4日㈭、11時から綾部商工会議所(材木正己会頭)主催の令和六年新年互礼会があやテラスで開催され、例年の倍ほどの約300人が集まった。コロナが明け、久しぶりに飲食を伴う形で開催され、今年は鏡割りも行われた。
ここ数年は飲食がなかったので、挨拶をさせてもらっていたが、今年は「定位置」である乾杯の発声役に戻った。少し挨拶もさせていただいてから乾杯した。
挨拶ではしばらくお時間をいただいて「綾部の魅力」について話をした。
時々、「綾部の魅力を一言で言うと何ですか?」と難しい質問をしてくる人がいる。仕方なく「美しい自然とか、豊かな人情」と全国どこでもありきたりな答えでお茶を濁しているが、その「綾部の魅力」に関連して、年末に面識がなかった東京の方から「綾部を舞台にした演劇を東京で上演します」というメールをいただいた。「なんで?綾部が舞台になったんですか?」と訊ねたら、こういうことだった。
その劇団の主宰者が目指していた俳優の道を30年前に諦めた後、「歌手のマネージャー」の仕事に就き、全国をキャンペーンに回っていた27年前、綾部に営業に来られたそうだ。
綾部での営業は芳しくなく、営業後に1軒だけ開いていたラーメン屋で二人、無言でラーメンを食べた。その思い出がなぜかその方の脳裏に色濃く焼き付いていて、それを題材にできた芝居が「ふたりのゆめ」という作品だとのこと。
ネットで調べてみると、その劇団の主宰者がこんなことを書いておられた。
綾部の皆様の温かい笑顔と優しさが忘れられず、綾部という場所が私の心の中にずーっと残ったまま約27年ほどの月日が流れ、今回、新作を描くにあたり、意識したわけでもないのに、自然と綾部の街を想い出しながら描いていた。
だから「何故綾部?」と聞かれても、具体的な意味はなく、しいて言えば「心の中に綾部があったから」ってところ。
なぜその方の印象に綾部が色濃く残ったのか、それは分からない。しかし、これから私は「綾部の魅力を一言で言うと?」と問われたら、「感じてください」と答えるようにしようと思う。
我々が何も思わず見ている綾部の町は、実はすごい魅力を秘めているのではないかと思うようになった。
「ふたりのゆめ」は劇団ふぁんハウスによって、今年の1月26日、27日、東京都港区の麻布区民センターで上演されます。あらすじは下記の通り。
私はたまたま27日の10時からの東京での会合に出席するため、26日に前泊して東京に行く予定をしていた。あまりに運命的に日程が合ったので「ふたりのゆめ」を観劇しようと思っている。
劇団ふぁんハウスの皆さんは役作りのために11月23日に綾部を訪れ、その様子は「団長の独り言」やYouTube「綾部視察旅行」で紹介されています。
東京方面の綾部関係者の皆さん、ご都合がつけば、ぜひ一緒に観劇しましょう!
互礼会の後は、輝くん、光くん、山下くんと二次会へ行った。