第 167回「最高に重んじられた女性」・第 172回「ヒラリー氏から熱い激励」・第 173回「男女格差報告」で日本の女性上位の家族制が壊されてしまい、とんでもない日本人が育 ちつ つある恐ろしさを書きました。早く、日本の女性に以前の家族制の良さに気が付いてもらい子育てや家事の素晴らし さを誇れる日本を取り戻して欲しいものです。
しかし、それには、同じ時期に壊された日本の雇用体系を取り戻すことが前提になります。つまりは、働き 手の 男が家族を養えるだけの稼ぎが必要だからです。
第 5160回「日本再生は無理かも」でアベノミクスが以前の日本の雇用形態の良さであった正社員 を主 体とする方法に戻そうという考えが無いように思えることに不安を覚えていることを書きました。
この問題を「日本の面影」が解りやすく書いてくれています。ここは子育 てや家族など日本の本来の良さを本当に解りやすく教えてくれます。
日本の面影よ り
今 の格差社会は男女雇用機会均等法が廃止されないとなくならない~ 雇用均等法前の日本はこんなだった
(2011.11.24)
勤労者の平均年収500万円、それまで働いていたのが男だけだった国で、女が働きだして女の方も年収500万 円を目指そうとしたら・・・労働者の平均年収は500万円のままで国全体の年収倍増なんて起こり得ると思いま す?
実際は男と女で仕事とお金を奪い合うだけで、結局、勤労者の平均年収が250万円になってしまった・・・
要するに男女とも同じように労働者として働かせるというのは、そんな道を突き進んでるわけ。
加えて家族の結束はなくなり、個人バラバラになります。
それに家族がいるから500万円の年収が必要だったわけで、大体、家族がおらず一人ものなら年収200万円で十 分やっていけるし、500万円の年収を必要とする理由もありません。
もともと男が働いていたのは、家族のためでした。しかし、その守るべき家族がいなくなった多くの男たち、中には 高収入の人もいるんだろうけど、そういう人たちって一体、何のために働いてんでしょうね。
そもそも働くのは何のためですか? 単にお金のため?
仕事で生きがい? しかも女までが? 笑わせますね。
男も女も働くということは、女だって定年まで働かなければなりません。もう働きたくなんかないと、いずれ思うこ とになるわけなのに、男なんてそんなことずっと昔から思ってたわけだけど、男は働き続けるしかなかった。
男の方は最初から過酷な労働環境、熾烈な競争の中、仕事するのなんか嫌だったのに、仕方なく家族のためイヤイヤ 働いてたんですよ。それゆえ【働くこと=家族のため】という、働くやりがいだって見い出せていたわけです。
しかし守るべき家族がいなくなりゃ、嫌な仕事していて、働くのを応援してくれるような心の支えだってなくなりま す。
男が働き続けることが出来たのは、家族がいたからこそ。決してカネのためなんかではありませんでした。
カネのため、単に個人の生活を支えるためだけに働き続けて、そんなんで正常な人間としてのバランスなんて保って いけると思います?
男女同じように働いてお金を稼ごうなんて、結局、平等論者の共産主義者や資本家・企業にいいように利用されるだ けですよ。・・・以下略
この「仕事なんかするの嫌だった」は、ズバリ私のことです。それだけ に何で女性が働きたがるのか不思議で仕方無かったのです。気持ちは分からなくはないのですが、主婦ほど良い商売は無 いと思います。
特に、戦前や戦後直ぐと違って、家事は家電製品で見違えるほど楽になり、一時言われていた三食昼寝付き も夢 ではなかった。それなのに、有史以来、最高の境遇を捨ててまで働きたがるのは信じられませんでした。
とは言いながら、これも戦後の堕落した経営者達の企みに乗せられたことは間違いないですね。
あの素晴らしい時代を取り戻すことは難しいかもしれませんが、目指すべき方向だとは思いませんか。
良いと思うんですけどね!