現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

悲しみに遭遇するたびに

2012-05-10 20:12:14 | 虚無僧日記
毎朝「朝起会」で五つの誓いをします。

一、今日一日 三つの恩を忘れず、喜んで進んで働きます
一、今日一日 人の悪を言わず 己の善を語りません
一、今日一日 気付いたことは 身がるに直ぐ行います
一、今日一日 腹を立てず 不足の思いをいたしません
一、今日一日 三つの無駄を排し 新しく大地に生き貫きます

ところが、会場を出て10分もすると、信号無視の車や
自転車に腹を立てたりします。「五つの誓い」は当たり前の
ことで、簡単に実行できそうですが、なかなか実践できない
のが“人”の性(さが)です。

「明石家さんま」さんの「名言」に
《やさしさを持った人は、それ以上の悲しみを持っている》

というのがありました。「東日本大震災の体験を通して、
人は“優しく”なった」と言われます。“悲しい”体験を
するごとに、1本1本“心の棘(とげ)”が抜けるようです。

こうして、ブログを「丁寧語」で書くことによっても、
“牙(きば)”が抜けるようです。今日は、ご年配の
お弟子さんと共に、中区平和のデイサービスに行って
きました。

お年寄りに「ため口」をきかぬよう、丁寧語で接して、
上々でした。


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「体言止め」をやめ「丁寧語」で書くことにしました。

2012-05-10 05:42:05 | 虚無僧日記
突然ですが、「体言止め」から「丁寧語」で書く
ことにしました。

『赤旗』は、ニュース記事でも「です、ます調」で
書かれています。

「野田佳彦首相は・・・と言いました。これに対して
○○党の△△議員は「断固反対する」と述べました」。
まるで「子供向け新聞」を読んでいるようです。

これに対して『○教新聞』は、対立する宗派に対して
「○○のような裏切り者の仏敵は、野垂れ死ぬまで
断じて攻め抜け、地獄に堕ちろ」と、罵詈雑言の
オンパレードです。

どちらも違和感がありますが、毎日読んでいると
馴れるのでしょうか。

そうそう、私が生保会社の広報部に勤めていた時、
「朝○新聞」の若い記者が、わが社の社長にインタビューに
来られました。そして 社長に対して「そンでヨォ、
○○の件、あんたンとこ どうなの」とタメ口で
聞かれるので、私は、もうビックリでした。
その時「朝○新聞」社の体質を知りました。

ジャーナリストの草分け「草柳大蔵」さんのお話を
聞いたことがありました。「草柳大蔵」さんは、
「サンケイ新聞」の記者から、ジャーナリストに
なられた方です。物腰も気品があり、言葉遣いも
丁寧できれいな方でした。「今の若い記者は、
礼儀も作法も知らない。困ったものです」と
嘆いておられました。もう30年も前のことです。


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「ため口」をきく

2012-05-10 05:16:35 | 虚無僧日記
「ため口」という用語、最近よく聞きます。昔は
無かった言葉です。調べてみましたら、「ため」とは、
「賭博」用語で「ゾロ目」のことだそうです。
「五 五」と「ゾロ目」から「対等、同等」の意味で、
「ため口」とは、「対等の立場、仲間内の言葉づかい」
のようです。

ネットで「病院の医師や看護士から“ため口”で
応対され 不愉快でした」という書き込みがあり、
「気になる」「気にならない」と賛否、いろいろな
意見が載っていました。

「ため口」は60年代、不良少年の間で使われ始め、
80年代に、一般の若者も使うようになり、今では
「国語審議会の先生まで使っている」という書き込み
までありました。


不良少年が使っていた頃は、年下の者が先輩に“攻撃的”に
使う用語だったとのこと。病院でのタメ口も、「医者が
患者に、上から目線で高圧的に使われれば不愉快、それが、
フレンドリーに愛情こめて使われれば“気にならない”」。

また、病院勤務の方で「初対面では相手の反応を見て、
敬語、丁寧語を使い、入院されて何日も接していれば、
敬語ではヨソヨソしいと感じられる方には、親しみを
こめてタメ口を使います」との意見。ま、これが正解かと
思いますがいかがでしょうか。


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