朝8時に正暦寺に行き、「不動明王大祭」の準備をした。僕は護摩壇担当だった。
霧の深い朝だったが、こういう日は綾部はきれいに晴れ上がってくる。
続々と来賓や参拝者が集まって来られて、10時から大祭が始まった。筆頭総代として、父が挨拶し、「不動明王大祭」の由来を述べる。
綾部藩主であった九鬼家は参勤交代の際、道中の無事を正暦寺で祈祷してから出かけたという。そのため、正暦寺の「不動明王大祭」は交通安全祈願という意味がある。
昨年はビデオ係だった種清くんが、今年は行者になっていた。「先達」という免許も昨年とったそうだ。
入口のところで立派に口上を述べていた。
玉川正信住職が願主として願い文を読み上げられた。
護摩焚きが始まると僧侶や行者が護摩を順番に祈願して火に投げ入れる。
種清くんは太鼓も打てるので、今年は太鼓を打ちながらの護摩焚きとなり、迫力もあった。
今年は護摩の数も少なかったようだ。早めに終わった。
昼ご飯を食べ、14時半頃から片づけをした。
来年から世話方をされるという僕より少し年上の方もおられて、徐々に若い方がお寺に来てもらえるようになるといいなと思った。
16時頃からお寺で打ち上げがあった。