明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



一休宗純の頭部も完成が近い。ということは、あろうことか、竹竿にしやれこうべを掲げて、京の街を歩く一休を作ることができるということである。  ところで日本に七福神があるように中国には八仙人というものがある。先日頭部を作った鉄拐仙人もその一人だが、中に龍に乗った状態で描かれることがある仙人がいた。ムラッと来るが、単に龍を作りたいだけではないか?と自分の胸に手を当てながら、一方で、引っ越し時に捨ててきた赤毛ザルの頭蓋骨があれば、牙を引っこ抜いて龍の牙に使えたのに、と悔しがっている始末。あまり調子に乗ってはいけないが、そこは上手く出来ていて、被写体作りから撮影、完成まで一カットに嫌になるほど時間がかかるので、頭を冷やす時間は充分あるという寸法である。



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