第2458回でパワーコンディショナーを取り上げた三菱電機、第2660回で諫早工場での増産を取り上げた三菱重工の三菱グループも太陽光発電に力が入って来たようです。
2007年2月15日 開発No.0704
世界で初めてワイヤ放電加工で太陽電池用ウエハーをスライス 「太陽電池用シリコンの放電スライシング技術」を開発
・・・略
標準的な150mm角サイズの太陽電池用シリコンウエハーをワイヤ放電加工でスライスすることに世界で初めて成功しました。
現在主流のマルチワイヤソー加工に比べ、シリコンブロックから薄いウエハーを狭い切り代でスライス加工してシリコンを有効利用し、シリコン素材を有効に活用できる可能性が期待されます。・・・以下略
これでコストダウンが進めば良いのですが。
三菱重工、欧州で太陽電池 150億円投じ来年にも工場着工 2007/2/22
三菱重工業は21日、2008年にも太陽電池の生産工場を欧州に建設する方針を明らかにした。需要が拡大しているドイツ、スペインを軸に立地の選定作業を進めている。建設費は約150億円の見通し。同社が海外で太陽電池を生産するのは初めて。将来的には欧州で数カ所の生産拠点を建設したい考えだ。
国内でも第1工場のある長崎造船所諫早工場(長崎県諫早市)内に第2、第3工場を建設する予定で、欧州工場は4番目の工場となる。・・・以下略
重工が急激に増産に乗り出しましたね。しかしながらこれもどうやらヨーロッパへの対応のようですね。三菱グループが力を入れるのは大歓迎ですが、日本向けでないのがなんとも複雑です。
このままでは本当に日本は取り残されそうです。
もう望みが無いのか!