綾部商工会議所主催の新年互礼会に参加した。
由良龍文会頭の挨拶で始まり、市長が「吾愛三餘」の色紙を掲げて話をした。
市長就任の頃、ちょうど不況の波が押し寄せ、さらに綾部市の財政破綻が予測されていた厳しい時だった。舘の楞厳寺の為広哲堂住職から、この言葉を書いた色紙を贈られたそうだ。
「三餘」とは、「三つの余り」のこと。すなわち、季節で言うと冬、天気で言うと雨、一日で言うと夜であり、この時に読書などに勤しめという教えだ。
時間を有効に使い、厳しい時にこそ努力を続ければ、必ず大きな力がつくということだと思う。
今年は経済的にも、政治的にも大変厳しい状況でのスタートになったが、マイナス思考せずに今できることを一生懸命にすることによって、必ず展望は開けるのではないかと思う。
日東精工の塩田社長も「大変厳しい状況だが、今こそ、我々はものづくりの原点に立ち返って、技術と信頼を高めることに力を注ぐ時だと社内で話している」とおっしゃっておられた。
懇親会では様々な方とご挨拶をさせていただいた。世代交代が進みつつあるのか、若い人が多くなっているという印象を受けた。