29日㈪、午前中は「げんたろう新聞」を配りに、あやべ台団地や紫水ヶ丘団地へ。
午後は監査委員として現地監査を行うため、亀岡市の京都府農林水産技術センターへ。ここには府会議員になったばかりの頃に、元センター長で、三重大学の大先輩でもある中上林の岸本章三さんに連れて来ていただいたことがある。
大橋善之センター長と蘆田哲也農林センター長に施設を案内していただいた後、業務に関してお話を聴かせていただいた。
京都府農林水産技術センターは数年のうちには、府立農大や府畜産センターのある綾部市位田町の以久田野に移転する方針が出されており、現在の建物やガラス温室はずいぶん老朽化していた。
土壌や成分の分析を行う機器などは最新鋭のものの含めてたくさん揃っており、府北部産業創造センターとの農工連携が進めば、農業にとっても製造業の企業にとっても良い連携ができるのではないかと考えている。
京野菜は京都農業の大きな優位点であるが、一定規模の農地を維持することを考えると水稲を維持発展させていく必要がある。
温暖化でコシヒカリの収量が下がってきたことから、新しい「京式部」という品種が開発され、数年前から栽培が始まっているし、酒米の「祝」の育てやすくした改良型も近々、出てくるそうだ。
今後も京都農業を「研究」で支える機関として活躍してもらいたいし、綾部に移転することで、農大生や畜産センターとの連携が可能になり、またそれに合わせて、建物や設備、機械がリニューアルされることにも期待している。