2月に入り私立大学入試が本格的に始まりました。そして、長野県内では3月11日に行われる県立高校入試に向けて、受験生たちは最後の追い込みに必死です。
残念ながら、受験期が迫っても伸び切れていない生徒がいるのも事実です。指導しているとそんな生徒たちに共通する特徴に気がつきます。
①初見の英文がサッと読めず、発音もつまづく。
work を平気で「ウォーク」と発音し、wander を「ワンダー」と発音する。複数形の s がついているのに、無視して発音しない。
②時制を気にしない。
現在形の文章なのに過去形で、過去形の文章なのに現在形で訳す。
③態を気にしない。
能動態なのに、勝手に受動態で訳す。
④There is 構文を、「それらは~」と訳す。
上述した①~④のポイントに当てはまる生徒には、もちろんその都度、指摘してもっと注意するように指導しているのですが、伸び切れない生徒は、どうもその指導されたことを忘れてしまい、自学の時に習慣化できていないようです。
これらのポイントは果たして細かいことなんでしょうか?いえいえ、「神は細部に宿る」と言われています。そういうところを無視して、単語の意味をつなげてそれとなく日本語訳を頭の中ででっち上げて、分かったつもりで進んでいってしまうことほど、恐ろしいことはありません。いつまで経っても感覚で英語を読んでいることになります。常に主語と動詞を意識し、主語がしているのかされているのか態に気をつけ、いつの話なのか時制に気を配る。英語では当たり前のことです。当たり前のことを当たり前にできるようにするのが、勉強です。