英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

復刻を願う一冊

2022年09月07日 | 指導現場にて

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

昨日の高3生との授業で扱った学習院大学の過去問に stubborn(頑固な)が出てきたので、同義語として obstinate も覚えるように指導しました。

アルクのSVL(Standard Vocabulary List)では、stubborn は5(大学受験前に覚える英単語)、obstinate は7(表現力を豊かにする英単語)に相当し、obstinate の方が語彙レベルは高くなります。

おそらくほとんどの英語学習者が stubborn を先に覚えるでしょう。しかし、私は obstinate を先に覚えました。というのも、高校時代に例文を丸暗記した『標準英語構文160』の96番に、次の例文があったからです。

The older he grew, the more obstinate he became.

(彼は年をとるにつれて、いっそう頑固になった)

英語難民になりかけていた高校時代、語彙のレベルなんて気になるはずもなく、とにかく必死で覚えるしかなかった。でも、そのおかげで今は obstinate は会話でも自然と使える私の運用語彙になっています。

このブログ記事を書くために、昨日は久しぶりに当時使っていた『標準英語構文160』を手に取ったのですが、「本当によくまとまっている構文集だな」と改めて思いました。短めの例文、簡素でありながら的を射た解説、易し目の英文から文学的な骨のある長めの英文で構成された豊富な EXERCISE。私の英語力の礎となっていて、英語を話す時の英語の型となっている160の例文。私が最も復刻を願う一冊です。

 

 

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