英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

問題集・参考書の参考書

2013年10月21日 | TOEIC・英検など
遅ればせながら、HUMMERさんの『このTOEICテスト本がすごい!』を読みました。
“問題集・参考書の参考書”であるだけでなく、TOEICのスコアアップのために必要な姿勢が随所に散りばめられており、読んでいると自然とモチベーションがアップします。

紹介されている問題集や参考書は私も持っているものが多いですが、客観的かつポジティブなレビューがとてもHUMMERさんらしく、素晴らしいです。TOEICを通して英語力アップを図る人には必携の一冊です。


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英検1級・準1級の語彙

2013年10月20日 | TOEIC・英検など
2013年第2回実用英語技能検定の一次試験の問題がHPにアップされました。いつものように1級と準1級の語彙問題25問をそれぞれ解いてみました。

【1級】25問中22問正解
・・・単語で2問、イディオム1問不正解
lambaste の意味は知っていたものの、前後をしっかり読まなかったために間違えました。jockey for なんていうイディオムは初見です。これを機に覚えます(汗)。

【準1級】25問中24問正解
・・・単語で1問不正解
treacherous を trenchant と勘違いしていました。私は両方とも国連英検特A級対策の『1100 WORDS YOU NEED TO KNOW』で覚えた単語ですが、この語彙からも分かるように、準1級の語彙は以前と比べて難易度が上がっているような気がします。


最近はTOEICの演習中心の勉強で、特A級受験時にやっていたようなボキャビルはやっていませんが、1級語彙問題の正答率から考えると、語彙力は維持されていると思います。英検上位級とTOEICでは求められる語彙は違いますが、TOEICでも思わぬ難単語は出てきますので、常に語彙力強化は意識していかなければなりません。


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トーイックの日

2013年10月19日 | TOEIC・英検など
今日10月19日は「トーイックの日」です。そんな今朝も、いつもと変わらずに、日課であるパート5・3セット(=120問)を20分で解くことからスタートしました。

トーイックの日で思い出されるのが2008年10月19日です。その日は渋谷で開かれた「TOEICスコアアップセミナー」で、講師を務めさせていただきました。その時の様子はこちらをご覧ください。
あれから5年も経っているとは思いませんでした。当時はスコアが940点から970点に上がった時ではあったものの、満点を取れていない私に講師を任せていただいた国際交流委員会の方には、今でも感謝の一言です。そして、その頃からブログ等でのお付き合いが始まった方々も多くいらっしゃいます。5年たったトーイックの日に、改めて人とつながる大切さを実感しています。


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5文型の単純化

2013年10月18日 | TOEIC・英検など
国際語学社から出版された『TOEIC TEST きほんのきほん』は、英語をやり直すために当面の目標としてTOEIC470点を目標としている方に向けて作られた問題集です。
先日、FBの「TOEIC TEST きほんのきほん」ページで、166ページに載っている英文の基本構造の捉え方が紹介されていました。日本人が英語を読む際、英文を5つ文型に分類して解釈します。これは多くが高校1年生の最初に習うのですが、指導現場での感覚では、文型に意識を置いて英文を読んでいる生徒は半分もいないと思います。ただ単語の意味をつなげてなんとなく英文を読んでいる生徒が多いのです。英語ができるようになるには文型を意識して読むことが大切なのは当たり前なのですが、S+V++O+C などと出てくるとアレルギーを感じる方も多いと思います。

『TOEIC TEST きほんのきほん』では英文を次の2つに分類しています。
① XはYである
② XはY(を)する
①は従来の文型だと第1文型と第2文型、②は第3文型、第4文型、第5文型になります。このように単純化すると、文型で考えるのが苦手な学習者でも理解しやすいかもしれません。

実はこの2つの文型の区分は、私の英語指導の師であるTESOL英語教師の国際免許である英国王立学士院認定Cambridge/RSA CELTAをお持ちの三代澤義人先生が、必ず授業の初日におっしゃっていたことだということを、思い出しました。「主語+動詞+・・・」という語順で成り立つ英語の本質は意外と単純であるということを示していると思います。


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大学入試の本質

2013年10月17日 | 指導現場にて
『大学入試担当教員のぶっちゃけ話』を読了。
大学入試制度はもとより、問題作成現場、大学生活、就職、さらにはその後の人生に影響を及ぼす大学受験の影響が、筆者独特の読みやすい語り口調で書かれています。

日本の大学入試とは何か・・・。私自身の2浪を含む受験経験と10年間に渡る大学受験生への指導を通じて、感じたこと、分かってきたことがあります。それらを、指導や面接、フォーラムなどを通じて、生徒や保護者の方に伝えてきました。そして、本著を読んで、私が感じてきたそれらすべてが事実であったという確証を得られました。

大袈裟ではなく、名前さえ書ければ入れる大学はごまんとあります。しかし、大学入学時に楽した学生は、就職やその後の人生で、やはりそれまでに負うべき苦労が待っています。大学入試で努力していわゆる偏差値の高い大学に合格できた学生は、受験を通じて困難に立ち向かえるという姿勢が担保されるので、就職やその後の人生で充実したものになる可能性が高いと、私はずっと考えていました。

すべての人にそれが当てはまる訳ではないかも知れませんが、やはり、日本の大学受験を通して培われる術は、社会に出てからも通用する基本を育ててくれるのだと思います。本著の218ページで紹介されている某企業採用担当者のホンネがグサッと突き刺さりました。
「偏差値の高くない大学やできて間もないような新設校にしか入学できなかった学生は、自分一人の経験だけでなく、これまで人事に蓄積されたデータをみても、入社試験で高い得点をとったためしがなく、面接でもダレていることが多い。万が一、入社したとしても成績はふるわない。それに比べて、偏差値の高い大学の学生は大学入試という厳しく高いハードルを乗り越えてきただけあって、地アタマや物覚えも良く、困難に立ち向かう勇気もある。したがって大学名で線引きをするのは極めて合理的。就活生だって安定志向で大手企業にしか目が向かないのだから、我々が学歴で学生を区別することは、別に不平等であるとは思わない」
ではどうするべきか。その処方も最終章で記されており、これから大学生になる高校生にもお勧めの一冊です。


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点が線になる瞬間

2013年10月16日 | TOEIC・英検など
難問揃い、いや、TOEICで990点を目指す者にとっては良問揃いの『新TOEICテスト 990点攻略』。ファイナルテストの前置詞 during と in の使い分けについてどうしても分からない問題がありました。そのため、失礼とは思いつつ、著者のHUMMERさんに質問させていただきました。
HUMMERさんからの回答をそのまま引用させていただきますと、
during は「ある期間の間ずっと、ある期間のどこかの時点で何かが起こり、それが起き続けている」ことにフォーカスした表現です。本文のでは空欄の直前に最上級があるため、その「範囲」を限定する in が正解になります。
この解説を読んで、in のニュアンスがつかめました。そして、江川先生の『英文法解説』の前置詞 in の該当箇所を読み直すと、きちんと記されていました。
最上級や the only, the first などがつく名詞に伴う用法で、《米》の語法であるが、《英》でも使われる。

This is the driest summer in years.(ここ数年でもっとも雨の少ない夏だ)
I came across Jill at the party last week; it was the first time I had seen her in months.(先週パーティーで偶然ジルに会いましたが、彼女に会ったのは数か月ぶりでした)

(江川泰一郎『英文法解説』417-418ページから引用)
そして、ふと次のことが頭に思い浮かびました。「10年ぶりに」for the first time in ten years という表現は既に知っていて当然のように使っていましたが、このin も全く今回の用法と同じであるということです。新たに知ったと思えた知識が、実は既に知っている知識の延長であったというこの瞬間は、点の知識が線になる瞬間です。

分からないことを分からないままにせずに掘り下げていった結果、完全に自分の知識になった気がします。同僚のPon子さんとも今回の問題について話し、「きちんとした英語を学び直したい」という共通の感想を持ちました。

英語習得にゴールはありません。日々、勉強を積み重ねていくのみです。


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尽きない地図への興味

2013年10月15日 | 子育て
昨日と一昨日は絶好のお出かけ日和でしたね。しかし、私のお休みは日曜日だけで、次男(3歳)の運動会でした。ところが、次男が急に熱を出し欠席することに。遠方から来てくれた義父母には申し訳ないことをしました。

予定が無くなってしまった日曜、義父母が「孫たちにおもちゃを」と長男(10歳)を連れ立ってデパートに出かけました。

次男にはゴルフのパッティングを模したおもちゃを買っていただきました。さて、長男は何を選ぶかと思うと「面白そうなおもちゃが無いから本がいい」と本屋へ足が向かいました。どんな本を選ぶのか思いながらそっと見ていると、「これがいい!」と2冊を購入しました。
     
『日本全国「駅名」地図帳』は浅井先生の新刊です。長男の5歳のクリスマスにプレゼントした浅井先生の『日本列島飛び地の謎』を機に、長男の地図への熱中度が増し、「飛び地新聞」を書いてコンクールで入賞テレビの取材も受けました。その時、浅井先生ともお知り合いになることができました。今回、長男が『日本全国「駅名」地図帳』を手にしたのも、偶然ではないかもしれません(笑)。本著は文庫本ですが、小学生の長男でもスイスイ読めるほど面白く、イラスト地図も豊富です。


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本物を提供する意味

2013年10月14日 | 閑話
昨日は次男(幼稚園・年少)にとって初めての運動会。それなのに、前日の夕方から39.3℃の発熱。断腸の思いで、運動会をお休みしました(ToT)。せっかく練習を頑張ってきたのに・・・。でも、体が一番ですから、仕様がありません。

群馬から駆けつけてくれた義父母も残念がっていましたが、せっかく秋の信州に来てくれたので、長男も連れて、伊那市内の萱にある行者そば「梅庵」で、蕎麦を食べてきました。

山間にあり、地元民にもあまり知られていない小さな蕎麦屋ですが、駐車場には県外ナンバーの車ばかり。私が今までに食べた美味い蕎麦の中で、3本の指に入ります。いや、ナンバーワンかも知れません。本物の信州蕎麦は、本当に美味いのです!
昨日、お蕎麦を食べながら気づいたことがあります。
①値段が高くても、職人の仕事によってなされた本物を提供すれば、お客様は必ず来る。

②値下げすることで万人受けしようとしなくても、本物を志向するお客様はたくさんいる。
つまり、供給価格を下げることで需要を増やそうとする従来のD-S関係は成り立たないということ。いかにして、専門分野で高付加価値を付けることができるか・・・。梅庵の絶えることのない行列を見て、そんなことを感じました。


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基本を大事に

2013年10月13日 | 閑話
『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?』を読了。
先週の水曜日、自宅から車で1時間のビジネスホテルで会議がありました。会議開始は朝9時30分。台風も近づいていたため、渋滞を見込んで早めに家を出ました。結局、9時にホテルについて、ロビーにあった日経を読んで時間をつぶしました。その新刊案内の広告にあった一冊が本著です。

世界のエリートに共通する基本は主に4点。
①人との「つながり」を大切にする
②「自分磨き」を一生継続する
③「日々の成果出し」に強くこだわる
④「世界的な視野」を常に意識する
この4点を48のポイントに落とし込んで、具体例と共にわかりやすく語調で書かれています。

そのポイント21に「どんな理由があろうと、10分前には現地到着」とあります。時間を守ることは当たり前ですが、徹底することで根底にある自己規律や意識の高さに対する尊敬にもつながります。

奇しくも、この日は30分も前に現地到着したことで、このような素晴らしい本と巡り合えるチャンスを持てました。基本を徹底する大切さを実感した次第です。


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授業参観で見えてくるもの

2013年10月12日 | 子育て
昨日は長男の小学校の祖父母参観に、母と行って来ました。小学校に足を運ぶと、子どもたちの様子を見られるのは当然ですが、担任の先生によって掲示物の展示の仕方や教室の雰囲気作りが違うことを観察できることが、楽しみの一つです。

3年前に読んだ『新版 子どもと生きる教師の一日』にも書かれていましたが、教室の環境整備によって先生の指導力を垣間見ることが出来るといっても過言ではありません。細部にどれだけ心血を注いでいるか・・・。そして、そこで気づいたことを私自身の指導にも投影することができます。

昨日は少し早く着いたので、授業前に図書室ものぞかせていただきました。その空間は、私が通っていた30年前と何ら変わっておらず、光も匂いもそのまま。なぜかホッとできた瞬間でした(*^^*)。


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