Chinaの凋落は既成の事実のようです。何と、広東交易会なるものに外国人バイヤーの影もないそうです。日本のバイヤーは最初から見向きもしていないそうです。
日本がそんな態度とは知りませんでした。つまりは、日本人は目覚めたということでしょうか。
それでも、撤退しない企業が殆どなのは何故なんでしょう。結局は、損切りの覚悟が無いのでしょう。
宮崎さんが報告してくれています。いよいよChinaの終わりが見えてきたようです。何とか今年中に崩壊を見たいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)10月21日(木曜日) 通巻第7088号
あの広東交易会に外国人バイヤーの陰もなく
注文の劇的な後退、商談が蒸発していた
第130回「広東交易会」は2021年10月15日から19日まで広州市で開催され、淋しく終了した。
宏大な会場に7500社が出店し、見学に来るのは中国人ビジネスマン。一般も有料で入場できる。
「広交世界、互利天下」と銘打たれ、主力商品はグリーン、つまりエコ関連が多かった。ところが会場には展示する中国企業のス タッフがめだっただけで、外国人バイヤーの陰はほとんどなく、コロナ災禍が原因と対外的な要因としているが、オンライン商談 会でも注文が殆どないことが判明した。
用意された広東交易会のヴィデオは英語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、アラビア語などが用意されたが、日本語はな かった。つまり日本人バイヤーはもはや見向きもしていないからだろう。
かつて広東交易会といえば、鎖国時代の中国が唯一外国に開放したトレードフェアである。日本の鎖国時代のおける出島のよう な雰囲気があった。
広東交易会は1952年から毎年、春と秋に開催されてきたが、過去二年間はコロナ蔓延のため、開催されず、今回が130回 目。
日本の商社、とりわけ日中友好商社など、嘗てはこの交易会だけが目的で広東省広州に連絡事務所を置いた。大学の後輩で大倉商 事に入社したM君は一年間滞在し「何もなかった。呑むところも遊びに行くところもなかった」と不満をぶちまけたことがある。
こういう様子を知ると、日本企業がChinaを見捨てたことが分かりますが、やはり撤退しないのは金と女で取り込まれているのでしょうか。それとも、やはり損切りの度胸がないのか。