12月8日、初滑りの後、友人のN夫妻に誘われて寿都方面にドライブしてきました。N夫妻も写真を趣味にしていらっしゃいます。
寿都の海岸に行った目的の一つは「鮭の寒干し」の写真を撮ることでした。日本海の海に向かって大きなやぐらが建ててあり、たくさんの鮭の寒干しが並んでいました。
小さく見えますが、かなり大きな鮭です。生の鮭に塩をした後に重しをして木樽で熟成させ、その後、浜の寒風にあてて寒干しをするのだそうです。
この寒干し、お店に売られているのを見ると5000円から1万円以上のかなり高価な値段がついていました。昔から冬の間の貴重なタンパク源になっているのでしょう。
切り身にしたもの「鮭寿」を買ってみました。650円也で、高価です。普通の塩鮭では味わえない絶妙な旨味があるそうです。
こちらは泊村で見つけた「鮭とば」です。秋鮭を半見に下ろして、皮つきのまま縦に細く切り、海水で洗い、潮風にあてて干したものです。干し方によって硬さが異なるようですが、お酒のおつまみには最高のおもてなしになります。
海の方を見ると、遠く積丹本島の雪山が見え、灯台の手前には白いかもめが一列に並んでいました。
さすがに日本海らしく、白い海しぶきがたって荒波でした。
岩波の方へ戻る途中、雷電岬の先端部に垂直に尖った弁慶の刀掛岩が見えていました。弁慶が刀を置くためにつくった岩という伝説があります。このあたりは夕日の景色が素晴らしいそうです。
寒干しの櫓の豪快さに、冬の日本海の荒波がよく似合っている感じ…。
豆粒みたいに居並ぶカモメも弁慶の刀掛岩も、面白く見させていただきました。弁慶の刀掛岩の夕日の情景は、確かに素晴らしいでしょうね!