先週の土曜日に、息子(5歳)が受けた漢字検定の合格発表がありました。息子が受験した9級の出題内容は、小学生2年生修了程度(240字)の読み・書き・筆順・画数で150点満点。
結果は、148点で合格でした!
よく頑張りました。
以前のエントリで過去問を使った模擬テストの結果を記していますが、5月の連休明けの時点で86点。このときは正直、合格は難しいと思いました。
ちょうど同じ頃ですが、毎週通っている英会話学校のクラスで、予復習をいい加減にやっていたため、息子だけ修了シールをもらえない時がありました。
これには、息子は相当のショックを受けたようでしたが、普段の様子を見ている私たち親から見れば、当然の結果と受け止めました。
このままでは、息子のやっているすべてが、中途半端になってしまう。でも、「しっかりやれ!」と大声を出すだけでは、子供は能動的に動きません。こんな時こそ、徹底的に話し合おうと思いました。
英会話学校があった翌日の夜、息子と一緒に入ったお風呂。次のような会話をしました。
パパ:「英会話学校の話をママから聞いたよ。そして、この前の漢検の模擬テストもそうだけど、どれも中途半端になっていると思うんだ。」
息子:「うん。」
そして、湯気がついた鏡に のような図を描いて、
パパ:「今ちょうど、右に行くか左に行くかの分かれ道にいると思う。右に行けば、勉強もできて楽しい人生。もしかしたらその先に、東大や早稲田があるかも。
左に行けば、努力をしないでも歩ける普通のつまらない人生。どっちに行きたいかな?」
息子:「右に行きたい!」
パパ:「でも、このままでは難しいよ。4歳のころまではアルファベットが分かったり、ローマ字が読めたり、地図が読めたりして『すごいな~』と思ったけど、あれは努力をしていたからなんだよ。ところが最近は、努力もせずにできるようになりたいと感じていないのかな?最初はできていても努力をしなくなれば、あとからゆっくりと歩いてきたカメさんに追い越されてしまうよ。努力をしないウサギさんは、結局負けてしまうんだよ」
息子:「毎日頑張れば、カメさんになって右に行けるっていうことだね、パパ!」
お風呂から出て体を拭いてもらっているママに、「僕ね~、右に行くから!」と言っている息子の声が聞こえてきました。私の意図を分かってくれたようでした。
翌朝から、彼の姿勢は明らかに変わりました。新出漢字の練習は当然のこと、過去問で書けなかった漢字を何度も練習するようになりました。英会話学校の宿題CDも、すすんで何回も聞くようになりました。
幼稚園の送迎バスを待っているときも、レンガの欠片を使って、道路に大きく漢字を書いて練習しました。息子の漢検合格は“書き”がポイントと分かっていたので、漢検1週間前からは、“追い込み”ならぬ“書き込み”を行いました。5歳の子供には辛い練習だったかもしれませんが、彼は見事にやり遂げました。
漢検合格を携帯電話で息子に知らせると、
「えー、僕が9級に受かったっていうことー?すげー!」と興奮冷めやまぬ様子。
小さな成功体験の積み重ねが、子供の能動的な姿勢につながっていくと思います。
今回の合格を励みに、これからも努力する大切さを、息子に教えて行きたいです。
結果は、148点で合格でした!
よく頑張りました。
以前のエントリで過去問を使った模擬テストの結果を記していますが、5月の連休明けの時点で86点。このときは正直、合格は難しいと思いました。
ちょうど同じ頃ですが、毎週通っている英会話学校のクラスで、予復習をいい加減にやっていたため、息子だけ修了シールをもらえない時がありました。
これには、息子は相当のショックを受けたようでしたが、普段の様子を見ている私たち親から見れば、当然の結果と受け止めました。
このままでは、息子のやっているすべてが、中途半端になってしまう。でも、「しっかりやれ!」と大声を出すだけでは、子供は能動的に動きません。こんな時こそ、徹底的に話し合おうと思いました。
英会話学校があった翌日の夜、息子と一緒に入ったお風呂。次のような会話をしました。
パパ:「英会話学校の話をママから聞いたよ。そして、この前の漢検の模擬テストもそうだけど、どれも中途半端になっていると思うんだ。」
息子:「うん。」
そして、湯気がついた鏡に のような図を描いて、
パパ:「今ちょうど、右に行くか左に行くかの分かれ道にいると思う。右に行けば、勉強もできて楽しい人生。もしかしたらその先に、東大や早稲田があるかも。
左に行けば、努力をしないでも歩ける普通のつまらない人生。どっちに行きたいかな?」
息子:「右に行きたい!」
パパ:「でも、このままでは難しいよ。4歳のころまではアルファベットが分かったり、ローマ字が読めたり、地図が読めたりして『すごいな~』と思ったけど、あれは努力をしていたからなんだよ。ところが最近は、努力もせずにできるようになりたいと感じていないのかな?最初はできていても努力をしなくなれば、あとからゆっくりと歩いてきたカメさんに追い越されてしまうよ。努力をしないウサギさんは、結局負けてしまうんだよ」
息子:「毎日頑張れば、カメさんになって右に行けるっていうことだね、パパ!」
お風呂から出て体を拭いてもらっているママに、「僕ね~、右に行くから!」と言っている息子の声が聞こえてきました。私の意図を分かってくれたようでした。
翌朝から、彼の姿勢は明らかに変わりました。新出漢字の練習は当然のこと、過去問で書けなかった漢字を何度も練習するようになりました。英会話学校の宿題CDも、すすんで何回も聞くようになりました。
幼稚園の送迎バスを待っているときも、レンガの欠片を使って、道路に大きく漢字を書いて練習しました。息子の漢検合格は“書き”がポイントと分かっていたので、漢検1週間前からは、“追い込み”ならぬ“書き込み”を行いました。5歳の子供には辛い練習だったかもしれませんが、彼は見事にやり遂げました。
漢検合格を携帯電話で息子に知らせると、
「えー、僕が9級に受かったっていうことー?すげー!」と興奮冷めやまぬ様子。
小さな成功体験の積み重ねが、子供の能動的な姿勢につながっていくと思います。
今回の合格を励みに、これからも努力する大切さを、息子に教えて行きたいです。