日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

テレビ電話

2004-12-15 22:20:30 | アラカルト
NTTDocomoからFOMA901iがいよいよデビュー!だそうです。
この前の機種にあたる900iは、今年のヒット商品番付にも登場した商品でした。
そして、このFOMAの特徴は「携帯型テレビ電話」です。
テレビCMでも盛んに「顔が見えるのっていいね!」と言っていますね。
「いつでもどこでもテレビ電話でコミュニケーション」という訳です。

さて、10年以上前NTTが力を入れて販売した商品があります。
1台198,000円という高額なモノでした。
戦国武将を登場させて、積極的にCMを流していました。
覚えていらっしゃいますか?
そうです「テレビ電話」です。
どれだけ売れたのか?分かりませんが、とにかく高額だったということと、自分だけが購入しても電話をする相手も購入しないと、「テレビ電話」として機能しないということで、話題にはなりましたがヒットした記憶はありません。

時が流れて、その1/10とは言いませんが「携帯テレビ電話」が登場したのです。
10数年前、テレビ電話を購入した人は、今どうしているのでしょう???
今でも使っているのでしょうか?

もうひとつ気になることがあります。
「マイライン」です。
おそらくほとんどの方が、NTTやKDDIもしくは日本テレコムなどの電話会社に、登録をしているはずです。
しかし・・・IP電話などが登場し、「マイライン」の意味が揺らいでいます。
固定電話のあり方そのものも、見直しがされ始めています。
固定電話を設置するために支払う7万円余りの費用も、徐々に減額されるようです。
(でも、これまでに支払った権利金の返却は無いようで、これはこれで問題であるという指摘があります。)
その背景にあるのは、携帯電話の普及やインターネットの無線化です。

通信システムは、1990年に入り急速な発展を遂げています。
これからますます、「いつでもどこでも好きな時に」という時代がやってくるでしょう。
その時代の変化についていく私たちは、もしかしたらとても大変なことかも知れません。
場合によっては、「携帯電話」を持たないということが、「お洒落で時代の最先端」といわれるようになるかも知れません。