バンドン会議やアメリカでの演説で、第5689回の「安倍さんの演説」でも書いたように、この夏の談話もほぼ決まったとは思ってましたが、早々に、安倍さんが方針を固めたと表明したようです。
こんなに早くから表明したのは、やはり、中・韓やアメリカン、国内の左翼・マスコミなどの反応を見る為でしょうか。そうであっても、何があっても方針を変更することが無いように期待したいですね。
ここで、日本の将来が決まると言っても良いくらい大事な談話になりそうな気がします。どこまで、安倍さんが腹を括れるかでしょうね。これまでの経過を見れば、まず間違いはないとは思います。
時事ドットコムより 2015/05/22
70年談話「謝罪」盛り込まず=安倍首相、戦後に区切り
安倍晋三首相は22日、今夏に発表する戦後70年談話について、先の大戦への「謝罪」の表現を盛り込まない方針を固めた。未来志向を前面に出すととも に、戦後の歴史に区切りを付ける必要があると判断した。ただ、米国内には首相の歴史認識を「修正主義」と警戒する向きもあり、首相は同国の動向なども見極 めながら慎重に最終判断する。
戦後50年の村山富市首相談話、同60年の小泉純一郎首相談話とも「心からのおわび」が明記された。中国や韓国はこれらの談話の継承を求めており、首相方針に反発するのは必至だ。
これに関し、首相周辺は「首相には『自分がおわびをしたら、いつまでおわびしなければいけないのかという問題を残すことになり、次の世代に悪い』との思いがある」と指摘した。
戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」の西室泰三座長も22日、首相官邸で記者団に「いたずらに謝罪することを基調にするのではなく、これから先を考えて、未来志向を決して崩さない」と語った。
首相は、米議会上下両院合同会議の演説などで、先の大戦について「痛切な反省」を表明する一方、「謝罪」には触れていない。西室氏の発言は、こうした首相の姿勢に沿ったものだ。
22日は有識者会議の第5回会合が開かれ、アジア諸国との戦後和解をめぐり意見交換した。出席者からは「和解は一方的な謝罪ではできない」などの意見が出た。
戦後日本の平和的な歩みについては、出席者から「基本的にちゃんとやってきた」との発言が相次いだ。ただ、「歴史教育をしっかりやってこなかった」との指摘も出た。
本来なら、大東亜戦争に引きずり込まれた原因や南京虐殺・慰安婦問題・靖国参拝問題などもきちんと主張してもらいたいところですが、そこまでやれる環境は整ってないでしょうね。
とは言いながら、それが出来るまでは本当の日本の再生は無いでしょう。何時の事やら。
渡部昇一「 東京裁判とマッカーサー証言」「安倍総理はリビジョニストか」 Feb 28, 2015