英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

都市部と地方の教育格差

2017年12月29日 | 子育て
現役の医師の方と、ひょんなことから長野県の高校入試について語り合いました。

・選択肢のほとんどが公立
・チャンスが少ない
・私立校はあるが超進学校ではない

以上の理由から、多くの小中学生の伸びる芽を摘み取っているという点で、意を同じくしました。

中学受験が一般的ではなく、ほとんどの小学生が地域の市町村立中学に進学する長野県では、受験のプレッシャーがなくのんびりと自然の中で小学時代を過ごせるという利点がある一方、高校受験で地元の公立進学校に進学したとしても、大学受験で全国区の進学校の生徒と同じ土俵で戦わなければならないという現実を、ほとんどの子ども達が知らずに過ごしています。

現在、長野県では県立高校入試の在り方を考える「県高校入学者選抜制度等検討委員会」の議論がヤマ場を迎えていますが、入試制度の改正がその議論の中心。開成・筑駒・灘レベルの私立中高一貫校をつくるか、屋代・諏訪清陵以外にも公立中高一貫校をつくるなど、もっと大局的に、そして将来を見据えた改革をしないと、今まで以上に、学力の面で都市部と格差ができてしまいます。

都市部の超進学校と呼ばれる私立中高一貫校に通う同学年の子ども達の学力水準を、長野県のほとんどの子ども達は知りません。周りの大人たちも知らないだろうし、知っていたとしても現実を話していないように思われます。

運動や部活動などで全国レベルの活躍を目指して進学する私立学校があるように、超進学校で早い時期から勉強で全国区を目指すという選択肢がもっとあってもいいと思います。


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思考力を養う問いかけ

2017年12月24日 | 子育て
日も暮れた夕刻に諏訪湖畔をドライブしていると、いつも以上に湖面に街灯りが反射し、幻想的な風景でした。そこで、次男(小2)に「湖に綺麗に灯りが反射する2つの条件は?」と聞いてみました。

次男は長男の時より基礎学力をつける毎日の勉強がいいペースで進んできているので、最近は論理的な考え方をつけられるよう、意識的に上述したような質問をしています。長男の時も「なぜ?」「どうしてだと思う?」という問いかけをしつこくしていました。

この繰り返しで、常に物事を順序立てて論理的に考えらえるようになり、毎日の勉強の意義も今まで以上に感じることができ、公立中高一貫校の適性検査などで求めらる思考力が身についていきます。

帰路立ち寄ったスーパーでポテトチップスを買う時に、カルビーの60g・96円のと、CGCブランドの160g・179円のとではどちらがお得かで、その場でスマホの電卓で計算して、単価の意味を勉強しました。学びのきっかけはどこにでもありますね。

ちなみに、最初に挙げた「湖に綺麗に灯りが反射する2つの条件」は、①無風で湖面が波立っていない ②灯りが強い が答えです。
こちらは昨年の5月に撮影した諏訪湖。この日は湖面にはあまり反射していませんでしたね(笑)。


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意志の訓練

2017年12月10日 | 子育て
次男(小2)の朝食前の習慣は百マス計算です。たとえそれが単純なことでも、少しずつであったとしても、継続することで培われる力があります。

旺文社の『基礎英文問題精講』には次のような英文が載っております。
Training of the will must precede, or at any rate go hand in hand with, that of the mind.
(意志の訓練が、知能のそれに先行するか、あるいはとにかくそれと相並んで行われなければならない)
「勉強」という文字は「強いて勉める」と書きます。毎日やると決めたことをやる。勉強が出来るようになってもらいたいのは二の次のこと。その主たる目的は、単調でつまらないことを毎日継続し、それに立ち向かう忍耐力と強い意志を養うことなのです。

この記事を書いていて、長男(中2)が5歳だったときにも同じようなことをブログに書いていました。あの時の叱責とその後の継続があったから今があるのは間違いありません。親である私も範を垂れるため、5年以上一日もサボらずに続けているTOEICパート3・4の20回音読を、これからも継続していきます。


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早期英語教育一考

2017年10月24日 | 子育て
今月8日に行われた実用英語技能検定で長男(中2)が準2級一次、次男(小2)が英検5級に合格しました。長男の一次試験のCSEスコアは2級合格点を超える得点率だったので、来年は早めに2級合格をして、準1級にチャレンジしていく予定です。

次男は幼稚園年少の頃から、聞く英語を中心に英語に触れてきました。長男も幼稚園年少から同じように始めて、小5の秋に初めて英検5級を受けさせ、その後約半年で3級に合格したので、次男も同じでいいと思っていましたが、同学年の友達が5級を受けたのに触発され、自分から受けると言ってきたので、今回受験しました。

英語指導を生業としている私が言うのも変ですが、私は小学生低学年での英検受験には懐疑的です。というのも、これまでの指導経験上、10歳未満で英検3~5級に受かっていても、感覚的理解の場合が多く、英文法については分かっていない場合がほとんどで、その後は伸び悩み、結局、高校で他の学生に追いつかれ、または追い越されるというタイプが多いようにも感じてきました。

疑問詞を徹底して覚える次男
だからこそ、小学校低学年でに英検を受けさせる時こそ正統な文法知識を叩き込み、確固たる英語力の礎を構築しないと逆効果のように思います。歌やゲームなどのアクティビティで指導をごまかさずに、しっかりとした文法を教えられる指導者と、子どもの側にもその指導を受ける気力がないと、早期英語教育は徒労に終わってしまいます。

今回、小2の次男に英検を受けさせて感じたことは、合格すれば自信になるし、更なるやる気向上にもつながるということ。しかし、私の中では相も変わらず、英文法を中心とした確固たる理論を教える必要性は高まるばかりです。英検3級まではリスニング力があって単語を覚えてしまえば何とか合格してしまう場合もあるからです。子どもが自ら英検を受けると言ってやる気になっている時にあえて水を差すことはありませんが、そのチャンスこそ将来の更なる飛躍につなげる指導が必要だと強く思います。

次男には夏休み以降、徹底して基本英文法を教え、時には声を上げてかなり厳しく指導した時もありました。しかし、次男は喰らいついて来ました。子どもの性格を見極め、厳しくも温かく背中を押してあげる指導が必要だと、今、改めて思います。


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緊張感と達成感

2017年09月10日 | 子育て
次男(小2)が入賞した、第18回長野県こども新聞コンクール上伊那地区大会表彰式に出席しました。

1,438作品中、入賞は19作品。改めて、受賞の重みを感じました。たくさんの人の前で賞状を授与された次男(小2)はいつになく緊張していましたが、この緊張感が達成感へと変わり、更なる努力の源となってくれることでしょう。

新聞づくりは、情報を読み取る力、気づく力、伝える力を養うのに最高のトレーニングとなります。身の回りのこと、当たり前のことの中にも、掘り下げていくと何か大きな発見があります。そんな小さな発見が、学問につながっていくように感じた表彰式でした。それにしても、長男(中2)も6年前の小2の時に、同じく受賞していたので、デジャブ感が半端ありませんでした(笑)。

さあ、今日は自身64回目の第223回TOEICです。子ども達の頑張りに刺激をもらい、全力を尽くしてきます。受験後の感想は、午後8時くらいのアップを予定しております。


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追究の先にある果実

2017年09月06日 | 子育て
第18回長野県こども新聞コンクールの上伊那地区で、次男(小2)の書いた「ナンバープレート新聞」が入賞しました。応募総数1,438点中、入賞19点、入選32点でしたので、かなりの激戦だったと思います。8日~12日にベルシャイン伊那店で展示されますので、お近くの方は足を運んでいただければ幸いです。

次男は昨年の夏は佳作でしたので、更なるレベルアップを目指して昨年末にはテーマを決めて、時間をかけて取り組んできました。頑張った次男に「おめでとう!」と声をかけてあげたいです。

長男も同じく小2の時に「飛び地新聞」で入賞し、興味あることを追究していく意義と成果を感じ取り、全国放送の特番にも出演するなど、その後の人生にも大きく影響しました。だからこそ、我が家では、夏休みのこども新聞作成は重要視しています。

身の回りのことに常に疑問を持ち、論理的に考え、それを伝える。興味を持ったことはとことん追究していく。そんな力を培える環境を整えてあげることが親である私の責務だと、改めて感じています。


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勉強はスポーツだ!

2017年08月20日 | 子育て
英検に向けて、文法の他にも代名詞の暗唱や単語の暗記等、次男(小2)の勉強のペースが上がってきました。英語以外にも、学校の宿題はもちろんのこと、漢検・数検・通信添削・ピアノもやり、夏休みは一研究として、こども新聞の作成も行っています。

野球やサッカーに力を入れて土日もない家庭があるのと同様に、勉強に力を入れる家庭も当然ある。「勉強せざる者、食うべからず」という家訓がある我が家は、当然後者です。

逃げたくなる時もあるでしょう。でも、やるしかない。そして、昨日、毎日の勉強のノルマを終えて疲れた様子の次男が一言、「勉強はスポーツだ!」

スポーツにしろ勉強にしろ、終わった後の達成感・爽快感は同じ。やると決めたことを毎日継続する大切さとその意義を、子ども達には勉強を通じて理解してもらいたい。親である私も、TOEICを通じて、その達成感と爽快感を味わっています。


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向学心の維持

2017年08月17日 | 子育て
この夏休み中、ラジオ体操を終えて帰ってきた次男(小2)とその友達の会話。

友達:「英検の勉強、がんばれよ」
次男:「おまえも漢検、がんばれよ」

お互い仲の良い小2ですが、勉学に関しては刺激を与え合うライバルでもあります。

親である私の職業柄、我が家は英検に早くから挑戦させているように思われがちですが、まずは漢字と算数をしっかり勉強させて、基礎学力を固めていけば、英語は後からやってもすぐに伸びるという考えです。長男の時も英検5級の初受験は小5の秋で、小6の春には3級に合格したので、次男も同じペースでいいかなと思っておりました。

しかし、友達に触発されてやる気を出しているのなら話は別。そして、この向学心を維持させていくのが、親の役目です。


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一生モノの知識

2017年08月13日 | 子育て
この夏、次男(小2)が英検5級を受けたいというので、語彙力アップと文法強化に取り組んでいます。
単語は『パス単』を使って一日20語程度を覚えるようにし、文法はbe動詞と一般動詞を徹底指導し、代名詞を「これでもか!」というくらい復唱させています。

長男の時もそうでしたが、嫌気がさすほどに繰り返させることで、その知識は深く根を張り定着します。一生モノの知識を手に入れる瞬間に立ち会えるのは、親として指導者として、感激に似た喜びを享受できます。


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次男の成長

2017年08月02日 | 子育て
6月の漢検で、長男(中2)が準2級(高校在学程度)、次男(小2)が7級(小学校4年生修了程度)にW合格しました。二人とも2学年先の級に合格したので、褒めてあげたいです。
次男は進んで漢字を覚えていくので、日本語の語彙力が上がっているのを普段の会話でも感じることができます。また、漢字が読めるようになったからこそ、面白い間違いをするのも新鮮です。

例えば、先日ドライブをしていた時、「伊那路橋東」という信号で止まりました。それを見た次男が「“いなじきょうとう”って何?」と質問してきました。正しくは“いなじばし ひがし”ですが、すべて音読みをするあたりが面白いですね。

この夏休みから、次男に本格的に英文法の指導を始めました。すでにbe動詞はクリアーしましたので、この夏休み中に一般動詞と助動詞までマスターさせます。


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