このパキスタン情報も宮崎さんだけが教えてくれます。アフガンと同じように世界を混乱に巻き込むChinaの活動を取り上げない日本のマスメディアは本当に狂っている。
そのパキスタンのグアダール開発をChinaが事実上放棄したようだと宮崎さんが報告してくれています。
これは、朗報ですね。Chinaもいよいよ余裕が無くなったのでしょうか。と思ったら、何とカラチに方向転換だそうです。まだまだ油断は出来ないようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)10月14日(木曜日) 通巻第7082号
パキスタンのメディアも中国も報道しない「不都合な真実」
グアダール開発プロジェクトを中国は事実上放棄したようだ
CPEC(中国パキスタン経済回廊)は、BRI(一帯一路)の目玉のプロジェクトだ。総額620億ドルもの大金を中国は投 下した。鉄道、高速道路、光ファイバー網、これと併行する原油とガスのパイプライン。
第一はパキスタンが借りた金を返せないこと。
戦後だけでも13回、パキスタンはデフォルトをやらかしてIMF救済も、砂漠にバケツで水を撒くようなもの。
そのうえ、中国輸出入銀行がパキスタンへの融資を渋りだした。
第二に当該グアダールの港湾近代化工事は、大幅に遅れている。というより進んでいない。
西部のバロチスタン州独立を叫ぶ過激派が中国人へのテロを繰り返し、治安の悪さは一向に改善されず、またパキスタン政府も、 治安維持に熱意がない。現場ではたらく中国人労働者はテロに怯え、モラルが低下している。
第三に、中国の海軍戦略でスリランカのハンバントタ港をまんまと中国の軍港と化した(99年の租借)ように、イランに隣接 する最西端のグアダールを中国の租借地として軍硬化する筈だった。周辺に工業団地、大学、ハイテクパークも造成中で、豪華ホ テルも営業を始めていた。
中国はバロチスタン州開発を二年ほど前から諦めかけていたが、とうとう重点をカラチへ移行する。これは「ゲームチェンジ だ」とイムラン・カーン首相は発言している。パロチスタン地方における中国のBRI建設現場へのテロ頻発に中国はネをあげた 格好である。
カラチはパキスタンの商都、人口もイスラマバードより遙かに多く、カラチ港はアラビア半島からアフリカ諸国への貿易港として 栄えていた。
もとよりカラチ財界はバロチスタン開発に政府が熱中するのを苦々しく思っていたのである。きっかけはサウジアラビアが、バロ チスタン投資を諦め、石油コンビナート計画をカラチへ変更したことによる。
何故最初からカラチじゃなかったのでしょうか。インドに近すぎるので警戒したのでしょうか。
いずれにしても、Chinaにはもう開発資金も底を着いたのじゃないでしょうか。と言うかそうであって欲しいものです。
それにしても、折角のグアダール放置も新たな問題になりそうなのが嫌ですね。
やはり、それまでにChinaを叩き潰すべきです。