27日㈯、飯田橋のホテルから15分ほど歩いて、東京ドームの近くの文京シビックホールへ。
10時から、児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会(代表:岩波初美 千葉県議)の会員や地方議員対象の意見交換会に出席した。
児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会は昨年設立され、私も副代表に就任しているが、リアルに役員の皆さんと出会うのは初めてだった。
児童相談所による「誤認保護」等によって、苦しめられている親子が全国には相当たくさんおられて、それに対して国会議員はほとんど動く人がないため、児童相談所を管轄する都道府県の議員を中心に、市町村会議員にも呼びかけて、まずは情報交換が始まっている。
岩波代表ら、他の役員とはこれまでオンラインで会議するだけだったが「一度集まってこの懇談会が何を目指して活動していくのか、目標をもう少し明確にしてはどうか?」と提案して、今日の意見交換会が開催された。
とはいっても…初対面の人が多く、意見を一つにまとめるのは難しそうだった。
「児童相談所の闇」(万代宝書房)などの著書がある内科医の内海聡氏も来られていて、いろいろとお話をされていた。
内海医師のインターネットでの発信はこれまでから目にしており、若干、思い込みが強いような気はしたが、正義感の強い方なんだろうと感じた。
NHKや民放で番組制作をしている方とか、フリージャーナリストなども数多く参加しておられて、マスコミが徐々にこの問題に目を向けつつあるのだろうとも思った。
私としては一時保護された児童と保護者の面会交流や手紙のやり取りは保障していくことが最初の出発点かと考えている。刑務所の囚人でも認められていることが認められないのは人権侵害に当たると思うし、それが児童相談所をブラックボックス化していることにもなっているとこれまでの経験から感じている。
午後は一般参加の方も交えて、児童相談所のあり方を考えるシンポジウムが開催され、岩波代表の挨拶の後、実際に児童相談所に不当に子どもを一時保護されたと訴えられている複数の夫婦と親子、それを支援する弁護士の方がお話された。
その後は内海医師による「医師から見た児童相談所の問題点と必要な対策」と題した講演が行われた。
休憩後の意見交換も活発に質問や意見が交わされており、参加者も会場いっぱいとなって、この問題の深刻さを表していると感じた。
今回は関東方面の地方議員が多かったが、様々な方と名刺交換することができた。
無所属の議員さんが多いが、皆さん、様々な問題意識を持って活動に取り組んでおられる様子で新たな刺激を受けた。
夕方の新幹線に乗って、京都から綾部に帰った。綾部駅にはまだたくさんの雪が残っていた。