英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

雑談の意義

2008年11月15日 | 指導現場にて
私はよく、授業の中で雑談をします。

生徒の集中力を回復させる、授業に活気を持たせる、メリハリをつける、向学心を煽る等々、その目的は様々です。

先週、ある高校一年に、私自身の恋愛話から『ノルウェイの森』の話しになり、「村上春樹は、僕の青春そのものなんだよ」と雑談をしました。

すると今週、彼女は授業に来るなり、「先生!図書館で借りてきました!」と嬉しそうに村上春樹の小説を見せてくれました。

文学への入口の扉が開くきっかけは、十人十色。
私の授業を通じて一人の作家と出会った彼女の人生が、豊かになることを祈ってやみません。


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この1年の想い

2008年11月13日 | 閑話
あの大手術から1年が経ちました。

何ヶ月もの検査で経験した辛い想い・・・。
手術台に載せられ、麻酔が効いていくあの瞬間・・・。
麻酔から醒めて初めて家族と対話したあの瞬間・・・。
同僚、友人、そしてブログの読者の方からいただいた激励の言葉・・・。
退院後、最初の授業の時、生徒がくれた安堵の笑み・・・。

すべての思いと経験が、私の財産となっています。

健康であるからこそ、好きな英語を勉強できます。あっという間の1年でしたが、英語を勉強できる現在への感謝を忘れることなく、今後も一歩ずつ歩んでいこうと思います。

今後も、ブログ「英語道」をよろしくお願いします。



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on second thought

2008年11月12日 | TOEIC・英検など
国連英検特A級に打ちのめされた日曜日は、かなり凹みました。その夜、久しぶりにやけ酒をし、「無意味に難しすぎるあんな試験、二度と受けるか!」と毒をはきました。

しかし、時間が経つにつれ冷静に考えるようになり、「語彙力さえつければ、何とか太刀打ちできるのではないか」という確信を持つようになりました。

私は英検1級合格という事実に胡坐をかき(put myself on a pedestal)、自分の限界に挑戦する姿勢を忘れていたように思います。確かに、英検1級合格は自信を持っていいことだと思いますが、自己満足(complacent)していた自分がいたのです。もっと高みを目指すハングリー精神を忘れていました。

TOEIC満点はその高みの一つですが、TOEICとは次元の違う国連英検特A級の難易度は、今後の自分の英語力を高めるには最適な目標だと思います。

語彙力アップと政治・経済・国際情勢に詳しくなることが特A級合格への鍵。政治・経済・国際情勢は大学で学んだ専門科目でもあるので、今まで通り、新聞・ニュース等を通じて常に時事問題に精通するように心がければ大丈夫ですが、ECONOMIST や TIME などのお堅い雑誌を講読することが必要になってきます。

語彙力は、英検1級は10,000~15,000で足りましたが、国連英検特A級では20,000語以上は必要になると思われます。

具体的なボキャビルですが、何も新しい単語集などを購入しようとは思いません。新しい教材を購入しても中途半端に終われば、精神的に悪いですし、意味がありません。現在持っている教材を使い、かつ今までやったものの復習を徹底します。

速読速聴・英単語 Advanced 1000』を1日1ページのペースでやっていますが、復習を含め、徹底していきます。また、定例勉強会で扱うAsahi Weekly の記事の復習も、徹底すれば、新出語彙の定着率も高くなるでしょう。

昨日はその勉強会がありましたが、メンバーの方々とお話しをすることによって、今後の自分のやるべきこと・目指すべき勉強姿勢が確認できました。たくさんの激励もいただきました。やはり、英語を勉強していく上で、仲間がいると心強いです。

背伸びをせず、地道なつらい勉強になりますが、合格には避けては通れない道です。
次回の国連英検は来年の6月になりますが、まずはA級に挑戦し、11月に再び特A級を受験し、捲土重来を期したいと思います。


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国連英検受験レポート

2008年11月09日 | TOEIC・英検など
本日、国連英検特A級を受験してきました。
16年前にB級を受験したことはありますが、特A級は初めての受験でした。以下、大問別の出題内容と感想です。

大問別出題内容
【大問1】国連の活動に関する知識問題(10問マークシート)
国連に関する知識問題です。英語で出題されますが、英語力は関係ありません。
GATTやUNHCRなどの細部に関する知識問題が出されていました。

【大問2】長文読解(10問マークシート)
オーソドックスな長文読解。トピックは、医療分野の遺伝子操作による治療の功罪について。パラグラフの内容理解や、文章全体の内容把握問題が出題されていました。
長さはA4サイズ2ページ分で、使用されている語彙レベルは、英検1級と比較できないくらいに高いです。

【大問3】誤文訂正問題(10問マークシート)
旧TOEICパート6で出題されていた誤文訂正問題。各英文に引かれている4箇所の下線部から、文法的・イディオム的に間違っているものを選択します。
各英文は、国連や国際情勢に関する内容で、雑誌や専門誌から抜粋した感じがしました。英文自体の内容が高度でしかも長いため、間違いを探すのは至難の業です。

【大問4】長文における語彙の使い方(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文で、単語や動詞句が10箇所だけ原形で示されており、文脈から判断して、適切な形に直す問題。【大問2】と同様、英文のレベルは英検1級とは比較できないほどの難易度。しかも、問題となっている単語や動詞句も、初めて見るものばかり。

【大問5】長文における語彙の言い換え(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文中、下線が引かれている10箇所の語彙について、言い換えさせる問題。【大問2】【大問4】同様、英文レベルは英検1級とは比較できないほどの難易度。しかも、問題となっている語彙のみならず、言い換えの選択肢の語彙も初めて見るものばかり。

【大問6】短文空所補充問題(10問マークシート)
各英文に2箇所空欄があり、そこに入る正しい語句の組み合わせを選ぶ問題。【大問3】と同様に、各英文は、国連や国際情勢に関する内容で、雑誌や新聞から抜粋した感じの文章。
選択肢の語句も初見のものが多く、使用語彙は英検1級以上。

【大問7】長文における語彙の言い換え(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文中、下線が引かれている10箇所の語彙について、言い換えさせる問題。【大問5】と同内容の出題。英文レベルは英検1級とは比較できないほどの難易度。しかも、問題となっている語彙のみならず、言い換えの選択肢の語彙も初めて見るものばかり。

【大問8】長文空所補充問題(10問マークシート)
A4サイズ2ページ分程度の英文中にある10の空所に、適語を補う問題。
それまでの大問と同様に、英文・選択肢の語彙は英検1級でもお目にかからない語彙がほとんど。

【大問9】エッセイ(200~250語 論述)
トピックは“How can the UN help reduce ethnic tensions around the world?”
私は、「その国の民族数に応じて国連総会の投票権を配分し、国際情勢の意見調整の場に反映させる」という観点で論じました。

受験してみての私見
全体の感想ですが、英文の内容、使用されている語彙、構文のいずれをとっても、国連英検特A級は、実用英語技能検定1級の比ではありません。マケインとオバマの選挙戦についての英文も出題されており、極めて時事性が強いのも特徴として挙げられます。

私の出来ですが、【大問2】の長文読解と【大問9】のエッセイを除いて、全くもって自信が持てません。

ただ、毒を言わせていただくと、あそこまで難しいものを出題することで、国連英検が何を求めているのか理解に苦しみます。高度な内容で使用語彙が難しいものを出題する意味は分かりますが、【大問3】に見られるように、求められている英語力を測るのに的外れな英文を使っているため、英語試験としては大きくぶれてしまっている気がしました。

語彙レベルも難しいだけであって、実用性から言うと疑問符をつけたくなります。英検1級の場合、語彙問題25問は確かに難易度が高いですが、雑誌や新聞・テレビ等の実用的な場面で目にすることが多いからです。

また、英文レベルと出題数を考えると、試験時間2時間も多少厳しいです。
以上のことから、「受験者に対する配慮が足りないのでは?」感じてしまうほどでした。誤植もありましたし・・・。

まあ何を言っても、太刀打ちできなかった私の英語力の無さがいけません。「英検1級合格」に胡坐をかいていた自分に活をいれるには、十分すぎる内容でした。

今日からまた、地道に英語と向き合って行きます。


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bronchitis

2008年11月09日 | 子育て
息子が気管支炎(bronchitis)にかかってしまいました。発熱はありませんが、嘔吐してしまうほど咳がひどく、その咳の煩さを「この cough man が!」と茶化していたら、私にもうつってしまいました。

そんな訳で、1週間の外出禁止&自宅安静を余儀なくされた息子。時間を持て余している様子だったので、昨日は筆算を教えました。

毎朝のドリルのお陰で、“7+5”や“12-8”のような加減問題は難なくできるため、筆算も抵抗なく受け入れることができた様子。幼稚園を休んでしまった分、いい勉強ができたと思います。

さて、今日は国連英検です。持てる力を存分に発揮し、試験を楽しみたいと思います。


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男軍団

2008年11月07日 | 子育て
私と息子(5歳1ヶ月)は“男軍団”を結成しています。

散歩の時、お風呂に入る時、そして食事の時も「男軍団が先ー!」「男軍団の勝ちー!」と言って盛り上がっています。

いささかママが可哀想ではありますが、ママは「次に女の子が生まれなかったら、メス犬を飼ってやる~」と強がっています。

さて、ピアノを習っている息子ですが、最近は練習も嫌がってサボリ気味。そこで、先日「男軍団でピアノを弾くぞ~」とけしかけて、一緒に練習したり、連弾をしました。

すると、翌日から息子が積極的にピアノを弾くようになりました。嬉しい変化です。また、私が英語を勉強している横で、ピアノ教室から出されている宿題もするようになりました。
大抵のお宅がそうだと思いますが、子供と接する時間が多いのは母親です。
だからこそ、男親の影響力は多大だと思います。如何にして、息子の教育にかかわれるか・・・。

塾という教育業界に身を置くからには、自分の子供の教育にも積極的にかかわっていきたいと思います。男軍団、バンザ~イ!

※息子が好きなアンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の楽譜を購入しました。私がピアノを弾いて、息子が歌えるように練習していきます!


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忙中閑あり

2008年11月06日 | 英語勉強法
昨日は、術後1年の精密検査に行ってきました。

毎度のことですが、大学病院に到着するまでの約2時間の車中は貴重なリスニングの時間になります。

また、病院の駐車場に入るまで30分近く待たされます。この時間も、授業の予習に充てることができるので、昨日も仕事がはかどりました。

診察室に呼ばれるまでの時間、診察が終わり会計までの時間も貴重です。読みかけだった『外国語学習の科学 - 第二言語習得論とは何か』も読了しました。

おそらく、家にいたら、これだけのことはできなかったと思います。私の場合、時間が限られている方が、隙間時間を上手く使うようになり、効率よく仕事や勉強ができます。「忙中閑あり」とはよく言ったものです。

そして、休みなどは、あえて“何もしない時間”とすると、とても贅沢感がでるのです。

さてさて、次期アメリカ大統領も決まりましたが、アメリカという国を自分なりに考え直してみたいと思い、『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』を購入しました。アメリカの矛盾や混迷を批判的にとらえている名著。ますますアメリカに興味が湧き、英語学習のモティベーションも上がりそうです。


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勉強の奥義

2008年11月04日 | 指導現場にて
塾の中学生・高校生の有志を引き連れて、毎年恒例の大学見学ツアーに行ってきました。
見学してきた大学は、東京大学、早稲田大学、上智大学です。

東京大学では、現役の東大生が案内してくれながら本郷キャンパスを練り歩く“キャンパス・ツアー”に参加しました。

東京大学 本郷キャンパス
2時間ほどのツアーでしたが、最後に東大生と勉強について話す機会がありました。
そこで、私は次のような質問をしました。

「現役の東大生から、これから大学受験を控えている彼らに、勉強についてアドバイスをいただけますか?」

そして、二人の東大生が、それぞれ次のように答えてくれました。
「東大といえども、教科書を超越した問題は出ません。基本を徹底することです。基本を積み重ねていくと、難しい問題も解けるようになるのです」

「先に進んで難しいことをやろうとしてはいけません。既に習ったところを復習して、穴を埋めていく勉強を心がけましょう」
これのアドバイスは、実は私が勤務する塾の指導方針でもあり、生徒たちには耳に蛸ができるくらい、繰り返し話していることだったのです。

東大の問題は、非常によく‘練られれて’います。この‘練られている’を‘難しい’と勘違いしてしまうのです。英語を教える立場になってから東大の問題を解いてみると、基本事項のかたまりだということが、よーく分かります。

基本を積み重ねていない状況で東大の問題と対峙すると、‘難しい’と錯覚してしまうだけなのです。

「基本を徹底する勉強」
「復習中心の穴を埋める勉強」
これこそ、勉強の奥義と言えるのではないでしょうか。


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受験票が届く

2008年11月01日 | TOEIC・英検など
昨日、国連英検の受験票が郵送されてきました。

前回国連英検を受けたのは、大学1年生の秋。その時はB級でしたが、見事に不合格でした(笑)。当時、英検2級は合格しましたが、準1級は不合格。TOEICは500点後半の実力でした。

あれから16年。現在の英語力は当時のそれとは雲泥の差だと思います。貪欲に、しかし真摯な姿勢で、特A級の試験を楽しみたいと思います。


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