やっと念願のChina崩壊が近いようです。と言うか、まさかこれを乗り切って延命に成功するなんてことは無いでしょうね。
宮崎さんが面白いタイトルで書いてくれています。一日一社、三日で三社の倒産だそうです。
ここまで追い詰められた習皇帝は次はどんな手を打つのでしょうか。やはり、台湾侵攻でしょうか。
これまで打った手がことごとくChinaの足を引っ張っていることを考えるとありそうに思えます。
それこそが、Chinaの幕引きとなるのかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)10月18日(月曜日) 弐 通巻第7085号
♪「一日一社」「三日で三社」。。。。気がつけば数百社が倒産
恒大集団の断末魔、中国の不動産業界を粉々にするか
当局は必死の防衛態勢を敷いている。人民銀行総裁やらエコノミストを動員し、管制メディアを遣って「危機を治める」「恒大 は金融危機をもたらさない」「恒大の負債はGDPの2%でしかない。世界的ショックとはならない」等々。
中国不動産企業の債務は590兆円。因みに日本のGDPは530兆円内外。日本のバブル崩壊は100兆円規模で起きた。あ のバブル破産の悲惨さの五倍以上の規模の負債の爆発を気にしないとは畏れ入る。
香港へ飛び火するのは時間の問題だった。
香港不動産ビジネスの大手「ヘンダーソンランド」(恒基兆業地産)と「新世界発展」は過去一ヶ月に7-8%ほど株価を下げ た。高騰が続いて香港のマンション価格も天井を打って下落気配だ。欧米のファンド筋が青い顔をしてきた。
アジアのREIT(不動産投資信託)は各国の株価インデックスの先行きを占う大事な指標だが、明確に下落傾向にある。
不況の暗雲はマカオへ津波となった。コロナで中国本土から博打打ちが激減し、ようやく再開しつつあったマカオのカジノ産業 も散々の体である。2021年はカジノ客の激減で売り上げが40%前後蒸発したが、ここに習近平の贅沢をやめようとするキャ ンペーンが重なった。マカオがその対象となった。
習政権はマカオのギャンブルが海外への不正送金とマネーロンダリングの温床と見ているからだ。
米国系大手三社のサンズ、MGM、ウィンは株価を26-34%下落、スタンレーホー系のリスボア、横浜参入を断念した銀 河、新壕國際なども、それぞれが22,16,16%と株価急落に見舞われた。日本へのIR進出プロジェクトは、当面その可能 性はなくなった。
▼すでに恒大集団のビジネスは解体、ばら売り状態
中国GDPの25%が不動産業界だが、下請け、関連産業、孫請けと城下町のホテル、飲食店、広告代理店、印刷業ほかを勘案 すれば、GDPの40%が、この不動産への投機によって支えられてきた。栄華の季節は終わり晩鐘が聞こえる。
すでに一ヶ月近く、死の淵を彷徨い続ける恒大集団だが、元金どころか、金利さえカネを調達できず、10月23日にはドル建 て債券の利払い猶予期間を迎える。
関連で不動産企業のデフォルトが続いており、10月4日に花様年控股集団(ファンタジア・ホールディングス)がドル建て社 債の償還が出来なかった。10月15日には中国地産集団(チャイナ・プロパティーズ・グループ)がドル債の元利を支払えな かった。つづいて10月18日期限を迎えるのが新力控股。2億五千万ドルの社債はデフォルトになるだろう。
2022年1月に償還を迎える中国不動産企業のドル建て社債はおよそ62億ドル。たぶん、40社が債務不履行に陥るだろう と囁かれている。
恒大危機以後、社債市場で警戒感が拡がり、マンション開発のキンエン・リアルエステートは償還期限の社債を二年後の社債と スワップしたいとの提案を行った。
銀行団は新しい貸し付けに慎重であるばかりか、担保権行使、貸しはがしに転じており、各地でマンションの叩き売り、価格暴 落、同時に新しい土地の公開入札に民間企業の応札はゼロという状態が続いている。
当局は地方政府の土地入札に関連して、地方政府の財源確保という宿命もあって、国有企業に買えと命じている。
またマンション価格の暴落を防ぐために15%の値下げが下限だと通達した。「上に政策あれば、下に対策あり」の国だから、 巧妙な値下げ、ダンピングが行われる。
表向きの値下げは15%だが、裏で他の特典をつけたり、闇銀行からの手当も行われるだろう。
2015年の上海株暴落のことを思い出してみよう。
当局は投資家に「株を売るな」と厳命し、また「悪質な空売りを取り締まる」とした。そのうえで株買い支えを証券会社に命じ て、資金を裏口から供給するという禁じ手を用いた。資本主義社会から言えば異常なトリックで急場を乗り切った。
▼やっぱり庶民の「不動産暴動」をもっとも警戒しているのだ
なぜそうした裏技を行使してまで風船のように膨らんだマンション価格を維持したいかと言えば、高嶺で購入した人々の不信と 不満が暴動に発展しかねないからである。
また頭金を支払ったが、入居が出来ないという不満の高まりも抑えなければいけない。
中国の住宅ローンの仕組みは日本と同様で、頭金は手付け金である。それから正式な売買契約となり、銀行でローンを組んで残 額を支払い、購入者の借金は購入者vs銀行の図式になる。
昨年から政府が、このローン審査に強い規制をかけて対応し始めたために、頭金を支払ってもローンが組めない。だから入居でき ないことになる。
あまつさえデベロッパーの工事中断。したがって入居不能。購入者は頭金を盗まれたという認識になる。
恒大集団ばかりか、多くはなんとか生きのびようともがき、習近平は潰したい。しかし国際的に信用失墜となるという板挟みで、 有効な手を打てないうちに時間切れとなる危険性が日々高まっている。
これで生きのびるなんてことがあるようではもう世界の終わりも近いのかも。とは言え、まだまだ世界の金の亡者共が延命させようと金を注ぎ込むのかもしれません。何とも恐ろしい。