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女性マーケターから見た日々の出来事

オリンピック再考-競技種目のロビー活動-

2005-07-10 10:55:47 | スポーツ
昨日のエントリー「オリンピックとメジャースポーツ」にコメントを下さったsabuさん、ありがとうございました。
おそらく、馬術やヨットといったスポーツは日本や韓国などの東アジア以外の国では、盛んなスポーツだと思います。
そういった意味では、「日本のマイナースポーツ」でも「世界のメジャースポーツ」といえるでしょうね。
特に、ヨットは日本での競技人口の少なさに反して、オリンピックでの戦績は評価できるものですから。
問題なのは、国内でメジャースポーツにならないとスポンサー企業がつかないため、競技団体にお金が集まらない=選手の生活保障が出来ない、という悪循環でしょう。
日本のスポーツ事情というのは、一部の人気スポーツ以外はお寒い状態だといっても、過言ではないかも知れません。

そしてトラックバックをしてくださった振り逃げプロ野球さん、ありがとうございました。
アテネオリンピックでの野球選手たちの態度に、ガッカリされたようですね。
余り興味が無いまま、野球をみていたので「ふ~ん」という感じで受け止めていたのですが、さすがにオーストラリアに負けたときは「日本のプロ野球って・・・???」という気がしました。
「真剣さ」という点では、最初から負けていたということでしょうか?

今日のニッカンスポーツのWEB版新弥のDAYS'&冒険というコラムに、「当然の五輪消滅」がUpされている。
野球大国2位の日本がオリンピックしてきた役割が、余りにも不甲斐ないモノだったという指摘である。
コラムの中には、昨日指摘した「テコンドー」のことも書いてあった。
やはり「テコンドー」も、競技種目から外されるリストに挙げられていたようだ。
しかし、現地でのロビー活動が効を奏して何とか残ったとある。
それに反して、野球はどうだったのだろうか?
元々、大リーグはオリンピックに積極的ではなかったといわれている。
それだけではなく、オリンピック委員会が積極的に取り組んでいるドーピングの問題についても、大リーグでは消極的な印象がある。
そして競技種目から外されたとたん、IOCに対する批難を展開している。
大リーグ関係者は、「野球は、大丈夫」だと思っていたのだろうか?
そして、日本は?
プロ野球機構の人たちや、アマチュア野球関係者が一丸となってロビー活動をしたのだろうか?
昨年のドタバタ劇同様、「野球振興」のことよりも自己利益優先となっていたのではないだろうか?

あくまでも想像の範疇だが、テコンドーのロビー活動の中には、IOCに対する金銭的援助なども含まれていたかも知れない(ロビー活動の一つには「金銭的援助」は、切り離せないので)。
でもそれ以前に、野球は敗れていたのではないだろうか?
これを機会に、日本のスポーツ振興全体を見直す必要があるような気がしている。