宮崎さんの取材旅行はパプア・ニューギニア だったようです。早速【Front Japan 桜】で、報告してくれています。
ここでも、Chinaの進出は凄まじいものがあるようです。
却って直ぐのメルマガではファーウェイの逆提訴を詳しく書いてくれています。それにしても、Chinaはしたたかで す。まだまだ、諦めていないようです。何ともしぶとい。
宮崎正弘の国際 ニュー ス・ 早読みより 平成31年(2019年)3月9日(土曜日) 通巻第6012号
ファー ウェイの米国逆提訴は、なぜテキサス州地裁なのか
気まぐれな米国司法、偽装移民の亡命を認め、裁判所が「不法を合法化」している
深センに本社を置くファーウェイは、深セン工場だけでも六万人、となりの東莞(広州市に隣接)には28・5秒に一台と いう猛スピードでスマホを製造する新鋭工場がある。
25の生産ラインはロボット稼働で、新型p20スマホの生産を続けている。
まもなく発動されると予想される、西側のファーウェイ制裁を前に、部品調達がままならぬことになると読んだファーウェ イ は日本企業の部品発注を増やしている。村田製作所、京セラなど、突然舞い込んだ異常な注文増に驚きを隠さない。
制裁発動前に在庫を大量に持とうとしているからだ。
宣伝戦、心理戦、法廷戦は「超限戦」という中国の戦略テキストに書かれた通りの原則を踏襲しており、「これは戦争観が 基底になる」とウォールストリートジャーナルが指摘した(3月7日)。
第一に宣伝戦である。
政治プロパガンダは芸術的でさえある中国の宣伝キャンペーンは、列強のメディアに広告を打ち始め「ファーウェイはスパイ 機関でもなく、情報を盗んでいません」と企業イメージ広告を連続して打ち始めた。
第二が心理戦である。
あたかもWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム。War Guilt Information Program)が、南京大虐殺とか、731部隊とか、ありもしなかった悪逆イメージを日本に植え付け、日本国民が自虐的に敗北種kぎに陥ったように、米 国世論にトランプの悪逆イメージを撒き散らす。これの中国実践編である。
ロシアゲートに便乗している側面もあり、チャイナロビー、パンアハガがーという米国の代理人も駆使して、大がかりな 心理戦争を仕掛けた。ファーウェイを不当に苛めているという印象操作である。
第三が法廷戦である。
「偽装移民を『政治亡命』として認定し、不法移民を合法化するのが、米国の気まぐれな司法制度だ」とワシントン・タイム ズが論評した。
このように、米国に限らず、欧州でも豪でも、或いは日本でもチャイナタウンへ行けば、そうした法廷戦術を専門とする弁護 士事務所の看板が林立している。華字紙の広告欄をみても「移民合法化のお手伝い。xx法律事務所」とかの広告ばかり(こ れは日本で発行されている中国語新聞に共通)
ファーウェイの言い分は「スパイ行為とか、バックドアで情報をハッキングしたと米国司法省がファーウェイを提訴してい るが、いまだに証拠がないではないか」。
対して米国は「証拠を揃えたからの提訴では遅すぎる」と拙速は認めている。
▼「CHINAI」って「CHINA」プラス「AI」の新造語だが。。。
中国のR&D(開発研究費)予算は13%増加し、528億ドル(5兆8000億円)に達した。つまり米国を抜いて世界 一の予算を中国が誇示している。
5G等の世界最新技術会議は先月スペインのバルセロナで開催されたが、或る分科会に掲げられたセミナーの名称が 「CHINAI」だった。まさには「チャイナ」と「AI」を組み合わせた新造語、
他方、劉昆・財政部長は「隠れ負債」を問題視している。
全人代の記者会見にでた劉昆は、苦悩に満ちた顔つきで深刻な財政状況を示唆するのだった。
すなわち中国の地方政府の負債は27・4兆ドル(3014兆円)、ところが2019年内に、3205億ドルの新規債権 を起債し、返済期限のくる過去の負債の償還に宛てる。要するに手形のジャンプ。借金の先延ばし。利息も併行して増えてゆ くのだから、債務は自動的に防諜していくだろう。中国の公式発表は当てにならず、「隠れた債務」は最悪で57・8兆ドル (6358兆円)となる。
平和ボケの日本ではChinaにまともに対抗出来ないでしょうね。やはり、ここは、トランプさんに縋るしかなさそう です。
ところが、日本の議員や産業界はその危機感が未だに無いようです。トランプさんが貿易問題で日本に目を向けだしただ けに、逆鱗に触れないかと心配です。
さて、宮崎さんのパプア・ニューギニア報告です。宮崎さんは後半です。
それにしても、このChinaのやりたい放題にアメリカが気がついたから良かったものの、もし、トランプさんが登場 しなかったら世界は危なかったかもしれません。とは言え、まだ叩き潰してないのですから安心はできません。
まさかとは思いますが、トランプさんのこころ変わりだって無いとは言えません。どうか、このまま、叩き潰してくれま すように。