日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ボディーピアス

2004-12-06 11:16:43 | アラカルト
昨夜書いた「鼻ピアス」についてのブログについて、テンさんからコメントとTBを頂いた。
おかげで長年にわたる疑問のひとつが解消できた訳だが、改めてインターネットやブログに凄さを実感している。
私の周囲でも、いくつか耳にピアスをしている友人はいても鼻にピアスをしている人はいなかったし、街中で鼻ピアスをしている人に「鼻かめます?」とは聞くことが出来ないからだ。
本当に、テンさんありがとうございました。
そして是非、テンさんのコメントとTBを読んでみてください。

最近、女性タレントさんなどの「へそ出しファッション」でも普通になりつつある「ボディーピアス」。
元々痛がりな私は、テンさんのコメントやブログを読んでいるだけで、擬似的に体のあちらこちらが痛くなるのだが、今では耳や鼻だけではなく目じり、口角周辺、舌といったところだけではなく、乳首、おへそなどにもピアスをしている人が増えているようだ。
仕事の関係もあり、ファッション誌を読むことも多いのだがここ数年前から春夏のコレクションで、そのようなモデルさん達を見かけるようになった。

思い出したのだが、男性のピアスが一般化したのはここ15年余りではないだろうか?
私が初めて男性がピアス(もちろん、耳)をしているのを知ったのは、1970年代後半である。
その頃、アメリカでヒットしていた「Y.M.C.A」(日本では、西城秀樹さんがヒットさせたあの曲のオリジナル)を歌っていた「ヴィレジ・ピープル」という男性グループの何人かが、同性愛者でその仲間内にアピールしている言われていた。
当然だが、当時は「男性の左耳ピアス=同性愛者」という、一種のアイコンとなっていた。
それから暫くして、イギリス出身のミュージシャンが付けはじめ、一気にファッション化したように記憶している。
という訳でもないのだろうが、私にとって未だに左耳にピアスをつけている男の子を見ると「娼年」的なイメージが先行してしまう。
心理学でいうところの「刷り込み」とは、まさにこういうことなのだろう。

そして時代は変わり、今では芥川賞を受賞する文学作品にまで普通に登場するようになった。
このようなステップって、マーケティングで言う「商品認知」のステップと同じようです。