英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

common と共に

2022年09月16日 | 指導現場にて

中学校の英語教科書『NEW HORIZON 2年』の Unit 5 にこんな文章が載っています。

It's a common example of universal design.

(それはユニバーサルデザインのよくある例です)

common・・・。私は高1の時に覚えました。令和の時代は中2で習う英単語なんですね(^_^;)

地元の公立進学校である伊那北高校に入学した私は、高校入学するや否やバレー部に入部し夢中になり、日々疲れ果て、授業は寝てしまい、家庭学習などほとんどしない日々が続きました。伊那北に合格さえすれば勝手に大学に行けると思っていたからです。当時は、高校入試の先にある大学受験がどんなものなのか、都市部と地方の教育格差などについて話してくれる大人はいませんでしたから、そう考えるのは当然と言えば当然でした。

伊那北高校 校章の由来は The pen is mightier than the sword.

結果、学年順位は405人中380番前後を彷徨っていました。そんな時に強制的に受けさせられた河合塾の全統記述模試。初めて見る大学受験レベルの問題に手も足も出ず、無為な時間を過ごしたように記憶しています。その日は部活もなかったので、模試が終わった後、クラスの友人と近くのテニスコートにテニスをしに行きました。模試が終わり、好きなスポーツで汗を流しているのに、なぜかやるせない気持ち。それは心のどこかに「このままではヤバいんじゃないか、俺?」という想いが湧きつつあったからでしょう。テニスを終え、帰る途中、「そういえば、英語の長文読解で出てきた come に似たあの単語の意味は何なんだ?」と模試の解答解説集に何気なく目を通してみました。するとそこにはきちんと説明がありました。

common「普通の、よくある、共通の」

「は~。こんな英単語をこれから覚えなければならないのか・・・」と途方に暮れた高1の初秋。それから間もなくです。バレー部を辞めたのは・・・。

大学受験に向けて現状を変えなければならないと気付かせてくれたのが、あの高1の模試であり、英単語 common でした。こんなレベルからスタートした私も、もちろん相応の努力と時間を要しましたが、第一志望に合格し、英検1級・TOEIC990点満点が取れるまでになったのですから、誰にでも可能性はあると断言できます。

因みに、2004年度大学入試センター試験の第2問Aでは次のような問題も出題されています。

問3 Every winter, colds are ------- at schools.

   ① familiar  ② popular  ③ broad  ④ common

正解はもちろん、④ common です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする