日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

歯は目に匹敵する、表情のパーツ?

2004-12-08 12:48:26 | アラカルト
サンスター㈱から面白いデータ が発表されている。
既に、Yahooのニュースや新聞などでも記事掲載をされているので、見た方も多いかも知れない。
『歯と歯ブラシに関する調査』ということなのだが、質問事項のトップが歯及び歯ブラシについてではないことが、注目点。
質問事項の最初は、人と会った時のポイントである。
調査が、サンスターだったことを考えれば、回答の1位が歯に関する内容であることは当然のことなのだが、2位の「目に力がある人」というのは、意外に感じた人も多いのでは?

そもそも「目に力がある」ということが、盛んに言われたのは今年からのような気がする。
カンヌ映画祭で、日本人として初めて主演男優賞を受賞した柳楽優弥君が、その元祖?ではないだろうか。
以来、盛んに「目力」と言う言葉を耳にしたような記憶がある。
もちろんその前にも、女性向けファッション雑誌のメイクページでは「マスカラで目力UP」などという記事を目にしたことがあったが、その「目力」と今回の「目力」は意味が違う。
今回の「目力」は、その人の「意思の強さ」というような内省的な意味合いのほうが強い。
「目元パッチリ」効果のマスカラという意味ではない。
「目は口ほどにものを言い」という諺があるが、人を印象付ける表情の基は、「目と口」のようである。

ところで、歯のほうであるが、最近の小中高生の多くが歯科矯正をしている。
私が子供の頃は、歯科矯正をするのはお金持ちのお嬢さんくらいだったのだが。
それだけ、オーラルケアやオーラルコミュニケーションということが、注目されるようになってきているのだろう。
それでも、欧米に比べるとまだまだ認知度が低いようである。
以前、仕事でお世話になった方がオランダに住んでいるのだが、何でもオランダでは半年に1回の歯科検診が義務付けられているらしい。
検診を受けると、健康保険の一部が支払われるとも聞く。
予防医学という視点での、保険政策のようです。

この調査結果から、どんなビジネスチャンスを見つけますか?