2050年に向かって遅々として進まない日本政府の対応にはがっかりさせられますが、東京都が動き出しそうです。
電気新聞より 2月19日付
東京都の「省CO2プロジェクト」が本格始動-温室効果ガス排出量、2020年までに25%削減へ
東京都の「カーボンマイナス東京10年プロジェクト」が本格的に動き出した。温室効果ガス排出量を2020年までに00年比25%削減することを目指し、副知事を本部長とする全庁的な組織「カーボンマイナス都市づくり推進本部」を設置した。このほど第二世代バイオディーゼル燃料の実用化に向けた企業との共同プロジェクトの実施や、100万キロワット相当の太陽光・熱の利用方法を検討する有識者会議の発足を決めるなど、具体策を打ち出し始めた。・・・中略
また、太陽光発電・熱利用を推進するため、学識経験者や電力・ガス会社などで構成する「太陽エネルギー利用拡大会議」の発足を決めた。3月に第1回会議を開く。・・・以下略
東京都、2016年までに太陽光100万kW分導入へ-利用拡大会議、来月初会合(2面)
東京都は2016年までに、100万キロワット相当の太陽光エネルギー導入を目指す。一般の戸建て住宅やマンションなどを主な対象に、太陽光発電設備と太陽熱利用設備の設置を促す。導入方法を議論する「太陽エネルギー利用拡大会議」を設置し、来月に初会合を開催。議長には環境局長が就き、メンバーは東京電力や東京ガスのほか、学識経験者や住宅メーカー、発電設備業者らが務める。
100万キロワットですか、ちょっとピンときませんが現在の東京都の数字がありました。
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05年の都内の太陽光発電出力は、2万6878キロワット。都が示した100万キロワットのすべてを太陽光発電だけで達成するのではなく、太陽光発電に比べてエネルギー効率が約5倍といわれている太陽熱を積極的に活用することで多くをまなかう方針だ。太陽熱利用については中国とドイツが先行しており、両国の現状に詳しい学識経験者も同会議に参加する。・・・以下略
太陽熱を含めてと言うことですが、どちらにしろ太陽のエネルギーを利用することには大賛成です。
どうやら16年の東京オリンピック招致をにらんだ政策のようです。オリンピックなど馬鹿げていますが、魂胆はどうであれ太陽光発電の促進が図られることは大歓迎です。東京が動き出せば政府も黙ってはいられないのじゃないでしょうか。
地方も東京都に負けるかの意気でどんどん独自に太陽光発電の促進を図ってもらいたいものです。
石原知事も東京マラソンを開催するなど選挙とオリンピックを睨んでの魂胆といえどもその実行力で太陽光発電を一気に増やしてもらいたいものです。
もしかしたら動き出すかも!