英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

生徒の記憶に残るもの

2010年03月14日 | 指導現場にて
土曜日、筑波大学に受かった生徒2人が塾舎に寄ってくれました。

1人は「写真をいっしょにとってくださいcamera」と言って、教室に貼ってある全国大学ランキングの前でお父さんが構えるカメラにいっしょに納まりました。

彼女は風邪などで授業を休んでも必ず補習をとり、意地でも(?)私の授業を受け続けた生徒の1人。そんな彼女が最高の結果を残してくれて嬉しい限りです。

もう1人の生徒は以前の記事で紹介した彼です。大学受験を振り返っての感想を聞いたところ、こんな風に言ってくれました。
「直前に過去問を添削してしてもらったことです。先生が2年分を90分で解いたのはかなりヤバいスピードだと思いました(笑)。先生が添削答案に書いてくれた『出題者の意図を酌んだ解答を』で受かったと思います。二次試験の英語の1問目でそのことを思い出し、見直したら出題者の意図を酌んでないことに気付いて書き直したんです。そこから落ち着いて全問を解答することができました。英語はかなりできたと思いますgood
彼は高校1年の時から教えていて、イルカの例文で意見を交わしたことも懐かしく思い出されます。しかし、その3年間の指導で合格を左右したのは最後の時間であったと思います。そして、その瞬間が彼の記憶の中に残ったことをとても嬉しく思いました。

彼と話をしていた時、私は頭の中で、“仕事”の意義を再確認していました。「“仕事”とは、誰かの役に立つこと。そのために、自分が与えられるものは出し惜しみをせず、最大限与える。そして、与えた以上のものが、自分のもとに返って来る」と。

そして、彼には「今回の合格は自分自身や家族だけでなく、僕まで幸せな気分にさせてくれたんだ。大学でしっかり学んで、今度は世の中にその気持ちを還元してくれな」と言って送り出しました。何故か、胸の中にアツいものが込み上げてきました。

大学合格はゴールではなく、新たな人生へのスタートです。大学で多くのことを学び経験し、社会人として世の中の役に立つ人材へと成長してもらいたいと思います。


コメント
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