が夢になって日本人が自信を無くし、長い不景気に落ち込んで しまったまま現在になっているのじゃないでしょうか。

  それをアベノミクスでも う一度日本を元気にしようと安倍さんが頑張っているのですが、昨日も書いたように、どうもその方向は金持ちや大 企業優遇でバブルの時と同じマネーゲームによる失敗に向かっているような気がしてなりません。

   ここはもう一度日本が 元気が良かった頃のことを思い出し、世界の常識と違った日本のまじめな物づくりと終身雇用の良さなどをもう一度 取り入れ、世界一貧富の差のすくない国を目指すべきではないでしょうか。
  銀行のグローバルなんて言い出して銀行を世界の標準になんて言い出した頃からおかしくなってきたよう に、グローバリズムから脱却して、もう一度世界の非常識の日本に帰るべき時が来ているような気がします。
  つまりは、マネーゲームを禁止し、出来ることなら鎖国に踏み切りたいところですが、それが無理なら、世 界との輸出入はできるだけ抑え、国内需要を主体として元気な日本の取り戻し、その日本独特の経済の素晴らし さを世界に思い知らせるのです。

そうして、第 1回の「天皇と公民」という世界に誇れる制度を世界に教えてあげることこそが日本が世界に一番 貢献できることじゃないでしょうか。それが宗教戦争などなく、貧富の差の少ない平和な世界への一番の近道の ような気がします。

  何て、とんでもない夢物 語りを書いてしまいましたが、案外当たってそうな気がします。


金のなる木

2013年11月06日 | 日記・その他

  昔から人類の夢である、金のなる木 が発見されたという記事があ りました。最初はそれほど気にもならず読まなかったのですが、その後も何度か見かけたので、暇にまかせて読んでみま した。
  ところが、予想と違って、どこかで読んだことのあるような話でした。確か、日本の鹿児島の金鉱脈でもこ んな 話題があったはずです。

  ギズモード・ジャパンより    2013.10.24

  金 のなる木、豪州の山奥で見つかる

  「木からお金は生えてこない(money doesn't grow on trees)」と、英語でよく怠け者の子のこと叱りますけど、生えることもあるんですね。オーストラリアのなんもない山奥に生えてるユーカリの木から、な んと金、正真正銘の金が見つかりました!

場所は西オーストラリアのゴールド フィールズ・エスペランス(Goldfields-Esperance:金の野・希望)地域。読んで字の如 く、ここは地下に大量の金が眠っている場所なのですが、探すのは困難を極めることで有名です。

そこで、オーストラリア連邦科学産業研 究機構(CSIRO)率いる調査班が目をつけたのがユーカリ。

乾燥した荒野でもサバイブできるよう、 ユーカリは地中深く根を張ります。下の図を見ていただければおわかりのように、地階10階分ぐらいまでズンズン根を下ろしていくんですね。なんたる執念。少しは ユーカリを見習わなくては。

調査班では「一部のユーカリの葉っぱが キラキラ金色に輝いて見えるのは、 もしや金鉱脈まで根を張り、そこから金を吸い上げているからではないのか?」という俗説を手がかりに、この地域 の金鉱脈に生えてるユーカリの葉と離れた場 所の葉を調べてみたのです。飛んできた砂金が付着してラメとかグリッター状態で光っていたんでは洒落にならない ので、温室の中で金を混ぜた土で育てたユー カリと普通の土で育てたユーカリも調べてみました。

するとやはり、金のある場所のユーカリ には微量の金が混じっていたのです。出元は地下で、確定。

根から近場のいろんなものが吸い上げら れていくことは前から知られていたことだけど、まさか金まで吸い上げるとは。

  「金はおそらく植物には毒だから、枯れて落ちる葉のよ うな末端部分や細胞内の選択的部位に貯めることで有害な生体反応を軽減していることも考えられる」

「生きている生物組織の天然試料の中に 金の粒子が確認されたのはこれが初めて」(Nature Communicationsに22日発表の論文より)

そうと決まれば今すぐユーカリをコアラ ごと切り倒しに行かなくっちゃ! …というのはちょっと待った! 

木1本に含まれる金は本当に微量なんです。 微量も微量、10億分の46(葉の重さ の0.000005%以下)しか入ってないんです。つまり結婚指輪1個つくるのに…何百本も切り倒さなきゃ いけない!  切り倒してるうちにこっちが死ぬ!

なので金のなる木というよりは、金の在 り処を教えてくれるありがたい木、という位置づけですね。幸いこのゴールドフィールズ・エスペランス(金の野・ 希望)地域には世界の金の埋蔵量の実に30%もの金が安穏と惰眠を貪っ ているとされますので、小さな成果だけど獲物は大きい、かもですよ?

  この「初めて発見された」が気になって、確か、鹿児島 の菱 刈鉱山でも同じような話題があったはずと思いだしたのです。早速サーチしてみました。

  ありました。やはり私の記憶は正しかったようです。か なりボケが目立つ最近ですが、金が絡むと記憶もよみがえるのかも。世界初はやはり間違いですね。

  サ イエンス(科学)から眺める歴史散歩の話題より  2012年12月17日 (月)

菱 刈金山(鹿児島)の金鉱床と金集積植物、金鉱脈の浅熱水鉱床、金を取り込むヤブムラサキ、ホソバカナワラ ビ、とは (2010.8.9)

    常 温では金は水に溶けないのですが、地下のマグマの熱と強い圧力のもと、300℃以上に熱せられた地中深くの熱水 により、鉱物から溶か し出されます。熱水は地表に向けて上昇しながら、圧力や温度の低下により沸騰し、また、化学反応を起こし、 200~250℃で金や銀を石英と共に吐き出し ます。これが地層の割れ目にたまったり、鉱物にしみ込んだりして、海底に噴き出します。このようにしてできた岩 石の金の含有量は普通の岩石の数千倍以上に なっています。また、金鉱石が浸食されて砂金になったり、堆積した地層も見られます。…中略

  ところで、金属鉱床の探査に植物を利用する例として、 古くから金属鉱脈を探査するとき、山師の間では金山草(かなやまそう)と呼ばれ、その目印としたシダ植物、ヘビ ノネゴザは、よく知られた指標植物です。

   (解説) 1987年(昭和62年)頃、西村和雄氏(京都大学農学部農芸化学教室、1945~ )は、金属鉱 業事業団の依頼を受け、菱刈金山の鉱脈を中 心に、東西3km、南北4kmの調査区域を設け、そこに生育している植物の葉に含まれる金を含む約30元素を中 性子放射化分析し、金鉱脈の存在を特定でき るか検討しました。(西村和雄氏(ホームページ):http://www.daikian.com/h-kazuyan.html.)

  採集の対象とした植物は、ススキ、カンザブロウ、ヤブツバキなど6種類、シダ、単子葉植物各1種類、双子葉の木 本植物4種類でした。その結果、2種類の植 物(ヤブムラサキ、ホソバカナワラビ)の金含量(10~36ppb)が他の植物より非常に高く、金鉱脈の位置と ほぼ一致していることを明らかにしました。 ppbは10億分率(1ppbは10億分の1)です。

  植物による金の取り込みについては、プラム(スモモ?)の類は根から青酸化合物を分泌するので、これが金と錯体 を形成し、金が可溶化するという報告もある そうですが、菱刈金山のヤブムラサキとホソバカナワラビがそれと同じように青酸を分泌しているかは不明とのこと です。なお、外国には、金を取り込む植物と して、チェコスロバキアのイヌスギナ(Equisetum palustre)、ブラジルのガマ(Typha latifolia)などが知られており、組織中にシア ン配糖体を含み、金をシアン化物(青酸化合物)として取り込んでることが確かめられています。…以下略

  それにしても、世界はこの事実を知らなかったのでしょ うか。それとも、奥ゆかしい日本の関係者がこの程度のことと世界に発信してなかったのかもしれませんね。
  まあ。そんなことはどちらでも良いことですが、金鉱探しの方法が変わったりしたら面白いかも。

ちょっと記憶力 を見直したかも!