英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

試練であり財産でもある大学受験

2019年11月11日 | 閑話
昨日は、母校・伊那北高校の同窓会地区支会の集金や配り物があり、高校の近くに来たので立ち寄りました。
ちょうど30年前の1989年、私は高3でした。「こんなにも穏やかに晴れ渡った初冬の青空を見る余裕もなく、勉強“みたいな”ことをしていたんだろうな」と、母校を見ながら当時に思いを馳せました。

ほぼ毎週模試を受け、復習もせずに、大学受験生のフリをしていた自分。でも、そんなのを勉強とは言わないとわかったのは、浪人してからのこと。

何事も、自ら経験し、そこから何を感じ、どう成長するか。一つ言えることは、物事の真髄はシンプルで、そこへのアプローチもシンプルであるということ。自らが勝手に複雑に考えてしまい、成長する過程を閉ざしている。

大学受験は、そんな成長過程を自ら認識できる、人生最初の試練であり財産であったと、今なら断言できます。


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神田外語大学の真っ当な判断

2019年11月10日 | 指導現場にて
これまでも「不都合な事実」(2019年9月14日)や「英検2級なんて誰でも受かる」(2019年7月7日)の投稿などで辛辣に述べてきましたが、私は英検2級の英語力には懐疑的です。生徒を指導していると「この程度のことも知らないのに、よく英検2級に受かったな」という場面に、何度も遭遇するからです。

昨日の授業で、外国語系学部を目指す高3生が「神田外語大学の入試では英検を活用できるんですが、準1級だと英語を満点とみなしてくれるのですが、2級だとたった5点の加点です(苦笑)」と、教えてくれました。

神田外語大学HP
より
英検利用で英語がみなし満点となるのはCSEスコアで2,350点以上。英検準1級合格の合格基準CSEスコアは2,304点です。

神田外語大学は至極当然の真っ当な判断をしていると思います。「英検2級レベルはたいしたことないんだよ。2級など、たった5点の加点で十分だ」と受験生に訴えているようです。

英検2級合格は英語習得のほんの入り口に立ったに過ぎません。そこから上のレベルに行くには、想像を絶するとんでもない高い壁が次から次へと立ちはだかるのです。


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走りたい気持ちを抑えて

2019年11月09日 | ランニング・筋トレ
先月末の第31回諏訪湖マラソンの写真が届きました。
レース中に故障してしまった右骨盤腸骨稜の痛みに耐えながら走っていたので、始終つらそうな表情だったことが分かります。

現在は2週間のドクターストップ中で、明日までは走れません。2016年10月にランニングを始めてからこの3年間、2週間走らないことなんてありませんでした。長くても、インフルエンザに罹患した時の6日間が最長でしたから、変な感じです。ただ、今後のトレーニングや目指すところについても色々と考えることができましたので、プラスにとらえたいと思います。

痛みはほぼ消え、だいぶ癒えてきました。次に出場予定の第39回群馬サファリ富岡マラソン(ハーフ)までちょうど一ヶ月です。来週月曜日からドクターストップも解除となりますので、以前の走りを取り戻せるよう、様子を見ながらトレーニングを再開していきます。


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今日は立冬

2019年11月08日 | 閑話
今日は高遠城址公園へ、妻と紅葉を見に行ってきました。毎年11月1日に出かけてますが、色づき方が例年よりも10日前後遅いようで、今年は来週末ピークとなるでしょうか。それでも綺麗に紅葉している木も多く、楽しめました。










高遠そばの新そばも絶品でした。

そして夕方。日中とはうって変わって曇り空になり、重々しい雲が垂れこめていましたが、午後5時過ぎ、一瞬日が当たって、神秘的な夕焼けを見ることができました。

11月7日(木)午後4時51分 トラスト英語学院より撮影
昨日は最高気温18.2℃・最低気温0.1℃で、日較差が18.1℃となった伊那市です。体調管理が難しく、風邪で休む生徒たちも増えています。

今日は立冬で、季節は冬に向かっています。週末は冷え込むそうですから、皆さん、ご自愛ください。


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高校入試の先を見据える

2019年11月07日 | トラスト英語学院
12月1日(日)に、無料セミナー「そうだったのか!高校入試 リスニング対策」を開催します。トラスト英語学院開講以来、毎年行っている本セミナーは、毎回好評をいただいている中3生対象の講座です。学外生の受講も大歓迎ですので、友だちと一緒に受講して、共に第一志望合格を目指しませんか。※ 入学勧誘等は一切いたしませんので、ご安心ください(*^^*)

昨年の様子

そうだったのか! 高校入試 リスニング対策
【日時】12月1日(日)10:00~12:00
【対象】中学3年生
【内容】「リスニングができるようになるには、英語をたくさん聞きなさい」・・・そんなアドバイスは無意味です。英語を聞き続ければリスニングができるようになると思っていませんか?長野県公立高校入試で20点を占めるリスニングで確実に得点するための心構えと、英語力全体の礎である「読む」力を構築するために、正統派の英語学習法を伝授します。

定員がございますので、メール・電話・FB・Twitter等で、必ずお申込みください。受講希望の学院生もお申込みが必要です。

トラスト英語学院
☎ 0265-96-0950  ✉ trust-english@chorus.ocn.ne.jp


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本当の尻拭い

2019年11月06日 | 2020年大学入試制度改革
長男(高1)が、学校からこんなプリントをもらってきました。
文部科学省のHPにもPDFファイルで載っている大臣メッセージのようです。

混乱を招いた責任者として誠意を示そうとしたのでしょうけど、HPに載っているのだから見るように指示するか、大きく一枚で打ち出して掲示すればいいのに・・・。これもお上からの指示なのか、各高校が独自の判断でやっているのか?今日から各高校の生徒に確認してみますが、全員に配るなんて紙がもったいないですね。こんなことやっていたら小泉環境大臣にツッコまれるぞ。あ、でも縦割り行政だから、他の省庁がやっていることには興味はないか・・・(苦笑)。

本当の尻拭いや責任の取り方は、こんな紙切れ一枚ではなく、大学・高校・高校生の当事者たちを巻き込んで、時間をかけて議論することです。利得権益を一切排除した「結論ありき」ではない議論をしないと、同じ轍を踏むことになります。


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いつもの繰り返し

2019年11月05日 | Life with Rye
この連休は、仕事が入っていて、お休みという感じではありませんでした。せめて夜くらいはしっかりと睡眠をとりたいところでしたが、日曜の夜中に愛犬Ryeが食あたりで、遠吠えをし始めました。6月から飼っていますが、最近はトイレはいつも外でするような習慣だったので、明らかに「お腹が痛いよ~」「ウンチをしたいよ~」という行動が目立ち、真夜中に何度も外へ連れていく始末。辺りが明るくなり始めた頃にようやく落ち着いてきたので、昨日は様子を見ながらプチ絶食をしました。

昨夜はRyeもしっかりと眠れました
食事はドッグフードが中心ですが、どうしても味に変化をつけたくて、豚肉・鶏肉牛肉・魚など、犬が食べられるものを少しトッピングをしていました。そういったものも過度になると、犬のお腹に負担がかかるかも知れませんので、Ryeの体重と食事量を見直すきっかけにもなりました。

6月12日 8.98kg
8月30日 12.52kg
10月1日 12.70kg
10月30日 13.44kg

生後10ヶ月の雑種の中型犬なので、もう少しで成犬となります。体重は14kg前後になると思うので、食事量も一日300gと決めて、様子を見ていきます。

今朝はいつものように散歩ができ、ウンチも普通の状態に戻ったので一安心です💩。途中、ご近所の方に、「ご主人、ケガの方は大丈夫ですか」と、ランニングで骨盤を故障している私の心配をしていただきました。

いつもの時間にいつもの散歩をし、いつものご近所の方と雑談をする。いつもの繰り返し。そんな平凡な当たり前の中に、幸せを感じます。


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成長の糧に

2019年11月04日 | 閑話
先週は、ランニングで故障し、ありがたいことに仕事も多忙で、精神的に参りました。こんな時は、当学院から毎夕見える荘厳な景色を目に焼き付けて、乗り切りたいですね。
季節は冬に向かいます。普段の生活を見直し、精神的にも成長できる時間を積み上げていきます。

まずは、出来ることをやる。プラス思考で考える。そんな単純な当たり前のことが、大きな成果につながります。


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10月のランニング・筋トレ総括

2019年11月03日 | ランニング・筋トレ
今日から霜月。先月のランニングと筋トレの総括です。

2019年10月のランニング走行距離は187.5km、走行日数は31日中17日でした。

2019年の月別走行距離 (  )内は前年同月比 
 1月 126.5km (-6.4km)
 2月 160.0km (+18.0km)
 3月 214.0km (+109.0km)
 4月 242.3km (+190.3km)
 5月 151.5km (+46.2km)
 6月 151.5km (+45.5km)
 7月 112.0km (-8.3km)
 8月 150.9km (+46.6km)
 9月 247.7km (+134.1km)
 10月 187.5km (+23.9km)

先月は何と言っても、今年最大の目標であった「初マラソンでサブ4」を達成するために、第3回松本マラソンに出場しました。結果は3時間51分03秒(ネットタイム)で、見事に達成することが出来ました。

第3回松本マラソン ゴールの瞬間
初フルマラソンを4時間未満で完走したことで自信がつき、その後もトレーニングを重ね、月末には第31回諏訪湖マラソンでハーフも走りました。しかし、自分の気づかないところで疲れがたまっていたのでしょう。骨盤右側の腸骨稜を故障してしまいました。

振り返ってみると、9月と10月の2ヶ月間で435.2kmを走り、フルマラソン1回、ハーフマラソン3回に出場しました。これまでも2ヶ月間で400km以上を走ったことはありますが、やはり、レースを含んでいると身体にかかる負担は計り知れないものがあったようです。フルマラソン後に十分な休養を取らずにトレーニングを重ね、風邪を引いて体調を崩したこともあり、それが前兆だったかもしれません。

現在はドクターストップがかかり、2週間の完全休足・オーバーホール中です。ただし、筋トレとストレッチの許可は出ていますので、スクワットを行い、ダンベルとアブローラーを使って、体幹中心に鍛えています。この2ヶ月の疲れを取り、身体を作り直して、必ず故障前より強くなってみせます。

第31回諏訪湖マラソン ゴール後にワイナイナ選手と


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センター試験を変える必要性はあるのか?

2019年11月02日 | 2020年大学入試制度改革
本日(11月2日)の信濃毎日新聞朝刊の社説で、英語民間試験導入延期について取り上げられました。以下に本文を引用します。
民間試験見送り 判断遅れた責任は重い

もっと早い段階で立ち止まる機会はあったはずだ。大学や高校の現場から上がった懸念や不安の声に耳を傾けず、あと半年足らずで実際に受験が始まるこの時期まで判断を先延ばしした政府の責任は重い。

現在の大学入試センター試験に代わる共通テストに、英語の民間試験を来年度から導入するのを見送ることが決まった。萩生田光一文部科学相が発表した。

そもそも、日程ありきで急ごしらえした仕組みはずさんと言うほかない。準備不足もあらわだった。押し切れば、混乱がさらに広がるのは避けられなかっただろう。民間試験を使うかどうかを含め、制度を見直すのは当然だ。

とりわけ見過ごせないのは、住む地域や家庭の経済力によって受験機会が不公平になることだ。7種類ある民間試験の多くは都市部でしか受験できず、交通費や宿泊費の負担が生じる。受験料が2万円を超す試験もある。

当初から指摘されながら根本的な是正策は取られていない。低所得世帯の受験料の軽減を試験業者に要請した文科省の対応はおざなりに過ぎる。「身の丈に合わせて頑張って」という萩生田氏の先日の発言は、制度の不備を正当化し、諦めを強いるかに聞こえた。

民間試験の導入は、「読む・聞く」に「書く・話す」を加えた4技能を評価するためだという。だとしても、共通テストの枠に位置づけるなら、統一した試験を新たにつくるのが本来だろう。

民間の試験はそれぞれ目的も尺度も異なり、結果を一律に比べるのは難しい。入試としての公正さを確保できない心配がある。

実際、入試改革の検討過程では、民間試験に頼らず“自前”の試験を開発することも視野に入っていた。なぜそれが消えたのか。理由も経緯もはっきりしない。

入試改革は官邸直属の会議で大枠が示され、文科省が具体化を進めてきた。主体であるべき大学を押しのけて政府が前面に立つことにそもそも無理がある。

センター試験の詳しい検証を経て移行が決まったわけではなく、大学や高校での議論が土台になったのでもない。共通テストの初回を再来年1月とした日程も明確な根拠は見当たらない。

再検討が必要なのは英語の民間試験だけではない。国語に記述式の問題を導入することにも現場の異論は強い。共通テストへの移行そのものをいったん見送り、各大学の2次試験も含めた入試のあり方を議論し直すべきだ。(11月2日)
信濃毎日新聞の社説やコラムは、2020年度大学入試制度改革において首尾一貫して否定的な姿勢を貫いてきました。過去の社説・コラムは以下をお読みください。

信濃毎日新聞コラム「斜面」(10月29日)
大学入試改革の混迷 見切り発車を止めねば(9月29日)
英語民間試験 導入を無理押しするな(8月28日)
英語民間試験 今ならまだ立ち止まれる(7月8日)


大学受験の当事者である大学と高校生が蚊帳の外に置かれ、政治主導で誘導された今回の大学入試制度改革が破綻をきたすのは自明でした。なのに、ギリギリまでその最終判断を遅らせた国の責任は大きい。

大学入試共通テストのその他の問題点や論点を以下に挙げておきます。
①国語と数学における記述式の採点の公平性。
②採点効率化のため、その記述式問題が本当に思考力を問うものなのか。
③英語から排除された発音・アクセント・文法・英文整序問題の復活。

特に③については、リーディングとスピーキング・ライティングの相関性は認められます。4技能の計測が主目的であった民間試験導入が見送られた今、スピーキング・ライティング能力と関連する発音・アクセント・文法・英文整序などを排除したままでいいはずがありません。

共通一次を含めれば40年以上の時間をかけて磨かれてき大学入試センター試験。この日本国民の財産とも言える試験を安易に変える必要性は見当たりません。

受験生の論理性や思考力や表現力・記述力を問いたい?そんなことは、これまでも国公立大学の二次試験でやってきたことです。

私立大学はどうする?国公立大学と同じく、各大学が必要とするなら独自に問題を作成し、入試で課せばいいだけのこと。50万人以上が一斉に受けるセンター試験でそんなことをやろうとすること自体に無理があるのです。


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