大好きな本・読んだ本
ジャップ警部、ポアロの秘書のミス・レモン、ポアロのそば仕えのジョージ、といったポアロオールスターズが勢ぞろいしている12の短篇集。
この短篇集が発表されたのは1947年。クリスティの後期の作品には、ジャップ警部やミスレモンはあまり出てこなくて少し寂しい気がするが、この時代では、しっかり活躍しているんだ!!(ちなみにジョージは前期中期後期通してよく登場する)
12の短編は、それぞれ皆面白い作品だが、特に印象に残ったものを2つ紹介します。
『ゲリュオンの牛たち』
いつの時代も、宗教と麻薬というものは切っても切れない関係にあるらしい。ちょっとオウム真理教を思い出した。
『ケルベロスの捕獲』
ポアロ自身の恋愛が語られるのは、この1篇だけじゃないだろうか。ポアロはデビュー作からして、もう老人だったし、生涯独身だったので、他の人の恋愛について、とても含蓄のある警句を述べることはあっても、自分自身の恋愛経験を話題にすることはほとんど無かった。
ポアロにとってヴェラ・ロサコフ伯爵夫人は、ホームズにとってのアイリーン・アドラーなんだろうか。クリスティはやはり意識していただろう。
ジャップ警部、ポアロの秘書のミス・レモン、ポアロのそば仕えのジョージ、といったポアロオールスターズが勢ぞろいしている12の短篇集。
この短篇集が発表されたのは1947年。クリスティの後期の作品には、ジャップ警部やミスレモンはあまり出てこなくて少し寂しい気がするが、この時代では、しっかり活躍しているんだ!!(ちなみにジョージは前期中期後期通してよく登場する)
12の短編は、それぞれ皆面白い作品だが、特に印象に残ったものを2つ紹介します。
『ゲリュオンの牛たち』
いつの時代も、宗教と麻薬というものは切っても切れない関係にあるらしい。ちょっとオウム真理教を思い出した。
『ケルベロスの捕獲』
ポアロ自身の恋愛が語られるのは、この1篇だけじゃないだろうか。ポアロはデビュー作からして、もう老人だったし、生涯独身だったので、他の人の恋愛について、とても含蓄のある警句を述べることはあっても、自分自身の恋愛経験を話題にすることはほとんど無かった。
ポアロにとってヴェラ・ロサコフ伯爵夫人は、ホームズにとってのアイリーン・アドラーなんだろうか。クリスティはやはり意識していただろう。
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