あのアレの仕業と、現在の政府の腰の引けた対応が齎したと思われる事件を、2016年11月17日 、第882回の「放射能がうつる」で取り上げました。
ところが、横浜市教育委員会が、1月28日、第574回の「“150万円の支払い” いじめ認定は困難」で取り上げたようにとんでもない発表をしたのに呆れるしかありませんでした。
その虐められた生徒さんが横浜市長あての手紙を書いたそうです。
産経ニュースより 2017.2.13
【原発避難先いじめ】「どうして、放置し続けたのか」 被害の男子生徒から横浜市長あての手紙全文
東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した同市立中学1年の男子生徒(13)のいじめ問題で、生徒が横浜市長あてに書いた手紙の全文は次の通り(原文のまま、かっこ内は弁護士が補足)。
【教育委員会に対する気持ち】
どうして、横浜市教育委員会は、(いじめを検討する際に)一部だけを見て、全体を見てくれないのか。
どうして、(報告書のうち)お金を出せと言われたことを黒塗りにしたのか。
どうして、(重大事態とせずに、また不登校について支援せずに)放置し続けたのか。
お金をとられたことを、いじめとしてくれないのか。
【学校に対する気持ち】
どうして、学校は、被害者側の言い分を聞かずに、加害者側の言い分だけを聞いて、(いじめか否かを)決めたのか。
どうして、副校長は、僕が、お母さんとお父さんを通じて話したことを、きちんと校長先生に伝えなかったのか。
どうして、副校長は、僕のせいにしたのか。
【市長に伝えたい気持ち】
(以上のことについて)知りたいし、話を聞いて欲しい(ため、面談を申し入れる)。
教育の荒廃は、想像以上のものがありそうです。学校も教育委員会の誰一人として、この生徒に真剣に向かい合った者がいないのは、やはり余りにも異常じゃないでしょうか。
と言うか、その中で、違った意見を言えない雰囲気もあるのかも知れませんが、自分の立場の方が生徒の苦しみより大事なような人間が、教育に携わっていることこそが問題なのじゃないでしょうか。
尤も、これは、教育界だけに限られたことでなく、日本全体が同じようなものかも知れません。
果たして、どんな返事をするのでしょうか。それとも、誤魔化すのでしょうか。
何時もの宮崎さんが、石平さんの興味深い本を紹介してくれています。日本と中韓がが何故これほどに違うのかを分り易く解説してくれています。
宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより 平成29年(2017)2月13日(月曜日) 通算第5184号
宮崎正 弘の国際ニュース・早読み <ラインス・プリーバス首席大統領補佐官を更迭?
書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW
韓国の腐敗は永久永遠の体質、その元凶は中華という不治の病い
日本だけが何故、近代文明を先取できたのか
石平『なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか』(KADOKAWA)
文明試論として日本と韓国、中国の歴史を鷲づかみに比較し、日本人がいかに「中華」という不治の病を「解毒」し、その儒教の呪 縛を克服し、近代化に成功したのかを平明に説く。
中国の知識人にとって千三百年、韓国は李氏朝鮮の五百年、論語は「聖書」だった。
「全内容を丸ごと暗記し、その思想的内容を自らの思考と知識の中核に」してしまうと創造的思考という習慣は生まれない。こうな ると「論理的思考も実証的考察も一切いらない」。
それが両国の知識人である。ゆえに科学的思考が出来なくなる。
つまり「中国と李氏朝鮮の思想的知的風土に於いて、産業化、近代化を生む土壌としての『科学の精神』が育ってくることは、あり 得なかった」(95p)
日本は中華世界とは漢字が酷似しているからといっても、まったく文化が異なり、論語の解釈とて日本的であり、孔子が一種宗教の ように崇められることはなかった。思想は江戸時代においても自由闊達としており、芭蕉が生まれ、西鶴が登場し、写楽、若沖らが輩 出し、文化は絢爛を極めた。
突如、やってきた黒船。日本はやがて開国を余儀なくされるのだが、産業革命、とりわけ兵器の発達をもて余した列強が、次の巨大 な市場を亜細亜に求め、列強の苛烈な侵略が始まった。
「イギリスやフランスなどの西欧列強が中国市場の開拓に没頭しているあいだ、日本に対して興味を持ち始めたのは、新興産業国家 のアメリカだった。(中略)燃料、食料の補給地として日本の港が必要だし、中国いがいの新しい市場として、日本は魅力的に映っ た」(207p)
夷荻襲来の予想は江戸末期から樺太や沖縄に出没激しい外国船の動きで察知されていた。
江戸幕府は砲台を各地に大急ぎで建立したが、日本の産業は、近代兵器の模倣、開発に適応能力があった。
長州と薩摩は一藩で英国と戦った。
アジアで、西側列強の火力に挑んでくるところはなかった。
「諸藩のなかで率先して最先端の武器を導入し、軍事力を強化してこのふたつの藩は大胆にも、西欧列強に対する軍事的攻撃を仕掛 けた」。
これは貴重な体験となって、薩長両藩はやがて攻守同盟を結び、公武合体論だった政局を倒幕に切り替え、そして明治維新へ雪崩れ 込んだ。
先覚者としての水戸学、藤田東湖、会沢正志斉のもとに吉田松陰が西郷隆盛が出没し始め、福井には橋本左内、横井小難が、そして 長州では奇兵隊が暴走をはじめ、薩摩では西郷隆盛、大久保利通が台頭し、薩長同盟が成立するや、鳥羽伏見で錦旗を翻し、十倍の兵 力があった?川幕府軍を破った。
明治新政府は電光石火の如く、中央集権化、貨幣の統一、そして富国強兵を国是に改革を急いだ。
「明治二年に版籍奉還、廃藩置県を一気呵成に成し遂げ、明治四年からは地租改正、明治五年には近代的教育制度の制定、そして明治 六年には兵制改革と徴兵令を交付し、近代国家としていの基盤をわすか数年で作り上げた」。
それもこれも中国や韓国のように儒教に拘らず自由闊達に思考ができたからであり、二十位世紀のこんにち、依然として両国は真の 意味でも近代化が出来ないでいうのだ、という。
偶然でしょうか、この日本の凄さの実例を、ねずさんが取り上げてくれています。我が先人の素晴らしさに改めて感謝です。何時もの様に、全文をリンク元で読んでください。
心配なのは、もしかしたら今の日本には、こうした素晴らしい人達がいないのじゃないかと思われるところです。きっと、在野には居られると信じたいですね。
真 理を究める 林羅山より 2017年02月13日
…略
羅山の思想は、儒学の中の宋学(朱子学)を本としながら、日本古来の神道とこれを結びつけた点にあるといわれています。
たとえば「三種の神器」を儒学の「智・仁・勇」の「三徳の象徴」として理解したりするなど、儒学と神道を関連付けることで、日本 的価値観のもとに、儒学を学ぶというものです。
もっといえば、死んだ後に極楽浄土に行くことを願うのではなく、いま生きているこの世の中を、王道楽土にしていくことこそが必要 であり、そのために、礼節があり、法があり、敬神があるとしたところに特徴があります。
渡来物をただありがたがっていてもダメだということです。
日本には日本の歴史伝統文化があり、その中で消化して受け入れ、学ぶのでなければ意味がないといことです。
では、何のために学ぶのかといえば、羅山は、人は天理を受けて生まれてくるのだから、もともとの本性は、善だというのです。
ところが世の中の情欲、つまりそれは金銭欲だとか、名誉欲だとか、性欲だとか、それ自体は、決して悪いものではないけれど、そこ に押し流されれば、欲望の虜になり、悪徳となる。
だから、学問によって、真理を学び、極め、修養によってそれらの欲を取り去る。
それが学ぶことの意義である、というのです。…以下略
忠臣蔵で有名な山鹿素行も同じようです。
山鹿素行と日本的価値観 2017年02月07日
…略
人間、人との出会いは貴重です。
山鹿素行は、齢40になろうとする頃、神道家の廣田坦斎らと出会ってしまうのです。
そしてそこで彼は、「民こそがたから」であるという日本の古くからの教えを学びます。
つまり、儒教だけに前半生を捧げてきた山鹿素行が、儒教とはまったく異なる、古くからある日本的価値観に出会ったのです。
日本における「政」は「まつりごと」です。
もともと日本語に「まつりごと」という言葉があり、それに近い漢字として、後から「政」という字を輸入しているのです。
その「まつり」とは何かといえば、神々とつながることです。
なぜつながるのかといえば、神々の「たから」を慈しみ、誰もが豊かに安全に安心してくらせるようにしていくためです。
その「たから」とは、田ではたらく、はらから、です。
はらからとは、同じ腹から生まれた子孫です。
つまり、王侯貴族も一般庶民も、みんな兄弟姉妹であり親戚であり、同胞だというのが、日本の古くからの教えです。
だからその「たから」たちが、みんなが幸せに暮らせるようにしていくこと、そうさせていただいていることに感謝することが、日本 における「まつりごと」です。
つまり太古の昔から、日本におけるまつりごとは、民のためのものであったのです。
民は働き蜂などでは決してなく、民こそが、いちばん大切なたからなのです。
そして政治権力よりも上位の天皇という最高権威があり、その政治よりも上位の最高権威が民を「たから」としていることによって、 我が国の政治は、常に天皇の民をたいせつに慈しむことを目的として行われ続けることができたのです。
つまり、中華文明というけれど、中華を名乗る支那には、儒学の目指す楽土などは毛ほども存在せず、その意味において、中華と呼べ るのは、むしろ日本そのものである、ということに山鹿素行は気付いてしまうわけです。
このことに気付いたとき、山鹿素行は、それまでの学問の一切を捨てました。…以下略
今の日本人との差は、その精神にありそうです。今の日本人でこんな精神を持った人を探すことは、殆ど不可能なのじゃないでしょうか。
昨日の修学旅行の話題に次いで、今日も嬉しい記事がありました。あの韓国の車が、日本では殆ど売れていないのだそうです。と言うか、そんなものを買う人がいることの方が驚きですが、台数を見ると、その程度なら変わった人も居るのだろうと納得です。
修学旅行にしろ、この車にしろ、反日売国・在日の方達の需要もあるでしょうからゼロにはならないでしょうね。車は仕方ないとしても、修学旅行だけはゼロにしたいものです。
Record chinaより 2017年2月13日
韓 国車は日本でなぜ売れない?昨年の対日輸出、わずか371台
韓国車は日本でなぜ売れない?昨年の対日輸出、わずか371台
2017年2月9日、韓国・イーデイリーによると、韓国への日本車の輸入が増加する一方、日本への韓国車輸出が伸び悩んでい る。
韓国自動車産業協会(KAMA)によると、2013年に462台だった対日本自動車輸出量は、2014年321台、2015年 273台、2016年371台(乗用車200台、バス171台)となっている。371台の輸出量は、アフリカのアンゴラ(355 台)と同水準で、パプアニューギニア(427台)よりも低い。
韓国の自動車最大手・現代(ヒュンダイ)自動車は2000年に日本に販売法人を設立し、中型セダン・ソナタを筆頭に日本市場に 進出したが、2009年に商用車販売店だけを残して撤退した。韓国の自動車最大手・ルノーサムスン自動車は釜山工場で生産したク ロスオーバーSUV・QM5(現地名コレオス)を2008年から輸出し、2009年に229台の販売を記録したが、その後販売量 が減少し、2015年からは完全にゼロになった。米GM子会社・韓国GMも、2011年からシボレーの小型車アベオ(現地名ソ ニック)と中型SUV・キャプティバを輸出しているが、2013年325台、2014年150台、2015年170台だった。一 方、日本車の輸入は増加傾向にあり、2013年3万6194、2014年4万7939台、2015年4万1518台、2016年 4万3337台を記録した。実際の販売量は、2013年2万2042台、2014年2万4093台、2015年2万9003台、 2016年は3万5429台と着実に増加している。日本での韓国車販売不振の原因として、小型車を好むことや購入後のアフター サービスが楽に受けられることなど、日本の消費者の自動車購入動機を正確に把握していなかったことが指摘されている。
日本への韓国車輸出が伸びない現状に、韓国のネットユーザーからは「技術もないのに日本に車を売ろうとしていることに無理があ る」「日本は細かなところまで精密に作るからな、それと比べられたら…」「品質の違いじゃないのか」「米国市場でも猛威を振るっ ている日本車に韓国車が対抗できるわけない」など、品質の違いを指摘する声が多く寄せられた。(翻訳・編集/三田)
品質もあるでしょうが、韓国の商品であること自体が嫌われているというのも大きいのじゃないでしょうか。
つまりは、国交断絶しても日本が困ることはないということでしょう。消滅が無理なら、やはり国交断絶です。どんなに住みやすい国になることでしょう。
北朝鮮がおかしな動きをしていますが、私は、台湾の方が気にかかります。トランプさんが一つの中国で期待させてくれたのを、 18日 (土)、第 6348回の「ト ランプ氏、『一つの中国』確認」で、取り上げましたが、安倍さんとの対談の前に習金平に電話で、尊重すると表明したとのことで、がっかりさせられました。
ところが、台湾では希望的観測か、20日 (月)、第 6350回の「ト ランプが尊重しているのはアメリカの『一つの中国』政策」で取り上げたように、アメリカと中国の解釈の違いがあるとのことで、どちらなのか分からなくなってしまいました。
ところが、ここに来て、又、嫌な記事がありました。あの電話のティラーソン国務長官の説得があったそうです。
産経ニュースより 2017.2.11
【トランプ大統領始動】トランプ政権「一つの中国」尊重…裏に国務長官の大統領説得 ロイター報道
【ワシントン=黒瀬悦成】ロイター通信は10日、トランプ大統領が9日に中国の習近平国家主席と電話会談し、中国と台湾は 不可分の領土であるとする「一つの中国」原則の尊重に同意したのは、ティラーソン国務長官が米中関係の打開に向けてトランプ 氏を説得した結果だと報じた。
複数の米政府高官が同通信に語ったところでは、習近平政権は、トランプ氏が大統領に就任前の昨年12月、台湾の蔡英文総統 との電話協議で「一つの中国」原則の見直しに言及したことに激怒。トランプ政権に対し、同原則の尊重を確認しない限り、習主 席はトランプ氏との電話会談に応じず、両国関係を前進させる意思もないと伝えた。
事態を受け、ティラーソン氏はフリン大統領補佐官(国家安全保障担当)らとともに、同原則の尊重は「米中関係や地域の安定 にとって正しい行為だ」と説得。フリン補佐官は3日に中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)国務委員と電話協議し、中国 側への根回しを行った。
報道が事実であれば、ティラーソン氏が今後、外交戦略の策定で重要な役割を果たしていく可能性がある。同氏は、実業家とし ての豊富な国際取引の実績とバランス感覚が政権内部で評価されているとされる。
やはり、中国への対応は分かりませんね。見守るしかなさそうです。
そのトランプ陣営で大変なことが起きたようです。陣営の一角が崩されたようです。
ブルームバーグより 2017年2月14日
フ リン米大統領補佐官が辞任-ロシア大使との接触疑惑めぐり
トランプ大統領就任3週間での辞任劇、政権の国際戦略チームに打撃
トランプ大統領の政権運営はさらに混迷へ
ロシア当局者との不適切な接触疑惑の渦中にいたマイケル・フリン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が13日、辞任し た。米国を外国のテロから守ると約束してホワイトハウス入りしたトランプ大統領の国際戦略チームに大きな痛手となる。
トランプ大統領の就任後3週間でのフリン補佐官辞任は、イスラム圏7カ国の市民の米国への入国を一時禁止した大統領令を めぐる抗議デモや裁判所の停止命令に見舞われているトランプ政権の政策運営をさらに混迷させそうだ。
ホワイトハウスのスパイサー報道官は同日遅くにフリン補佐官の辞任を公表した声明で、フリン氏の首席補佐官だったキー ス・ケロッグ氏が国家安全保障問題担当の大統領補佐官代行に指名されたことを明らかにした。
フリン氏は辞意を表明した書簡で、ロシアとの接触についてペンス副大統領に「不注意で」誤った情報を伝えたと述べ、「事 態の急速な進展」が理由だと説明した。
フリン氏が駐米ロシア大使と対ロ制裁について議論したかどうかについてペンス副大統領を欺いたとの疑惑が広がる中、ホワ イトハウスは13日午前、フリン氏の行動を引き続き「精査している」と説明していた。政権当局者によると、ホワイトハウスは 司法省の警告を受けて数週間にわたりフリン氏の行動を調査していた。米紙ワシントン・ポストの先の報道では、イエーツ前司法 長官代行ら同省高官がトランプ政権に対し、フリン氏がロシアとの接触に関して政権上層部を欺いており、ロシアの脅迫に対して 弱みを持っている可能性があると指摘していた。
トランプさんにとってどれ程の痛手かは分かりませんが、やはり、トランプさんに対する抵抗が大きいですね。何とかして叩き潰したい勢力が必死で動いているのじゃないでしょうか。
折角、グローバリズムを変えてくれそうで、期待していたのですが、まだまだ安心できないですね。