田村智子「共産党の田村智子です。安倍内閣のモラルハザードが問われていますが、私は総理自身の問題を質問致します。毎年4月、総理大臣主催の『桜を見る会』が新宿御苑で行われていますが、安倍総理のもとで参加者数、支出額が年々増えています。これ2013年以前の資料がないということなのですで、2014年を見ると、参加者1万3700人、支出額3千5万円。予算の1.7倍です。
ここから伸び続けて、今年は参加者1万8200人、支出額5千520万円、予算の3倍は超えました。驚くのは来年度の要求額ですね。先の国会で予算とかけ離れていると批判されたからなのか、今年度の支出額を超えて、5千730万円を要求しているわけなんです。
総理、なぜこんなに参加者と支出額を増やしてきたんですか」
委員長「内閣府大臣官房長大塚幸寛くん」
大塚幸寛「あの、お答えを致します。先ず要求額でございますが、この『桜を見る会』の概算要求に当たりましては、例えばテロ対策の強化や混雑緩和のための措置など、近年に講じた改善点を反映させるなど致しましては、実態に合わせた積算をさせて頂きましたが、その結果として、今ただ今ご紹介ございました来年度要求は、5千728万8千円を要求をさせて頂いてるとこでございます。
それから招待客が増えている理由でございますが、ま、こちらにつきましては『桜を見る会』には例えば外交団、国会議員、都道府県知事、議長初め、各界に於いて功績・功労のあった方々を、これは各省庁等からの意見を踏まえ、幅広く招待をしております。
そしてその上で内閣官房や内閣府に於いて最終的に取り纏めているところでございますが、そうした結果と致しまして、こうした招待者、参加者が増えているということがございます」
田村智子「総理主催ですから、総理に答えて頂きたいんですがね。次の資料で、今、テロ対策等々と言いましたが、支出数値だけを見てくださいよ。一番経費がかかっているのは飲食物提供ですね(パネルから22,615千円)。
案内状も実は2.5倍に増えてるんですよ。案内状というのは封筒の裏面が総理のお名前です。表面に招待者の名前を記して、必ず一人ひとりに送付を致します。招待者が本当に増えたってことが分かるわけですよ。
招待者が増えれば、参加者も増える。混雑緩和のための会場設営費もどんどん増えると。そういうことですね。もう一つ見たいんです。『桜を見る会の開催要領』。これ毎年閣議に配布がされているということなんですけれども、この中の招待範囲、今色々言いましたね、確かに皇族とか、各国大使、また議会関係や地方議会関係、行政関係、この辺りはですね、年々増えるってあり得ないんですよ。
内閣府に聞きましたら、推定だが、まあ2千人くらいで、ほぼ固定的だって言うんですね。そうすると、一番下ですね。『その他各界の代表者等』、これが増えたっていうことだと思うんですが、じゃあ、これ内閣府でいいですよ。『等』も含めて、これはどういう方々で、一体どうやって招待する人を決めるんですか」
大塚幸寛「今のその、『開催要領』にあります『その他各界の代表者等』の『等』でございますが、これはまさしく各界に於いて功績のある方々を幅広く招待できるよう、『等』をつけているというものでございまして、何か特定の分野ですとか、カテゴリーを想定しているものではございません。
まさしくこういったことを踏みまして、各省庁から幅広くご推薦を頂き、最終的に私ども内閣府、内閣官房に於いて取り纏めているとこでございます」
田村智子「各省庁から推薦を頂いて、功労・功績が認められる方ってことなんですね。『等』を含めて。あの『開催要領』にはね、計約一万人なんですよ、招待範囲。当然、各府省はこれを念頭に入れて、功労・功績のある方を推薦しているはずで、事実、安倍総理より前は大体1万人前後なんですよ。
なぜ一転、1万8千人になるのかっていうことですよ。『桜を見る会』に参加した皆さんがインターネットでその模様をたくさん発信して頂いているので、見てみました。
『稲田朋美の日々の活動報告』、平成26年4月12日、『桜を見る会』、地元福井の後援会の『地元福井の後援会の皆様も多数お越しくださり、大変思い出深い会になりました』
これ当時規制改革担当大臣。『世耕弘成後援会ニュース』、2016年新年度。『桜を見る会』にて地元女性支援グループの皆さんと、これ写真が載っています。当時官房副長官。
2016年に初入閣された松本潤衆院議員の『国会奮戦記』、なかなか興味深いものがありました。2013年4月20日、内閣総理大臣主催『桜を見る会』、『役職ごとに案内が割り当てられます。今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、止む無く我が陣営は不参加』
その後、2015年4月18日、『選挙のウグイス嬢の皆様を始め、後援会の皆様と参加致しました』
もう一人ご紹介します。『萩生田光一の永田町見聞録』、2014年4月18日、総理主催の『桜を見る会』が催され、今年は平素ご面倒をかけている常任幹事会の皆様を
(ご夫婦で)お招きしました」
萩生田大臣、当時は自民党総裁特別補佐ですけれども、常任幹事会の皆様というのはどういう方で、どの部署が推薦してくださったんですよね(くださったんですか)」
萩生田光一「『桜を見る会』については各界に於いて功績・功労のある方々を各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待しているものと承知をしており、最終的な取り纏めは内閣官房及び内閣府に於いて行われていると承知しております。実際に参加された方は手続きに則り、招待さた方であると承知をしております」
中断。
萩生田光一「自分の知り合いの方をのべつまくなしに入れるという仕組みにはなっておりません。その方たちが例えば各種業界団体の東京都単位の役員になってる、そういう方について、(田村智子が自席から何か言ったのか)それ何年のでしょうか。(ふっと一笑いしながら)常任幹事会の中にそういう各種団体の長の方がいらっしゃって、その方達がお招きをされたと承知をしております。まあ、あの、私が主催者じゃないのに何かお招きしたというのはちょっと僭越な言い回しだなと思います」
田村智子「常任幹事会って何ですか。常任幹事会って、何の団体の常任幹事なんですか」
萩生田光一「2014年の常任幹事会って言うのは後援会の中の常任幹事の方だということだと思います」
田村智子「後援会なんですよ。総理ね、つまり自民党の閣僚や議員のみなさんが後援会支援者の招待客、これ自民党中で割り振ってるということじゃないですか。これ総理じゃなければ、答えられない。総理お答えください。総理ではければ、答えられない。総理じゃなきゃ、答えられないですよ」
安倍晋三「今、説明しますから。『桜を見る会』についてはですね、各界に於いて功績・功労のあった方々をですね、各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。招待者については内閣官房及び内閣府に於いて最終的に取り纏めをしているものと承知をしております。
私は主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者の取り纏め等には関与していないわけであります。その上で個々の招待者については招待されたかどうかを含めて個人に関する情報であるため、従来から回答を差し控えさせて頂いているものと承知をしておりますが、その詳細についてはですね、詳細については政府参考人に答弁させます」
田村智子「安倍総理のことでお聞きしますよ。友田たもつ下関市選出の山口県議会議員のブログ、2014年5月1日号、『4月12日、安倍首相が主催する「桜を見る会」に行ってまいりました。今回は私の後援会女性部の7名の会員の方と同行しました。早朝7時30分にホテルを出発し、貸切バスで新宿御苑に向かい、到着するとすぐに安倍首相夫妻との写真撮影会。安倍首相には長く政権を続けて貰い、今後もずっと「桜を見る会」に下関の皆さんを招いて頂きたい』とあるんですね。『ホテルから貸切バスで移動する』と。総理ね、そういうご自身も、地元後援会の皆様さんを多数招待されてるんじゃないですか」
安倍晋三「今申し上げましたように『桜を見る会』についてはですね、これは昭和27年以来、内閣総理大臣が各界に於いて功績・功労のあった方々をお招きをし、日頃の労苦を慰労するため、などのため開催しているものと承知をしておりますが、萩生田大臣からも答弁させて頂いたとおりですね、えー、様々な、例えば地元に於いて自治会等々ですね、あるいはPTA等で役員をされている方々もおられるわけでございますから、当然、そういう方々とですね、これはあの後援会に入ってる方々が、これは重複することも、当然、あるわけでございます。
そういう中で招待されてるものと承知をしておりますよ」
田村智子「これね、ちゃんと調べてくださいよ。例えば友田県議員。後援会の女性部。『どういう功労・功績が認められたのか』と(調べてほしい)。で、『どの府省が』というのは内閣府とその他色々省ってことですよね。
どの府省の推薦で招待されたのか、ちゃんと調べてくださいよ、総理」
大塚幸寛(内閣府大臣官房長)「あの、具体的な、その招待者の、その推薦、例えば推薦名簿ですが、推薦にかかる書類はこれは毎回の『桜の会』の終了を以って使用目的を終えるということもございますし、それからその個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理すると、支障が生じることもございまして、これは従前からその一連の書類につきましては保存期間1年未満の文書として終了後、遅滞なく廃棄する取扱いとするところでございます」
田村智子「ほんとにね、検証ができない状態なんですよね。私もね、友田県議とか、下関の後援会ですが、何で招待されるんだろうかと。内閣府が発送しているので、我が党の『しんぶん赤旗』、現地取材をしました。
下関市の後援会員の男性は今年の『桜を見る会』についてこう話ししてるんです。『2月頃、下関市の安倍事務所から「桜を見る会」に行きませんかと案内が来た。名前や住所などの必要事項を紙に書いて、安倍事務所に送り返すと、内閣府から「桜を見る会」の招待状が届いた。安倍政権になってから毎年参加している。下関からは毎年数百人が上京する』
案内状というのは発送は内閣府が一括して行い、必ず招待者一人ひとりに宛てて送付をする。これ以外の発送ルートはありません。総理、安倍事務所が取り纏めをしなければ、下関市の後援会員の名前や住所がどうして分かるんでしょうか。
これもしね、内閣府が独自に知っていたってことになると、これさらに大問題だと思うんですけれども、総理、如何ですか」
大塚幸寛「あの、お尋ねの招待状につきましては各府省等を通じて元々元々ご推薦を頂いておりますし、各府省等を通じて発送を頂くなど、最も効率的と考える方法で招待者のお手元に届くように毎回してるところでございます」
田村智子「そんなこと聞いてるんじゃないんです。その下関市の後援会の人たちの名前を。内閣府、それじゃあ、もうお答え頂くってことですね。どうやって確認したんですか。どうして分かったんですか。各府省の取り纏めなんでしょ。どの府省が下関の安倍さん関係の後援会の人の名前と住所を押さえることができるってことなんですか」
大塚幸寛「あのー、その具体的な各推薦者の最終的取り纏めの検討過程にかかる情報につきましては、これを明らかにすることは内閣官房、内閣府に於きます円滑な取り纏めに支障を及ぼす恐れがあると書いてございまして、只今の答弁につきましてはお答えを差し控えさせて頂きたいと考えております」
田村智子「これね、私達は、総理お答えくださいよ。安倍事務所に申し込んだら、内閣府から招待状が来たという証言を複数の方から得ているんですよ。得ているんですよ。それ以外に発送する術はないんですよ。そうじゃないって言うんだったら、ちゃんと安倍事務所に確認してくださいよ。地元事務所に。総理」
安倍晋三「あのー、先程、赤旗の取材に私の後援者が答えたっていうことは私も寡聞にして存じないんですが、そこでですね、今も既に申し上げておりますように個別の方については招待されたかを含め、個人に関する情報であるため回答を差し控えさせているというのが従来からの政府の立場でございます」
田村智子「これね、『開催要領」の逸脱が疑われているんですよ。各界を代表する功労・功績のあった方を府省が取り纏めて、招待するんですよ。これ以外ないんですよ。じゃあ、萩生田さんの後援会の常任幹事、これなんの功労・功績があったと思います?」
大塚幸寛「先程総理からもご説明しましたが、その個々の方についてその功労・功績は何か。その以前にその招待されたかどうかということは、これは個人に関する情報でございまして、お答えを従来から差し控えさせて頂いているところでございます」
田村智子「これね、今、後ろからもありました。税金を使った公的行事なんですよ。誰でも参加できるわけじゃないんですよ。だから、招待範囲も人数も、『開催要領』を閣議に配って、それで府省の推薦で功労・功績が認められ方を招待するんですよ。そしたらね、当然、それぞれの方にどのような功労・功績があるのか、これ説明できなきゃおかしいですよ。それが桜を見る会なんじゃないんですか。総理。総理、お答えくださいよ。
そういうことでしょ。公的行事。(大塚幸寛が委員用に名前を言われて答弁のために立ち上がりかけると、手で払いながら)あなたはもういい、あなたはいい、もう要らないから。総理」
安倍晋三「先程来、答弁させていただいているようようにですね、『桜を見る会』については昭和27年以来、内閣総理大臣が各界に於いて功績・功労のあった方々をお招きをし、日頃の労苦を慰労するため開催をしているものでございます。
先程来、申し上げておりますようにですね、個々の方々につきましてはですね、個人情報であるため、回答を控えさせて頂いてるということでございます」
答弁に不服、中断。
田村智子「それではね、委員長、私、全然お答え頂いていないので、先程の萩生田幹事長の常任幹事会、後援会常任幹事会、どの府省からなのか。下関の安倍事務所。これね、安倍事務所にどっかの府省が連絡取ったのか。こういうことを是非ね、お調べになって委員会にご報告頂きたいというふうに思いますね。お願いします」
委員長「後刻理事会に於いて協議致します」
田村智子「もうちょっとブログ見てみたいんですよ。藤井律子山口県周南市長のブログ、2018年5月4日、当時山口の県議なんですけどね。『「桜を見る会」に行ってきました。片山さつき先生と久しぶりの再会を果たしました。今日は山口県からたくさんの人が来て下さっているわねえ。10メートル歩いたら、山口県の人に出会うわよといつものように元気よくお声をかけて頂きました』
こういうのはね、もう、いっぱーいあるんです。インターネットで検索すると。結局ね、私はね、税金を使った公的行事っていう自覚もなく、安倍総理が地元からの招待者をどんどん増やしたんじゃないかと。
さらにはね、地元後援会の恒例行事にしてきたんじゃないかっていうことも指摘したいんです。先程の友田県議のブログです。『桜を見る会』の記述は前日の行動から始まります。『前日の早朝に飛行機で上京。夜にはANAのインターコンチネンタルホテルの大広間に於いて下関市、長門市そして、山口県内外からの招待客約400人による安倍首相夫婦を囲んだ盛大なパーティ。次の早朝7時30分にホテルを出発し、貸切バスで新宿御苑へ』と続いていくんですね。
もう一つ吉田真次下関市市議会議員。今年の桜を見る会についてブログで発信しています。やはり、『前日12日に飛行機で東京へ。夜は『桜を見る会』の前夜祭。安倍総理夫妻と写真を撮って頂きました』。で、前夜祭の宴会会場の写真・続けて翌日の新宿御苑の写真なんですね。
総理ね、これね、総理しか答えられないんです。『桜を見る会』安倍晋三後援会、桜を見る会前夜祭とセットで総理が後援会や支援者、山口県の関係者のご苦労を慰労し、親睦を深める、そういう行事になっているんじゃないですか」
安倍晋三「『桜を見る会』については政府委員から答弁しているとおりでございまして、個々の個人名等々についてはお答えを差し控えさせて頂きたいということでございます」
田村智子「前夜祭と一体でしょ。もう少し示しますよ。首相動静。この3年間、『桜を見る会』の前日、『ホテルニューオータニの宴会場で安倍晋三後援会、桜を見る会前夜祭に出席」と。3年間、ずっとあるんですよ、総理。それ以前も、ホテルや名称は異なりますが、必ず前日夜は後援会の方々と懇親会、宴会にご夫婦でご出席されてるんですよ、総理。
よくご存知でしょう、ご自身が。今年の前夜祭の参加者は約850人。翌朝、貸切バス17台で新宿御苑に移動。これはね、あの甲府市ライオンズクラブの会報に載せられた寄稿、載せられた文章から分かりました。
また私たちの取材でも、複数の参加者からですね、貸切バス17台だと。自分は何台目、何番目に乗るんだということが全部確認できたわけなんですよ。まさに安倍総理の演会の一大行事になってるんじゃないかと。
違いますか。セットでしょ、総理も。総理にとっても『桜を見る会』前夜祭と翌日の『桜を見る会』がセットになって、山口県の皆さんと親しく懇親をする。そういうふうになっているんじゃないですか』
安倍晋三「その懇親会にですね、私が出席をして、写真等を撮っているのは事実でございます。勿論、それは各個人がですね、それぞれの費用によってこの上京をし、そしてこのホテルとの関係に於いてもそれはホテルに調節、まあ、払込をしているというふうに承知をしているところでございます。
なお、この招待客については先程来から答弁をしているとおりでございます」
田村智子「セットなんですよ。じゃねえ、『桜を見る会』当日の首相動静、これも指摘します。今年は『午前7時48分、総理は夫妻で新宿御苑に到着、そして7時49分、昭恵夫人と共に地元の後援会関係者らと写真撮影』とあります。遡れば、毎年午前8時前に地元後援会関係者らと写真撮影されてるんですね。『桜を見る会』の開門及び受付時間は午前8時30分です。開門もしていないのに会場で地元後援会の皆さんと記念撮影を毎年されておられます。
まさに後援会活動そのものじゃないですか」
安倍晋三、委員長に顔を向けて、大塚幸寛を指差す。中断。
大塚幸寛「『桜を見る会』の開園時間につきましては開催要領で定められていますとおりに午前8時半から午前10時30分の間の随時入園参観となっておりま
す。これが『桜を見る会』でございます」
安倍晋三「あの、これは招待者のですね、えー、それぞれの受付時間の対応に関するこの情報につきましてはこれはセキュリティに関するため回答を差し替えさせて頂きたいと、このように思います」
安倍晋三、質問者に対して後ろ向きで首相席に座る際、薄く笑う。
田村智子「だから、何で開門前に山口の後援会の皆さんとあなた、写真撮ってるんですかってことなんですよ。答えてくださいよ」
安倍晋三「これについてはですね、どういう形で私が動くかということにもかかってまいりますので、そのセキュリティに関わることでございますので、回答を控えさせて頂きたいと思います」
田村智子「しんぶん赤旗の取材でね、下関市の後援会の男性、『到着すると安倍事務所の秘書らがバスの席を回って、入場のための受付表を回収する。その秘書が受付を済ませ、参加者用のリボンを配る。纏めてのチェックインで手荷物検査はなかった』
何がテロ対策のためだ、ですか。これ調べてください。調べてください、総理」
委員長が大塚幸寛の名前を読んだために中断。
大塚幸寛「受付に関する質問(?)だというふうに受け止めました。受付時の対応に関する情報はこれはまさしくセキュリティに関することであるためおこ答は差し控えさせて頂きたいと考えております」
安倍晋三「あの、今、政府参考人からお答えをさせて頂きましたように受付の仕方等々につきましてもですね、これはまさにこれは、例えばその後の私との関係に於いてもですね、これセキュリティにかかることがございますから、これはお答えを差し控えさせて頂きたいとこのように思います」
田村智子「開演前に手荷物検査もしないで会場に入ったら、それこそセキュリティ上の問題じゃないですか。『桜を見る会』は参加費無料なんですよ。会場内で無料で食べ酒、その他のアルコール、オードブルやお土産は無料なんですよ。これは政治家が自分のおカネでやったら、明らかに公職選挙法違反。そういうことはあなたは公的行事で税金を利用して行なっているんですよ。これは重大問題だと、まさにモラルハザードは安倍総理が起こしていると、こういうことを指摘して、質問を終えます」
委員長が盛んに時間が来たことを伝えている中で、早口で言いたいことをいい終えようとしているために、聞きづらくなる。
ここから伸び続けて、今年は参加者1万8200人、支出額5千520万円、予算の3倍は超えました。驚くのは来年度の要求額ですね。先の国会で予算とかけ離れていると批判されたからなのか、今年度の支出額を超えて、5千730万円を要求しているわけなんです。
総理、なぜこんなに参加者と支出額を増やしてきたんですか」
委員長「内閣府大臣官房長大塚幸寛くん」
大塚幸寛「あの、お答えを致します。先ず要求額でございますが、この『桜を見る会』の概算要求に当たりましては、例えばテロ対策の強化や混雑緩和のための措置など、近年に講じた改善点を反映させるなど致しましては、実態に合わせた積算をさせて頂きましたが、その結果として、今ただ今ご紹介ございました来年度要求は、5千728万8千円を要求をさせて頂いてるとこでございます。
それから招待客が増えている理由でございますが、ま、こちらにつきましては『桜を見る会』には例えば外交団、国会議員、都道府県知事、議長初め、各界に於いて功績・功労のあった方々を、これは各省庁等からの意見を踏まえ、幅広く招待をしております。
そしてその上で内閣官房や内閣府に於いて最終的に取り纏めているところでございますが、そうした結果と致しまして、こうした招待者、参加者が増えているということがございます」
田村智子「総理主催ですから、総理に答えて頂きたいんですがね。次の資料で、今、テロ対策等々と言いましたが、支出数値だけを見てくださいよ。一番経費がかかっているのは飲食物提供ですね(パネルから22,615千円)。
案内状も実は2.5倍に増えてるんですよ。案内状というのは封筒の裏面が総理のお名前です。表面に招待者の名前を記して、必ず一人ひとりに送付を致します。招待者が本当に増えたってことが分かるわけですよ。
招待者が増えれば、参加者も増える。混雑緩和のための会場設営費もどんどん増えると。そういうことですね。もう一つ見たいんです。『桜を見る会の開催要領』。これ毎年閣議に配布がされているということなんですけれども、この中の招待範囲、今色々言いましたね、確かに皇族とか、各国大使、また議会関係や地方議会関係、行政関係、この辺りはですね、年々増えるってあり得ないんですよ。
内閣府に聞きましたら、推定だが、まあ2千人くらいで、ほぼ固定的だって言うんですね。そうすると、一番下ですね。『その他各界の代表者等』、これが増えたっていうことだと思うんですが、じゃあ、これ内閣府でいいですよ。『等』も含めて、これはどういう方々で、一体どうやって招待する人を決めるんですか」
大塚幸寛「今のその、『開催要領』にあります『その他各界の代表者等』の『等』でございますが、これはまさしく各界に於いて功績のある方々を幅広く招待できるよう、『等』をつけているというものでございまして、何か特定の分野ですとか、カテゴリーを想定しているものではございません。
まさしくこういったことを踏みまして、各省庁から幅広くご推薦を頂き、最終的に私ども内閣府、内閣官房に於いて取り纏めているとこでございます」
田村智子「各省庁から推薦を頂いて、功労・功績が認められる方ってことなんですね。『等』を含めて。あの『開催要領』にはね、計約一万人なんですよ、招待範囲。当然、各府省はこれを念頭に入れて、功労・功績のある方を推薦しているはずで、事実、安倍総理より前は大体1万人前後なんですよ。
なぜ一転、1万8千人になるのかっていうことですよ。『桜を見る会』に参加した皆さんがインターネットでその模様をたくさん発信して頂いているので、見てみました。
『稲田朋美の日々の活動報告』、平成26年4月12日、『桜を見る会』、地元福井の後援会の『地元福井の後援会の皆様も多数お越しくださり、大変思い出深い会になりました』
これ当時規制改革担当大臣。『世耕弘成後援会ニュース』、2016年新年度。『桜を見る会』にて地元女性支援グループの皆さんと、これ写真が載っています。当時官房副長官。
2016年に初入閣された松本潤衆院議員の『国会奮戦記』、なかなか興味深いものがありました。2013年4月20日、内閣総理大臣主催『桜を見る会』、『役職ごとに案内が割り当てられます。今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、止む無く我が陣営は不参加』
その後、2015年4月18日、『選挙のウグイス嬢の皆様を始め、後援会の皆様と参加致しました』
もう一人ご紹介します。『萩生田光一の永田町見聞録』、2014年4月18日、総理主催の『桜を見る会』が催され、今年は平素ご面倒をかけている常任幹事会の皆様を
(ご夫婦で)お招きしました」
萩生田大臣、当時は自民党総裁特別補佐ですけれども、常任幹事会の皆様というのはどういう方で、どの部署が推薦してくださったんですよね(くださったんですか)」
萩生田光一「『桜を見る会』については各界に於いて功績・功労のある方々を各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待しているものと承知をしており、最終的な取り纏めは内閣官房及び内閣府に於いて行われていると承知しております。実際に参加された方は手続きに則り、招待さた方であると承知をしております」
中断。
萩生田光一「自分の知り合いの方をのべつまくなしに入れるという仕組みにはなっておりません。その方たちが例えば各種業界団体の東京都単位の役員になってる、そういう方について、(田村智子が自席から何か言ったのか)それ何年のでしょうか。(ふっと一笑いしながら)常任幹事会の中にそういう各種団体の長の方がいらっしゃって、その方達がお招きをされたと承知をしております。まあ、あの、私が主催者じゃないのに何かお招きしたというのはちょっと僭越な言い回しだなと思います」
田村智子「常任幹事会って何ですか。常任幹事会って、何の団体の常任幹事なんですか」
萩生田光一「2014年の常任幹事会って言うのは後援会の中の常任幹事の方だということだと思います」
田村智子「後援会なんですよ。総理ね、つまり自民党の閣僚や議員のみなさんが後援会支援者の招待客、これ自民党中で割り振ってるということじゃないですか。これ総理じゃなければ、答えられない。総理お答えください。総理ではければ、答えられない。総理じゃなきゃ、答えられないですよ」
安倍晋三「今、説明しますから。『桜を見る会』についてはですね、各界に於いて功績・功労のあった方々をですね、各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。招待者については内閣官房及び内閣府に於いて最終的に取り纏めをしているものと承知をしております。
私は主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者の取り纏め等には関与していないわけであります。その上で個々の招待者については招待されたかどうかを含めて個人に関する情報であるため、従来から回答を差し控えさせて頂いているものと承知をしておりますが、その詳細についてはですね、詳細については政府参考人に答弁させます」
田村智子「安倍総理のことでお聞きしますよ。友田たもつ下関市選出の山口県議会議員のブログ、2014年5月1日号、『4月12日、安倍首相が主催する「桜を見る会」に行ってまいりました。今回は私の後援会女性部の7名の会員の方と同行しました。早朝7時30分にホテルを出発し、貸切バスで新宿御苑に向かい、到着するとすぐに安倍首相夫妻との写真撮影会。安倍首相には長く政権を続けて貰い、今後もずっと「桜を見る会」に下関の皆さんを招いて頂きたい』とあるんですね。『ホテルから貸切バスで移動する』と。総理ね、そういうご自身も、地元後援会の皆様さんを多数招待されてるんじゃないですか」
安倍晋三「今申し上げましたように『桜を見る会』についてはですね、これは昭和27年以来、内閣総理大臣が各界に於いて功績・功労のあった方々をお招きをし、日頃の労苦を慰労するため、などのため開催しているものと承知をしておりますが、萩生田大臣からも答弁させて頂いたとおりですね、えー、様々な、例えば地元に於いて自治会等々ですね、あるいはPTA等で役員をされている方々もおられるわけでございますから、当然、そういう方々とですね、これはあの後援会に入ってる方々が、これは重複することも、当然、あるわけでございます。
そういう中で招待されてるものと承知をしておりますよ」
田村智子「これね、ちゃんと調べてくださいよ。例えば友田県議員。後援会の女性部。『どういう功労・功績が認められたのか』と(調べてほしい)。で、『どの府省が』というのは内閣府とその他色々省ってことですよね。
どの府省の推薦で招待されたのか、ちゃんと調べてくださいよ、総理」
大塚幸寛(内閣府大臣官房長)「あの、具体的な、その招待者の、その推薦、例えば推薦名簿ですが、推薦にかかる書類はこれは毎回の『桜の会』の終了を以って使用目的を終えるということもございますし、それからその個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理すると、支障が生じることもございまして、これは従前からその一連の書類につきましては保存期間1年未満の文書として終了後、遅滞なく廃棄する取扱いとするところでございます」
田村智子「ほんとにね、検証ができない状態なんですよね。私もね、友田県議とか、下関の後援会ですが、何で招待されるんだろうかと。内閣府が発送しているので、我が党の『しんぶん赤旗』、現地取材をしました。
下関市の後援会員の男性は今年の『桜を見る会』についてこう話ししてるんです。『2月頃、下関市の安倍事務所から「桜を見る会」に行きませんかと案内が来た。名前や住所などの必要事項を紙に書いて、安倍事務所に送り返すと、内閣府から「桜を見る会」の招待状が届いた。安倍政権になってから毎年参加している。下関からは毎年数百人が上京する』
案内状というのは発送は内閣府が一括して行い、必ず招待者一人ひとりに宛てて送付をする。これ以外の発送ルートはありません。総理、安倍事務所が取り纏めをしなければ、下関市の後援会員の名前や住所がどうして分かるんでしょうか。
これもしね、内閣府が独自に知っていたってことになると、これさらに大問題だと思うんですけれども、総理、如何ですか」
大塚幸寛「あの、お尋ねの招待状につきましては各府省等を通じて元々元々ご推薦を頂いておりますし、各府省等を通じて発送を頂くなど、最も効率的と考える方法で招待者のお手元に届くように毎回してるところでございます」
田村智子「そんなこと聞いてるんじゃないんです。その下関市の後援会の人たちの名前を。内閣府、それじゃあ、もうお答え頂くってことですね。どうやって確認したんですか。どうして分かったんですか。各府省の取り纏めなんでしょ。どの府省が下関の安倍さん関係の後援会の人の名前と住所を押さえることができるってことなんですか」
大塚幸寛「あのー、その具体的な各推薦者の最終的取り纏めの検討過程にかかる情報につきましては、これを明らかにすることは内閣官房、内閣府に於きます円滑な取り纏めに支障を及ぼす恐れがあると書いてございまして、只今の答弁につきましてはお答えを差し控えさせて頂きたいと考えております」
田村智子「これね、私達は、総理お答えくださいよ。安倍事務所に申し込んだら、内閣府から招待状が来たという証言を複数の方から得ているんですよ。得ているんですよ。それ以外に発送する術はないんですよ。そうじゃないって言うんだったら、ちゃんと安倍事務所に確認してくださいよ。地元事務所に。総理」
安倍晋三「あのー、先程、赤旗の取材に私の後援者が答えたっていうことは私も寡聞にして存じないんですが、そこでですね、今も既に申し上げておりますように個別の方については招待されたかを含め、個人に関する情報であるため回答を差し控えさせているというのが従来からの政府の立場でございます」
田村智子「これね、『開催要領」の逸脱が疑われているんですよ。各界を代表する功労・功績のあった方を府省が取り纏めて、招待するんですよ。これ以外ないんですよ。じゃあ、萩生田さんの後援会の常任幹事、これなんの功労・功績があったと思います?」
大塚幸寛「先程総理からもご説明しましたが、その個々の方についてその功労・功績は何か。その以前にその招待されたかどうかということは、これは個人に関する情報でございまして、お答えを従来から差し控えさせて頂いているところでございます」
田村智子「これね、今、後ろからもありました。税金を使った公的行事なんですよ。誰でも参加できるわけじゃないんですよ。だから、招待範囲も人数も、『開催要領』を閣議に配って、それで府省の推薦で功労・功績が認められ方を招待するんですよ。そしたらね、当然、それぞれの方にどのような功労・功績があるのか、これ説明できなきゃおかしいですよ。それが桜を見る会なんじゃないんですか。総理。総理、お答えくださいよ。
そういうことでしょ。公的行事。(大塚幸寛が委員用に名前を言われて答弁のために立ち上がりかけると、手で払いながら)あなたはもういい、あなたはいい、もう要らないから。総理」
安倍晋三「先程来、答弁させていただいているようようにですね、『桜を見る会』については昭和27年以来、内閣総理大臣が各界に於いて功績・功労のあった方々をお招きをし、日頃の労苦を慰労するため開催をしているものでございます。
先程来、申し上げておりますようにですね、個々の方々につきましてはですね、個人情報であるため、回答を控えさせて頂いてるということでございます」
答弁に不服、中断。
田村智子「それではね、委員長、私、全然お答え頂いていないので、先程の萩生田幹事長の常任幹事会、後援会常任幹事会、どの府省からなのか。下関の安倍事務所。これね、安倍事務所にどっかの府省が連絡取ったのか。こういうことを是非ね、お調べになって委員会にご報告頂きたいというふうに思いますね。お願いします」
委員長「後刻理事会に於いて協議致します」
田村智子「もうちょっとブログ見てみたいんですよ。藤井律子山口県周南市長のブログ、2018年5月4日、当時山口の県議なんですけどね。『「桜を見る会」に行ってきました。片山さつき先生と久しぶりの再会を果たしました。今日は山口県からたくさんの人が来て下さっているわねえ。10メートル歩いたら、山口県の人に出会うわよといつものように元気よくお声をかけて頂きました』
こういうのはね、もう、いっぱーいあるんです。インターネットで検索すると。結局ね、私はね、税金を使った公的行事っていう自覚もなく、安倍総理が地元からの招待者をどんどん増やしたんじゃないかと。
さらにはね、地元後援会の恒例行事にしてきたんじゃないかっていうことも指摘したいんです。先程の友田県議のブログです。『桜を見る会』の記述は前日の行動から始まります。『前日の早朝に飛行機で上京。夜にはANAのインターコンチネンタルホテルの大広間に於いて下関市、長門市そして、山口県内外からの招待客約400人による安倍首相夫婦を囲んだ盛大なパーティ。次の早朝7時30分にホテルを出発し、貸切バスで新宿御苑へ』と続いていくんですね。
もう一つ吉田真次下関市市議会議員。今年の桜を見る会についてブログで発信しています。やはり、『前日12日に飛行機で東京へ。夜は『桜を見る会』の前夜祭。安倍総理夫妻と写真を撮って頂きました』。で、前夜祭の宴会会場の写真・続けて翌日の新宿御苑の写真なんですね。
総理ね、これね、総理しか答えられないんです。『桜を見る会』安倍晋三後援会、桜を見る会前夜祭とセットで総理が後援会や支援者、山口県の関係者のご苦労を慰労し、親睦を深める、そういう行事になっているんじゃないですか」
安倍晋三「『桜を見る会』については政府委員から答弁しているとおりでございまして、個々の個人名等々についてはお答えを差し控えさせて頂きたいということでございます」
田村智子「前夜祭と一体でしょ。もう少し示しますよ。首相動静。この3年間、『桜を見る会』の前日、『ホテルニューオータニの宴会場で安倍晋三後援会、桜を見る会前夜祭に出席」と。3年間、ずっとあるんですよ、総理。それ以前も、ホテルや名称は異なりますが、必ず前日夜は後援会の方々と懇親会、宴会にご夫婦でご出席されてるんですよ、総理。
よくご存知でしょう、ご自身が。今年の前夜祭の参加者は約850人。翌朝、貸切バス17台で新宿御苑に移動。これはね、あの甲府市ライオンズクラブの会報に載せられた寄稿、載せられた文章から分かりました。
また私たちの取材でも、複数の参加者からですね、貸切バス17台だと。自分は何台目、何番目に乗るんだということが全部確認できたわけなんですよ。まさに安倍総理の演会の一大行事になってるんじゃないかと。
違いますか。セットでしょ、総理も。総理にとっても『桜を見る会』前夜祭と翌日の『桜を見る会』がセットになって、山口県の皆さんと親しく懇親をする。そういうふうになっているんじゃないですか』
安倍晋三「その懇親会にですね、私が出席をして、写真等を撮っているのは事実でございます。勿論、それは各個人がですね、それぞれの費用によってこの上京をし、そしてこのホテルとの関係に於いてもそれはホテルに調節、まあ、払込をしているというふうに承知をしているところでございます。
なお、この招待客については先程来から答弁をしているとおりでございます」
田村智子「セットなんですよ。じゃねえ、『桜を見る会』当日の首相動静、これも指摘します。今年は『午前7時48分、総理は夫妻で新宿御苑に到着、そして7時49分、昭恵夫人と共に地元の後援会関係者らと写真撮影』とあります。遡れば、毎年午前8時前に地元後援会関係者らと写真撮影されてるんですね。『桜を見る会』の開門及び受付時間は午前8時30分です。開門もしていないのに会場で地元後援会の皆さんと記念撮影を毎年されておられます。
まさに後援会活動そのものじゃないですか」
安倍晋三、委員長に顔を向けて、大塚幸寛を指差す。中断。
大塚幸寛「『桜を見る会』の開園時間につきましては開催要領で定められていますとおりに午前8時半から午前10時30分の間の随時入園参観となっておりま
す。これが『桜を見る会』でございます」
安倍晋三「あの、これは招待者のですね、えー、それぞれの受付時間の対応に関するこの情報につきましてはこれはセキュリティに関するため回答を差し替えさせて頂きたいと、このように思います」
安倍晋三、質問者に対して後ろ向きで首相席に座る際、薄く笑う。
田村智子「だから、何で開門前に山口の後援会の皆さんとあなた、写真撮ってるんですかってことなんですよ。答えてくださいよ」
安倍晋三「これについてはですね、どういう形で私が動くかということにもかかってまいりますので、そのセキュリティに関わることでございますので、回答を控えさせて頂きたいと思います」
田村智子「しんぶん赤旗の取材でね、下関市の後援会の男性、『到着すると安倍事務所の秘書らがバスの席を回って、入場のための受付表を回収する。その秘書が受付を済ませ、参加者用のリボンを配る。纏めてのチェックインで手荷物検査はなかった』
何がテロ対策のためだ、ですか。これ調べてください。調べてください、総理」
委員長が大塚幸寛の名前を読んだために中断。
大塚幸寛「受付に関する質問(?)だというふうに受け止めました。受付時の対応に関する情報はこれはまさしくセキュリティに関することであるためおこ答は差し控えさせて頂きたいと考えております」
安倍晋三「あの、今、政府参考人からお答えをさせて頂きましたように受付の仕方等々につきましてもですね、これはまさにこれは、例えばその後の私との関係に於いてもですね、これセキュリティにかかることがございますから、これはお答えを差し控えさせて頂きたいとこのように思います」
田村智子「開演前に手荷物検査もしないで会場に入ったら、それこそセキュリティ上の問題じゃないですか。『桜を見る会』は参加費無料なんですよ。会場内で無料で食べ酒、その他のアルコール、オードブルやお土産は無料なんですよ。これは政治家が自分のおカネでやったら、明らかに公職選挙法違反。そういうことはあなたは公的行事で税金を利用して行なっているんですよ。これは重大問題だと、まさにモラルハザードは安倍総理が起こしていると、こういうことを指摘して、質問を終えます」
委員長が盛んに時間が来たことを伝えている中で、早口で言いたいことをいい終えようとしているために、聞きづらくなる。