団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

超軽量太陽電池モジュール

2011年12月15日 | 太陽光発電

  太陽電池は 同じ屋根に設置する太陽風呂と同じ位の重さを屋根全体に取り付けるということで屋根に対する負担は太陽風呂に比べる とかなり小さくなります。とは言うものの全体で300キログラム前後にはなるので負担が無いとは言えません。
  薄いシリコンなのになんでそんなに重いのかと言うと、シリコンを覆っている強化ガラスと枠のアルミの重さの ためなのです。それで強度を保っているのです。
  もうこれが限界なのかとあきらめていましたがそうでもないようです。そこに目をつけた商品が開発されたそう です。

   フジプレアム株式会社ニュー スリリースより

   極 薄ガラスを超精密貼合 2011 年12 月2日

  極薄ガラスを超精密貼合(てんごう)技術によりモジュール化。

従 来モジュール(当社製品FC-215 比 較)の2 分の1 以下へ軽量化実現。

   フジプレアム株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:松本倫長)は、当社従来型の結晶系シリコン太陽電池 モジュールと比較し、同じ標準サイズでも重量が約2 分の1 以下に(フレーム付)軽量化した超軽量太陽電池モジュールを2012 年2 月末より発売いたします。

※ 超軽量太陽電池モジュール

品 番         FCT-215             FC-215

           超軽量太陽電池モジュール   単結晶太陽電池モジュール

公 称最大出力      215W                 215W

サ イズ       1482×985×35 ㎜          1482×985×35 ㎜

重 量            8.2kg                 17.0kg

ガ ラス厚          0.8 ㎜                 3.2 ㎜

   販 売時期 2012 年2 月末予定 販売中

  こ のモジュールは、従来のガラス(厚み3.2mm)とバックシート構造のPV モジュールに対し、モジュール重量の大半を占めているガラスの重量を半減以上とするため、厚みが0.8 ㎜の強化ガラスを採用することで軽量化を確保しております。フジプレアムのコア技術である精密貼合技術により、強度と薄さを兼ね備えることに成功し、荷重 試験及び衝撃試験をクリアする太陽電池モジュールの実用化に成功しました。これまでにも、薄膜系で同程度の重量 のモジュールは発売されておりますが、発電効率は低いという課題がありました。結晶系でここまで軽量なモジュー ルの開発、商品化は世界でも初めてのこととなります。また、フジプレアムでは従来より販売中のスーパーストレー トタイプの太陽電池モジュールと同等価格にて販売していく予定です。

   強度が問題ないのであれば面白そうです。今まで重さに耐えられないので取り付けが出来なかった場所なども可能にな るかもしれません。この設置場所が結構制約があってシャープの10年保証が取れないので諦めたことが何度かありま す。そうしたところもこれなら設置できるかもしれませんね。シャープにもこんな軽量タイプを開発してもらいたいもの です。

   このフジプレアムはこの部屋でも第2680回第2697回第2920回などで球状シリコンで何度 か取り上げています。その後どうなったんでしょうか。

技術の進歩はゆっくりか!


ウォーレン・バフェット氏

2011年12月14日 | マネーゲーム

  第4366回な どで取り上げたウォーレン・バフェット氏が今度は太陽光発電に目を向けたようです。

   ロ イター.co.jpより  2011年 12月 8日

   バ フェット氏のミッドアメリカン、ファーストSの太陽光発電施設を取得

  [7日 ロイター] 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザ ウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート)(BRKb.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のミッ ドアメリカン・エナジーは、米太陽光発電大手ファースト・ソーラー(ファーストS) (FSLR.O: 株価, 企業情報, レポート)からカリフォルニア州に建設中の発電施設を取得すると発表した。

す でに風力発電は手掛けているミッドアメリカンだが、今回の買収により太陽光発電分野にも進出する。

買 収額は明らかにされていないが、16億5000万─19億5000万ドルと推定されている。

ミッ ドアメリカンは声明で、取得する発電施設はカリフォルニア州の平均的な家庭およそ16万世帯に電力供給が可能と説明 している。

ファー スト・ソーラーは当初、建設費用の調達に関し、政府の融資保証を得たい考えだったが、期限までに申請することができ なかった。米太陽光パネルメーカー、ソリンドラの経営が破綻したことで、政治的圧力からエネルギー省が融資保証の申 請審査を厳格化したことが背景にある。

ファー スト・ソーラーが資金調達に苦戦していたことから、ミッドアメリカンは有利な条件で発電施設を取得したとアナリスト はみている。

バー クシャーは最近、中国の電気自動車・電池メーカー、比亜迪(BYD)(1211.HK: 株価, 企業情報, レポート)(002594.SZ: 株価, 企業情報, レポート)への出資など、太陽光技術への関心を高めている。

バ フェット・ウォッチャーの間では、BYDへの出資以降、BYDの電池技術を再生可能エネルギー施設で利用することを バークシャーが模索しているのではとの見方が出ていた。

   マネーゲーム大嫌いの私ですが、バフェット氏の投資はそうした金儲けのためには何をやっても良いという考え方の投 資家とは少し違っているような気がしています。今回も、私の大好きな太陽光発電の世界を認めてくれたようでチョッと 嬉しい。
  太陽光発電は世界のエネルギー問題を解決する素晴らしい技術だと革新していますが、実際にはまだまだ高価な 所為もあってかなかなか動きの鈍いものがあります。
  こうしたバフェット氏のような人が目を向けることで新たな進展に期待したいものです。とは言いながら、孫さ んの投資には何となく信用できないものを感じるのは私の単なる好き嫌いでしょうか。

意外と当たる好き嫌い!


防草発電シート

2011年12月13日 | 太陽光発電

  第4464回で 取り上げた「防草発電シート」の価格が分からないと書きましたが、それらしいものを見付けました。

   日本農業新聞 e農ネットよ り

    太 陽光発電する防草シート 岡山・総社市 (09月05日)

   岡山県総社市の産業機械メーカー「コアテック」は、フィルム型 太陽電池を取り付けた防草シートを開発した。水田のあぜ道や畑ののり面、遊休農地に活用すれば、雑草を防ぎなが ら手軽に発電できる。

  太陽電池は、大手電気メーカー製を使う。シートは1セットで面積300平方メートル分。1時間当たり最大で一般家庭 3軒分の約10キロワットを発電することができる。

  電気は家庭や農業用施設で使える。従来の防草シートと同じように扱うことができ、運搬や取り外しも簡単だ。

  現在は、発電効率などの実証実験を行い、今秋の製品化を目指す。価格は1セット分で500万円前後(施工費込み)を 予定する。

  同社の田中秀和さん(32)は「草刈りの労力を軽減しながら、発電するので一石二鳥です」とPRする

   1時間当たり約10キロワットを発電すると訳のわからないことを書いていますが、これはきっとワットとワットア ワーの区別が付かない記者が書いたのでしょう。ということで、第4464回のものと同じ発電能力 10kWのものだと思えます。これで500万円前後とすると今の結晶系の太陽電池と殆ど同じくらいの価格だと思 えます。これではそれ程のメリットは考えられないのでそれ程人気が出ないかもしれません。せめて半額くらいにな れば面白いのですが、ちょっと期待はずれです。

どうなるでしょう!


瓦屋根への設置

2011年12月12日 | 太陽光発電

  このところ 新しい仕事のため、時間の余裕が無くなったのか自分で動画を撮るのを暫く忘れていました。折角覚えた動画の撮り方を 忘れそうなので思いついて撮ってみました。
  仕事に関連することなら思いつき易いかもしれないので挑戦して見ましたが、やはり細かな手順も忘れてしまっ ています。

   太陽電池を瓦屋根に設置するところを撮って見ましたがうまくまとめることができませんでしたので分かりにくいかも しれません。

太陽光パネルを瓦屋根に設置

 

 又、思いつい たら少しずつ挑戦して見たいと思っています。それにしても、このまとまりの無さは忘れたと言うより歳の所為によると ころが大きいかも。

もっと頑張らないと!


正鵠を射る

2011年12月10日 | 無知

  何となく好 きな漢字に「鵠」があります。よく考えると意味も知らないのですが、その形が気に入っているのかもしれません。とい うか、「三国志」や「水滸伝」などに出てきた「燕雀 ( えんじゃく ) いずくんぞ 鴻鵠 ( こうこく ) の志を知らんや」の言葉が気に入っていたからかもしれません。とは言いながらこれもはっきりと意味が分かっているわけではなかったようです。

   2日読売新聞コラム 「わかる故事成語」を読んで分かっていなかった事が分かりました。

   正鵠を射る 

   物事の要点や急所をきちんとおさえること。核心をつくこと。「正鵠」は弓の的の中央にある黒い点で、元は、矢を 放って的の中心に当てるという意味。「正鵠を得る」ともいう。…以下略

   正鵠が弓の的の真ん中の黒点だとは全く知りませんでした。つまりは「的を射る」と同じですね。「正鵠を得る」も通 用するそうですから「的を得る」もいずれは受け入れられるのかもしれませんね。

   参照: Yahoo!知恵袋  → 「正 鵠を得る」と「正鵠を射る」 どちらが正解か教えてください。 それとも両方と...

    それでは「鵠」とはなんでしょうか。

   コトバン クより

   鵠とは

   デジタル大辞泉の解説

   こく 【鵠】

[音] コク(漢) [訓]くぐい まと

1 鳥の名。ハクチョウ。「鴻鵠(こうこく)」

2 弓の的。的の中心。「正鵠」

こ う‐こく 【鴻鵠】

《「鴻」 はおおとり、「鵠」はくぐいで、ともに大きな鳥》大人物のたとえ。

せ い‐こく 【正鵠】

《慣 用読みで「せいこう」とも》

1 弓の的の中心にある黒点。

2 物事の急所・要点。

み らいぽーとより

燕 雀 ( えんじゃく ) いずくんぞ 鴻鵠 ( こうこく ) の志を知らんや

(意 味) 小さな人間には、大きな人間の志がわかるはずがない。

   相変わらず自分だけの思い込みで適当に解釈したままにしていました。もっときちんと覚えておくべきですね。結局は 楽をして最後には恥をかくことになるようです。

又しても反省!


防草発電シート

2011年12月09日 | 太陽光発電

  第4330回で 取り上げた防草シート型の太陽電池がいよいよ発売になるそうです。

   EDR,LLCよ り

   2011年12月2日

   富士電機、防草 シート一体型太陽電池を発売

  富士 電機は2011年12月1日、防草シート一体型太陽電池「防草発電シート」を発売すると発表した。

  製品の特長は、(1)薄い・軽い・曲がる太陽電池を使用しているため、傾斜 地や盛土・畦畔など従来の太陽光パネルでは対応できなかった場所への設置が簡単にできる。(2)架台設置など大 規模工事は不要で、簡単に低コストで施工・撤去できる。出力容量は約10kW(90Wモジュール×;108 枚=9720W)、製品寸法・重さは2m×25m、約42kg。

   防 草シート一体型太陽電池の発売について - 富士電機

   価格がオープン価格となっていますがどのくらいになるのでしょうか。この価格次第では面白い存在になりそうです。
  設置も付属品が固定用杭一式、分岐配線・延長配線20m、防草シート補修用テープ×1巻ということですから 簡単そうです。重さも10kWで約42kgとなると普通のパネルの3枚程度の重さですからどこにでも取り付けら れそうです。うまくやれば今まで強度的に無理があった屋根にも簡単に設置できるのじゃないでしょうか。

ますます面白くなりそう!


パンクしないタイヤ

2011年12月08日 | 自転車・公共交通

  第4216回な どでパンクしない自転車を取り上げましたが、ブリヂストンが車用の面白いタイヤを開発したそうです。

 ニュー スリリース | 会社情報 | 株式会社ブリヂストン

   非 空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)を開発

~ 未来に向けた新たなタイヤ環境技術を開発~ 2011年11月29日  No.182

  株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、新たなタイヤ環境技術として、これまでのタイヤとは全く異なるコンセプ トの非空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)技術の開発に成功しました。

  当社は、持続可能な社会の実現に向けて主体的に取り組んでいくために、「環境宣言」の中で、特に重要と考える 「3つの社会の実現(自然共生社会、循環型社会及び低炭素社会)」に向けた、長期的な 環境活動の方向性を明確に示し、環境に貢献する様々な事業を推進しています。

  非空気入りタイヤの技術は、タイヤの観点から、より環境に貢献する技術として、当社が開発を進めているもので、早期 実用化を目指しております。

非 空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)技術の特徴

タ イヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークにより荷重支持することで、空気を充填する必要が無い為、省メンテナンス性 に優れるとともに、パンクの心配も無くなります。また、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポーク部の材質に再生利 用(マテリアルリサイクル)可能な熱可塑性樹脂を使用することで、タイヤトレッド部のゴムを含め、100%再生利用可能な材料を採用しており、環境、安全、快適性を高次元で達成する ことが可能と考えております。

    面白いですね。これで是非自転車用も作って欲しいものです。と思っていたら、もっと面白そうな自転車用のタイヤ がありました。

Two Nuns Bicycle  

  これは驚き です。よくこんなものを思いつくものです。乗り心地はどうなんでしょうか。コストも気になります。こんなのが発売さ れたら欲しいけど乗るのはチョッと勇気が要りそうです。
  パンクは心配ないとしても壊れる心配はありそうです。

   それにしても人間の考えることは限りがないですね。

恐れ入りました!


補正予算

2011年12月07日 | 日本再生

  第4425回で書いた太陽光発電の国 の補助金はやはり10月末で終わっていました。その後、補正予算待ちで手続きは続いていましたがどうやら決まっ たようです。

   Response.jpよ り  2011年11月28日(月)

   住 宅太陽発電に補助、1kWあたり4万8000円

   2011年度補正予算分による住宅用太陽光発電システムの補助金の受付が 開始

  太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)は、2011年度(平成23年 度)の第3次補正予算による住宅用太陽光発電システムに対する補助金の受付を開始したことを明らかにした。 2011年度本予算による補助金は、予算超過により2011年10月31日受付分で受付を終了していた。

  補助金額は、1キロワットあたり4万8000円。太陽電池の公称最大出力が 10kW未満で、システム価格が1キロワットあたり60万円(税抜)以下であること、国内クレジット制度に基づ く排出削減事業等について実施に関する意思を表明することなど、条件は2011年度本予算分と同じ。ただし、余 剰電力販売用電力量計(売電メーター)が補助対象外経費となり、対象条件の「システム価格が1キロワットあたり 60万円以下」の60万円内に含まれなくなった。また、今後については補正予算分用の新しい書類(H23N)で 申請が必要なる。

  補正予算分による受付は11月25日から2012年3月30日までだが、途 中で予算を超過した場合は、その時点で締め切ることになるという。J-PECでは、期間内の申込件数を16万件 程度と推定している。本予算分の補助金が受付締切日の2カ月近く前に予算を超過していることから、補正予算分に ついても3月30日を待たずに受付終了となる可能性が考えられる。

 2012年度においても、住宅用太陽光発電システムに対する補助金は継続して支給さ れる見込みである。ただし、補助金額は見直されて、引き下げられる可能性が高い。また売電価格についても、 2012年度は現行(42円/kWh)からさらに引き下げられると見られている。

  参考: 平 成23年度補正予算分補助金の受付を11月25日から開始

   香川県の補助も継続になるそうです。

    香 川ニュース | 四国新聞社より  2011/12/02

   太 陽光発電補助/県、来年度の継続検討

  民間住宅の太陽光発電システム設置補助について、井上貴義香川県環境森林部長は1日の11月定例香川県議会環境建設 委員会(山田正芳委員長)で、来年度も補助制度を継続するよう検討する考えを示した。

  本年度から再開した香川県の同システム設置への補助は1キロワットあたり2万円(上限8万円)。エコキュートなど高 効率給湯器を併せて設置した場合は、国の基金を活用して最大4万円が上乗せされる。

  香川県は太陽光発電単独設置の申請を約1150件と想定していたが、11月中旬に補助金予算枠(9200万円)を超 えるなど好調に推移。予算の不足分については、受け付けが終了する1月末までの申請件数の見込みを精査し、本年度中 に積み増す方針。

  井上部長は再生可能エネルギーの導入促進につながるとした上で、「来年度も予算の承認をいただき、補助を継続した い」と述べた。

  香川県環境政策課によると、11月30日現在の申請件数は太陽光発電単独設置が1270件(補助金9576万円)、 給湯器併設が488件(同5461万円)。

   これで一安心です。それにしても、これも3月30日までは持たないだろうということなので、来年度の予算が決まる まで又暫く期間が開くことになりそうです。その間、設置業者は攻め手を欠くことになり決定までの間暇を持て余す事に なり折角の市場の熱気をさますことになります。
  何度も書きますが、こうした補助金より定額買取一本に統一できないものでしょうか。そうすれば、無駄な費用 をかけての手続きがなくなりお客様も補助金決定を待つこともなくなり設置を決意してから実際の稼動までの長い待 ち時間もなくなります。なんといっても、一月以上もかかることもあるあの長い待ち時間はだれだって嫌なはずで す。
  時間と費用の無駄をなくすためにも是非定額買取一本にして欲しいものです。

なんでできないのだろう!


80歳まで働く

2011年12月06日 | マネーゲーム

  60歳で定 年退職して貯金と年金で悠々自適の生活を送る予定が何時の間にか狂ってしまい、預金は殆どなし、年金ではとても食べ て行けない。仕方なく老骨に鞭打って働かざるを得ません。私の場合は自業自得とも言えそうですが、それでもどこか納 得が行かないところもあります。つまりは、想像もしていなかった低成長の時代の波に飲み込まれてしまったようです。
  これは、アメリカの方が一足先に洗礼されているようです。身につまされる記事がありました。

   U.S. FrontLineより  2011年12月01日

   80 歳までは働かないと~中産階級の4人に1人が覚悟

  ミドルクラスの25%が「心置きなく引退生活を送るには少なくとも80歳 まで働き続けなければならない」と考えていることが、銀行大手ウェルズ・ファーゴの最新調査で分かった。

  ロサンゼルス・タイムズによると、調査は米国人1500人 を対象に8月初頭~9月末に行われ、75%近くが「常識的な引退年齢を過ぎても働い ているだろう」と答えた。このうち半分強がその理由を「生活のために必要」と答え、残りは「働き続けたいから」と答 えた。

  調査からは、現代の米国人は多くが引退の準備ができておらず「働き続けるか生活を極端に切り詰めるか、もしくはその 両方を強いられる」と考えている様子がうかがえる。回答者のうち、中産階級に分類される人の半数以上は「今の支出を 大幅に減らさなければならない」と答え、平均的な人で老後の蓄えは希望額のわずか7%しかなく、中間値では35万 ドルの目標に対して2万5000ドルしか貯まっていない。60代 の30%は貯蓄が2万5000ド ル未満で、社会保障に頼らざるを得ないと考えられる。

  過去のさまざまな調査では、引退は最悪でも60歳代半ばから後期と考える人が多かったが、 最近は同行調査のように見方が悲観的になっている。ヤフー・ファイナンスの最新調査でも、1864歳 の41%が「アメリカン・ドリームには手が届かない」と感じており、37% は老後の蓄えをまったく持たず、半数以上は子供の大学進学のための費用すら取り分けていない状況が示されている。

   アメリカの後を追ってきた日本もこれと同じ状態でしょう。一億総中流と浮かれていたのに気が付いたら下流に落ちて しまっていたという泣くに泣けない現実が待っていた。アメリカもそれを追う日本もマネーゲームという罠に陥いってし まったのが躓きのもとじゃないでしょうか。
  金が金を産むマネーゲームを止めさせて地道な物作りの世界の戻ることしか皆が中流の世界に戻る道はないの じゃないでしょうか。

もう戻れないのでしょうか!


税金

2011年12月05日 | マネーゲーム

  日 本の税金は本当に安いのだろうか。サイト巡回の中で面白い説を投稿していた人が居た。
  それによると、確かに日本は消費税が少ない。しかし、健康保険料や年金など他国には無いお金を徴収されてい る。つまりは合わせれば国に徴収される金額は少なくないはずであると言うことでした。

   これは今まで考えもしませんでした。この辺りも含め、日本人がお国に徴収されている金額を世界と比べて見るべきで す。きっと政治家や官僚あたりはこの辺を知っていて隠しているのでしょう。尤も、そんなことに気が付かなかった私が 間抜けだったと言われれば恥じるしかありません。

   さて、その税金の取りどころとしてトッテンさんが持論を書いています。

   ビ ル・トッテン関連情報            コラム(Our World)より

   題名:No.978 すべては輸出企業のため  From : ビル・トッテン

Date : 2011年11月25日

今 年8月、政府は円高を阻止するために4.5兆円の為替介入を行った。そして 10月31日、政府は再び約8兆円の介入を行ったという。 (ビル・トッテン)

す べては輸出企業のため

日 本の純輸出(輸出から輸入を引いた額)は、日本のGDPの1%にすぎない。 それは過去10年間もそうだったし、実際政府がその統計を発表するようになった1955年からずっと1%程度で ある。言い換えると、日本は輸出主導型経済ではない。日本経済の約57%は民間消費、16%は公共消費、26% は資本投資、そして1%が純輸出という、国内経済から成り立っている国なのだ。

円 高は円の価値が高くなることで、日本人や日本企業の所得や預金、その他資産価値が海外からみて高くなることである。 カロリーで6割を輸入食料に頼っている食料の価格も下がり、ほとんどが輸入 である石油などのエネルギー資源も安くなる。例外は輸出企業だ。つまり日本政府が介入をして円の価値を下げると いうことは、日本の99%の経済を犠牲にして1%の輸出企業を助けるということなのである。

日 本政府が対抗しようとしている投機筋は、外国為替市場で1日に約90兆円の 円を売買している。単純計算すると1ヶ月で2700兆円が動いており、それに対して4.5兆円や8兆円を投入し たところでどれだけの影響を与えられるというのか。政府の介入は愚かな行為としか私には思えない。

投 機を止めさせる方法はもちろんある。円の売買に1%課税すればよい。円の買 い手に0.5%、売り手に0.5%の税金を課す。日本政府は私たちが食べ物や着るもの、その他生活必需品のすべ てに5%の税金(消費税)を課しているのだから通貨売買に1%がかけられないはずはない。投機目的に行われる国 際通貨取引への課税はトービン税と呼ばれ、これによって投機はなくせる。なぜなら投機家は1%に満たない利益を 求めて売買しているからだ。もし円への投機が止まらなくても、これで政府の今の税収をはるかに上回る税金が徴収 できる。90兆円の1%を30日で掛けて、その12ヶ月分は324兆円、日本の昨年の国税、地方税の合計76兆 円を大きく上回る。 …中略

円 高について、安住財務相は、納得するまで介入をすると言い、メディアは日本経済を立て直すために円高に歯止めをかけ ておかないと、自動車や電機など輸出産業の業績悪化を招き、景気も腰折れする懸念が強まると煽る。しかしそれは真実 ではない。すべては1%の輸出企業のためであり、そして99%の国民が犠牲 となるのである。

   円の売買に1%課税は面白いですね。それだけじゃなくマネーゲーム全てに課税すれば禁止するより良いかも知れませ んね。
  兎に角、何の生産性もないばかりか足を引っ張るマネーゲームをこのまま放置している限りは世界は良くならな いはずです。この辺りで抜本的な手を打って欲しいものです。これには強烈な個性のリーダーが必要でしょう。
  今回の橋下さんが大阪市を建て直し大きく成長してくれれば期待できるかもしれません。兎に角、今の政・官・ 財の中には期待できそうな人は居ないでしょう。橋下さんが育つまで待つ余裕はもう日本の国には無いのかもしれま せんが、何の希望も無いよりはましでしょう。

それとも意外なところからリーダーが出るか!


白菜

2011年12月04日 | 日記・その他

  最近は殆ど 見なくなったテレビ番組のうち数少ない番組の「開運!なんでも鑑定団」で何度か紹介された中国の「翡翠の白菜」を見 て、なんでありふれた白菜を貴重な翡翠で彫ったりするんだろうと不思議でした。

  國 立故宮博物院 National Palace Museum

    清 翠玉白菜  長18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cm

   本物の白菜そっくりそのままともいえるこの作品は、翠玉(翡翠)を彫刻して作られたものである。わかりやすい題 材、清く真っ白な部分と緑の葉、いずれも身近で親しみやすさを感じさせる。葉の上に留まっている二匹の昆虫を見るの も忘れないでほしい。この昆虫は多産を象徴するキリギリスとイナゴである。この作品はもともと紫禁城内の永和宮に安 置されていた。永和殿は、光緒帝の妃であった瑾妃の寝宮であったことから、清らかさを象徴し、多産を願う瑾妃の嫁入 り道具だったのではないかと推測する者もいる。翠玉という素材と白菜の造型は清代中晩期の流行であるが、白菜と昆虫 という題材は、元代から明代初期の職業画家による草虫画の中によく見られ、民間で長きに渡って喜ばれた吉祥を象徴す る題材であった。…以下略

   ところが、何時ものサイト巡回でもしかしたらと思える記事がありました。

     「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」   平 成23(2011)年11月24日(木曜日) 通巻第3496号  より
  …略 

   (読者の声3)貴誌通巻第3493号(読者の声2)で「PB生、千葉」氏が第二次大戦中の1943年、インドのベンガル地方で大飢饉が発生していますが」

と 書かれましたが、重要な点が見のがされています。当時のイギリス政府はベンガルでの飢饉ではなんの救済策をもとら ず、英軍のための食料挑発を強行したということです。

そ して、ベンガルでの飢饉の報告を聞いたときのチャーチルの反応は、「飢饉でガンディーは死んだか」だったそうです。

こ れが英国の国民性です。

名 前は失念しましたが、中国のあるベストセラー作家が、1940年に日本軍に追われた国民党軍が、通過したある村から 徹底的に食料を挑発した後、国民党軍を追ってその村に到達した日本軍が軍糧から村民に食物を分け与えたという噂を聞 き、現地を取材して「1940」と題した本を書いたそうです。

こ んなことは日華事変の中で当たり前におこなわれていたことでしょう。これが日本人の国民性とシナ人、イギリス人との 違いでしょう。

ま た日本の農学は古いとのことでしたが、環境的に日本では栽培が非常に困難であった白菜を札幌農学校の研究者と篤農家 の努力で明治時代に日本での栽培を可能にし、大正時代には大量生産・廉価化に成功し、一般庶民でも食べられるように なりました。

朝 鮮では古来白菜は高価な野菜で一般庶民は白菜自体もそれを材料としたキムチも食べることができませんでした。朝鮮の 庶民が白菜を食べることができるようになったのも札幌農学校の研究者と愛知県や伊豆大島の篤農家たちの心血を注いだ 努力の結果です。

こ のすばらしい日本の農学の伝統を破壊したのが、戦後の農協・農業族議員と欧米盲従の農学です。…以下略

ま さに現代は、戦国時代に切支丹たちが宣教師とスペイン・ポルトガル商人と結託して日本の伝統からは考えられない低劣 悪逆な犯罪・狼藉に手を染めた、日本人を日本人以下の存在に貶めた時代と同様な時代なのでしょう。(ST生、千葉)

   もしかしたらこの白菜が彫られた頃は中国でも貴重品だったのかもしれません。それならわざわざ貴重な翡翠で彫ると いうのも分かるような気がします。
  しかし、これも単なる下衆の勘繰りかもしれません。彫った人は、単に白菜のなにかに感じたのかもしれません し、やはり当時としては貴重なものとして珍重されていたのかもわかりません。

どうだったんでしょう!


★★無税国家論

2011年12月03日 | 本田・松下・出光

  第867話な どで何度か触れた松下幸之助さんの無税国家論が久しぶりに話題になっています。

   YOMIURI ONLINEよ り

   松 下氏の無税国家論、今は財政状況違う…首相

  22日の衆院財務金融委員会で、竹内譲氏(公明)は野田首相の「政治の師」である松下幸之助氏が唱えた「無税国家 論」を引用し、消費税増税を唱える首相と師の見解の違いを突いた。

  だが、首相は時代の変化を強調し、財政規律の重要性を説いて一歩も引かなかった。

  竹内氏「首相が学んだ松下氏の『無税国家論』についてどう思うか」

  首相「予算の単年度制をやめ、余ったお金を運用して国家経営をするのが『無税国家』だ。私は松下さんの弟子だが、今 は財政状況がまったく違う。財政規律を守る姿勢は理解いただけると思う」

  竹内氏「(首相の考えは)税金を少なくするという師匠の考えに反するが、忸怩(じ くじ)たるものはあるのか」

  首相「1000兆円近い借金の山がある中で持続可能な財政のため、苦しい、大きな山だが、一歩一歩登っていかなくて はならない。そのタイミングに私は政権を預かった。職責を果たすことが師匠に対する恩返しだ」

   そうでしたね、幸之助さんが設立した松 下政経塾の第一期生の野田さんが「無税国家論」どころか増税や外交など日本の国を潰そうとしている かの動きは皮肉としか言いようがないですね。
  経営の神様も政治の世界には通用しなかったのでしょうか。きっと優れた人もいるのでしょうが、特に目立つの は民主党で日本を壊そうとしている人達のように思えるのは考えすぎでしょうか。
  松下さんも折角大金を投じて創立した塾からこんな変なやつばかりが育ったのでは悔やまれるでしょうね。どう せなら「無税国家」実現に特化した教育を目指して貰いかったですね。
  それにしても、他人の金である税金を食い物にする政治家や官僚・公務員というのはどうやっても退治すること ができないのでしょうね。それが人間の本性なのでしょう。

人間の限界なのか!


過当競争

2011年12月02日 | 太陽光発電

  第4455回で も取り上げた太陽電池の過当競争の元凶である中国のメーカーが自分で自分の首を絞めているようです。

   日 本経済新聞より  2011/11/24

   中 国の太陽電池大手、出荷目標を下方修正

  【上海=菅原透】中国の太陽電池大手が今年の出荷見通しを相次ぎ下方修正している。最大手の尚徳電力(サンテックパ ワー)は当初計画比で9.1%減らし、7~9月期の売上高が前年同期比で約 3割増と堅調だった英利緑色能源(インリーグリーンエナジー)も約7%引き下げた。太陽電池の世界需要は拡大し ているが、中国勢はその伸びを上回る勢いで生産能力を拡張。在庫が積み上がっており、増産ペースを緩める。

  サンテックは通年では当初、前年比4割増の2.2ギガワットを計画してい た。10~12月期の出荷量が7~9月期比で2割減る見通しとなり、通年の出荷計画も下方修正を余儀なくされ た。

  中堅メーカーほど修正幅は大きく、天合光能(トリナソーラー)や賽維LDK太陽能高科技(LDKソーラー)は2割ほ ど引き下げた。

   7~9月全社赤字

  出荷量を見直す背景には、業績の急速な悪化がある。24日までに主要各社が 発表した7~9月期業績は全社が赤字。4~6月期は黒字を確保していたインリーやトリナも赤字に転落した。

  供給過剰による価格下落が進んでおり、LDKソーラーや晶澳太陽能(JAソーラー)は7~9月期の売上高が前年同期 比で3割以上減った。造れば造るほど赤字が増えるため、各社は在庫調整を本格化する。

  英調査会社IMSリサーチによると、今年の全世界の太陽電池の設置は発電能力ベースで24ギガワットと前年比で24%増える見通し。だが、最大市場の欧州では、財政危機 の各国政府が導入補助金を削減している。

  中国勢が規模の拡大でコスト競争力を高めようと増産体制を敷いたこともあり、IMSリサーチは太陽電池パネルを組み 上げたモジュールの在庫は「世界需要の半分近い10ギガワット分に達してい る」と分析する。

   過当競争続き疲弊

  中国産の太陽電池を巡っては、米商務省が反ダンピング(不当廉売)調査を開始するなど、圧倒的な価格競争力を武器に 世界市場を席巻する中国勢をけん制する動きもある。もっとも中国メーカー自身が過当競争で疲弊しており、サンテック の施正栄会長兼最高経営責任者は「今後6カ月から9カ月内で業界再編が進む」と予測している。

   中国の姿勢も悪いですが、こうした装置産業の生産目標と言うのは難しいものがあるようです。需要増を見込んで増産 すれば在庫過剰になり原産すれば品不足になるということの繰り返しなのかもしれません。それだけ予測が難しい面があ るのでしょう。
  市場に合った生産と価格低下で皆が反映することが出来ればいいのですが自分だけは儲けたいということの思惑 が先にたってそうも行かないようですね。
  いずれにしても、こんな波をかぶりながらも持ちこたえて正当な価格の下落が続いてくれることを願いたいもの です。
  倒産が増えて市場が壊れてしまっては何にもなりません。

正常な競争を!


京間

2011年12月01日 | 無知

  きょうま」と いうと遂「狭間」と いう字が思い浮かびどうしても狭い方を指すように思ってしまうのは私だけでしょうか。ところがこれが「京間」なんで すね。紛らわしい限りです。

11月22日読売新聞コラ ム 続茶の湯 より

きょうま [京間]

長辺6尺3寸(191セン チ)、短辺3尺1寸5分(95センチ)の畳を使用する。京都から西日本に広まった。これに対し、関東の江戸間は長辺 が5尺8寸(175センチ)と小さい。茶室は普通。京間の規格で作られてい る。
  畳は柱と柱の間にきちんと収まるようにサイズが決められている。そうしないと部屋中に畳を敷き詰めることが できないからだ。…中略

隅々まで畳を敷くのは室町 時代、足利義政の頃に始まった。それ以前は板の間に様々な座具をおいて座っていた。だから生活文化である茶の湯の作 法も義政の時代に大きく変化した。
  ところで、なぜ茶室は全国的に京間なのか。
  それは茶道具のサイズや置き場所、ひとの歩き方まで、基準が京間だからだ。客は畳の縁から8寸(24セン チ)下がって座る。もし小さな畳だと、「体の大きな外国人男性は後ろの壁につっかえてしまう」と裏千家で外国人 留学生を指導するブルース・浜名さんはいう。…以下略

「きょう」の方が広かった のか。覚えておかなきゃ。チョッとサーチして見ました。

ウィキペディア 京 間

京間(きょうま)とは、建 築における寸法基準の1つ。1間=6尺5寸(曲尺)、もしくは畳の寸法を6 尺3寸×3尺1寸5分としたもの。京都を中心とした西日本で広く用いられた。

由来は定かではないが、室 町時代までは様々な寸法が用いられており、統一性は無かった。桃山時代の頃に畳や建具の互換性を確保するために考え 出されたと言われており、慶長13年(1608年)江戸幕府の作事方平内正 信によって書かれた『匠明』が「京間」の語の初出とされている。

建築資材の規格化に伴い、 次第に普及していったが、関東地方では慶安年間に江戸間(田舎間)が、次いで東海地方では中京間が考案され、地域に よって規格の差異が生じた。更に、戦後に入り、鉄筋コンクリート構造の集合住宅で畳が用いられるようになると団地間 が登場し、畳の寸法は多様化した。

表 千家不審菴:茶室と露地:京間の畳より

座具として使っていた畳 を、床(ユカ)に敷き詰めるためには、畳を規格化する必要がありました。そのためには建築の技術と調整しなければな りませんでした。すなわち建物を建てる時の柱間の基準を決めることです。そこで柱間を6尺5寸と定め、柱の寸法を4寸として、2間(柱間2つ)の間(12尺6寸)に2枚 敷ける畳の寸法は6尺3寸(約190cm)です。こうして6尺3寸×3尺1寸5分の畳の規格が生まれました。こ れが近畿地方を中心に広まった「京間」と呼ぶ規格です。

足利義政の東山殿の諸室 は、すべて畳が敷き詰められていました。この後は大工の技術も、京間の畳を敷き込むことができるように柱を立てる 「内法柱間制」に移行しました。しかしこの技術は関東には広まりませんでした。関東の大工は、「心々柱間制」に固執 しましたから、畳の寸法は京間より短く、5尺8寸(約175cm)が標準と なりました。これを江戸間(田舎間)と呼びました。茶の湯では京間の畳が基準となっています。

畳の寸法も色々あるんです ね。狭い日本もなかなか広いようです。長い間使われてきたものを統一するのは難しそうです。これで次に「きょうま」 を目にしたときに直ぐに思い出せるでしょうか。どうも怪しそうです。
  それにしても茶室が「京間」であることには納得できますが、「外国人男性が後ろの壁につっかえてしまう」は 余計でしょう。室町時代に外国人男性はいなかったのじゃないでしょうか。偶然と考えた方が自然でしょう。

なんて余計なお世話かな!