明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



寝ている分には痛み止めも要らないが、立ち上がり歩くと相変わらず激痛が走る。これが怪我をしているような痛みなので嫌になる。 中締めとなった深川江戸資料館の『深川の人形作家 石塚公昭の世界』は8年前のゴールデンウィークてある。こんなタイトル恥ずかしい、と反対した覚えがある。深川はトレンドだそうだが、いや恥ずかしいのは〝石塚公昭の世界“の方だったのだが。この個展では、先日十数年ぶりにお会いしたデボラ・クロチコさんにいわれた、写真作品というより拡大した方が良い、とわれたのを初めて実現したという意味があった。ただでさえ粘土感丸出しの作品が、アラが目立つだけだと思ったが、会場が広いので、やることになった。実際目にすると、そこまで作った覚えはなく、フランケンシュタイン博士ではないが「It's alive!」不思議であった。 僅か6センチほどの蘭渓道隆師の首も、人間大に拡大した時、ヘソ下三寸に居るもう一人の私の本当の意図を知ることになるのではないか?残念だが、性能イマイチの表層の脳は、見るまでさっぱり判らない。

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