猫丸先輩の短編が載ってるかもと思って、楽しみに読み始めたが、残念ながら無かった。でも、面白い作品ばかりだったよ。もともと倉知淳はキャラで読ませる人じゃない。正統派のトリックで読ませる人だから、ノンシリーズも十分楽しめるのだ。
うーん『幻の銃弾』が一番、本格っぽいかな。『闇ニ笑フ』もなかなか捨てがたい。『運命の銀輪』も、刑事コロンボみたいな倒叙形式でいいぞ!! 死神のような警部もキャラが立ってる。
でも、この本の一番の読みどころは、筆者が自分で書いた「あとがき」じゃないかな? 7編の短編の丁寧な解説で、倉知淳のちょっとしたエッセイみたいな雰囲気がある。
倉知さんは1962年生まれ。ということは、私より4歳年下で、ほぼ同世代と考えていい。そういう人の作品を読むと、あちこちに出てくるんだよなぁ。「そうそう、そうだった」「あの時、クラスでもすごく流行ってて」という部分が。
『刑事コロンボ』と横溝映画ブームの洗礼をもろにかぶって成長した世代って書いてあるが、激しく同意!
特に『刑事コロンボ』は本当に面白かったなぁ。ボロボロの車に乗って、よれよれのコートを着て登場する、風采の上がらないヤブにらみの中年刑事。口癖は「ウチのカミさんが…」そして、しつっこくネチッこく犯人を追いつめていくんだ。
横溝映画ブームもすごかった。(すごいのは角川春樹かもしれないが) 江戸川乱歩はまだまだビッグネームだったけど、横溝正史はだんだん忘れ去られていた。そこに角川が、横溝正史映画のムーブメントをおこして…。
めったに映画館に行かない私も、友達と行きました!
倉知先生「たまにサインを頼まれることがある。まるで作家にでもなった気がして面映ゆいのだけど」って書いてある。えっ?! 倉知先生って作家じゃないの? こっちが驚いた。確かに売れっ子ではないかもしれないが、猫丸先輩シリーズは固定ファンがついているし、『星降り山荘の殺人』は売れたと思うよ。
そうそう、『壺中の天国』って読んでみたいと思ってたんだ。この機会に読もうっと!
倉知先生の座右の銘は『増刷』『重版』らしい。これまた正直な。作家さんは、皆、この2単語が大好きだよね。
うーん『幻の銃弾』が一番、本格っぽいかな。『闇ニ笑フ』もなかなか捨てがたい。『運命の銀輪』も、刑事コロンボみたいな倒叙形式でいいぞ!! 死神のような警部もキャラが立ってる。
でも、この本の一番の読みどころは、筆者が自分で書いた「あとがき」じゃないかな? 7編の短編の丁寧な解説で、倉知淳のちょっとしたエッセイみたいな雰囲気がある。
倉知さんは1962年生まれ。ということは、私より4歳年下で、ほぼ同世代と考えていい。そういう人の作品を読むと、あちこちに出てくるんだよなぁ。「そうそう、そうだった」「あの時、クラスでもすごく流行ってて」という部分が。
『刑事コロンボ』と横溝映画ブームの洗礼をもろにかぶって成長した世代って書いてあるが、激しく同意!
特に『刑事コロンボ』は本当に面白かったなぁ。ボロボロの車に乗って、よれよれのコートを着て登場する、風采の上がらないヤブにらみの中年刑事。口癖は「ウチのカミさんが…」そして、しつっこくネチッこく犯人を追いつめていくんだ。
横溝映画ブームもすごかった。(すごいのは角川春樹かもしれないが) 江戸川乱歩はまだまだビッグネームだったけど、横溝正史はだんだん忘れ去られていた。そこに角川が、横溝正史映画のムーブメントをおこして…。
めったに映画館に行かない私も、友達と行きました!
倉知先生「たまにサインを頼まれることがある。まるで作家にでもなった気がして面映ゆいのだけど」って書いてある。えっ?! 倉知先生って作家じゃないの? こっちが驚いた。確かに売れっ子ではないかもしれないが、猫丸先輩シリーズは固定ファンがついているし、『星降り山荘の殺人』は売れたと思うよ。
そうそう、『壺中の天国』って読んでみたいと思ってたんだ。この機会に読もうっと!
倉知先生の座右の銘は『増刷』『重版』らしい。これまた正直な。作家さんは、皆、この2単語が大好きだよね。
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