以前のエントリーでも紹介をしているのだが、朝日新聞の土曜日版「be」に連載されている『フジマキに聞け』というコラムがある。
今回、藤巻幸男(フジマキ弟)さんが読者からの質問「総合スーパーマーケットに、将来性は無いのでしょうか?」に、「現場主義」という回答をしている。
おそらく、マーケティングという仕事をしている人たちの多くは、「街歩き」が大好きなのでは?
当然、私も大好きである。
とにかく、街のにおいや風、行き来する人たちの表情やファッション、女性の場合はメイクなどのスタイルを観て感じることが、楽しいくアイディアの元となる「疑問」がイッパイあり、「市場を観る目」を鍛える方法の一つだと思っている。
ビジネス雑誌などで見かける「市場」というのは、「売上」等の「統計的数字」が中心となっている。
仕事で「統計的数字」=「データ」を扱うことも多いのだが、鵜呑みにする危険性を常に感じている。
なぜなら、売上などのデータは「結果」でしかないからである。
その過程で起きているはずの、「生活者は何故、その商品を買ったのか?」という「生活者の気分・気持ち」というものは、書いてないからである。
そのデータを見て「将来的に○○は、市場が××となる」というだけでは、説得力も無ければ現実性も無い。
ところが、なぜかそのような「データ」中心のほうが「受けが良い」という現実もある。
このような場合は、「現実的な生活者」を観ることが無い人たちに、多いような気がしている。
まぁ、週末はゴルフや自分の趣味で時間を過ごすばかりで、スーパーマーケットなどに買い物へいくようなことが無い人に限って、このような「データ」が大好きなのだが。
だいぶ前に読んだ雑誌に「P&G:マーケティング力の復活」という記事があった。
ビジネス環境が厳しくなるにつれ、マーケティング部門は縮小される傾向があるのは、何も日本だけのことではないらしい。
ところが、その結果「目先の収益ばかりを求める」あまり、「長期的なビジネス戦略がおざなりになり、収益面でも成果が現れなくなった」というのである。
そこで、マーケティング部門を再編成させ、P&Gの所有している様々ブランド力を検証するため「現場重視」へと転換したところ、実際の数字ではつかみきれなかった「ブランド力」と「生活者の気持ち・気分」といったものが明確になった。というのである。
以来「戦略で迷いが出たら、現場へ」という言葉が、一種の合言葉のようになっている。という。
会社で偉い顔をしている人、アナリストやエコノミストと言われる人たちも、「仕事を離れれば、一人の生活者」なのだ。
むしろ「生活者としての自分の視点」をいうものを、もっと大切にして欲しい。
もし、そのような生活をしていないのなら、したり顔でアレコレ机上の論理を言って欲しくない。
「まず、現場へ出かけよう!」そこから見えてくる、いろいろなことがあるはずである。
フジマキさんの回答を読みながら、強く頷くのであった。
今回、藤巻幸男(フジマキ弟)さんが読者からの質問「総合スーパーマーケットに、将来性は無いのでしょうか?」に、「現場主義」という回答をしている。
おそらく、マーケティングという仕事をしている人たちの多くは、「街歩き」が大好きなのでは?
当然、私も大好きである。
とにかく、街のにおいや風、行き来する人たちの表情やファッション、女性の場合はメイクなどのスタイルを観て感じることが、楽しいくアイディアの元となる「疑問」がイッパイあり、「市場を観る目」を鍛える方法の一つだと思っている。
ビジネス雑誌などで見かける「市場」というのは、「売上」等の「統計的数字」が中心となっている。
仕事で「統計的数字」=「データ」を扱うことも多いのだが、鵜呑みにする危険性を常に感じている。
なぜなら、売上などのデータは「結果」でしかないからである。
その過程で起きているはずの、「生活者は何故、その商品を買ったのか?」という「生活者の気分・気持ち」というものは、書いてないからである。
そのデータを見て「将来的に○○は、市場が××となる」というだけでは、説得力も無ければ現実性も無い。
ところが、なぜかそのような「データ」中心のほうが「受けが良い」という現実もある。
このような場合は、「現実的な生活者」を観ることが無い人たちに、多いような気がしている。
まぁ、週末はゴルフや自分の趣味で時間を過ごすばかりで、スーパーマーケットなどに買い物へいくようなことが無い人に限って、このような「データ」が大好きなのだが。
だいぶ前に読んだ雑誌に「P&G:マーケティング力の復活」という記事があった。
ビジネス環境が厳しくなるにつれ、マーケティング部門は縮小される傾向があるのは、何も日本だけのことではないらしい。
ところが、その結果「目先の収益ばかりを求める」あまり、「長期的なビジネス戦略がおざなりになり、収益面でも成果が現れなくなった」というのである。
そこで、マーケティング部門を再編成させ、P&Gの所有している様々ブランド力を検証するため「現場重視」へと転換したところ、実際の数字ではつかみきれなかった「ブランド力」と「生活者の気持ち・気分」といったものが明確になった。というのである。
以来「戦略で迷いが出たら、現場へ」という言葉が、一種の合言葉のようになっている。という。
会社で偉い顔をしている人、アナリストやエコノミストと言われる人たちも、「仕事を離れれば、一人の生活者」なのだ。
むしろ「生活者としての自分の視点」をいうものを、もっと大切にして欲しい。
もし、そのような生活をしていないのなら、したり顔でアレコレ机上の論理を言って欲しくない。
「まず、現場へ出かけよう!」そこから見えてくる、いろいろなことがあるはずである。
フジマキさんの回答を読みながら、強く頷くのであった。