日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ブレない麻生さんとモノ言う首長

2009-06-26 22:04:55 | 徒然
今週に入ってから、政治の動きが活発になってきた。
政治というよりは、選挙の動きといったほうが良いのかも知れない。
その中で一番驚いたのは、自民党・古賀選対委員長の宮崎県知事・東国原氏への出馬要請だった。
最初は「態の良いお断り」と見られていたと思うのだが、出馬要請をされたご本人は至って本気のようだ。
その流れを受けてなのか?今度は、大阪府の橋下知事もなにやら活発な発言をし始めている。

宮崎の東国原知事が登場したことで、一つの大きな流れができ初めているような気がする。
それは「モノ言う首長」というコトだ。
もちろん、これまでも「改革派知事」と呼ばれる首長さんはいた。
だが、それは地方行政という枠の中で、如何に改革をするのか?というのが、大きなテーマ(?)だったような気がする。
ところが、東国原知事は「宮崎県は、国にこうしてもらいたい」という、要望を積極的に言っているように感じる。
それが出来るのも、県民からだけではなく、県以外の多くの人たちからの、圧倒的な支持があってのことだ。
古賀さんは、その支持率の高さ欲しさに出馬要請をしたというのは、想像がつく話だ。

今までも、地方の首長さんが国に「陳情」というカタチで様々な要望をすることがあったが、「モノ言う首長」さんたちは、もっとはっきりと「自分たちに権限委譲をして欲しい」、「お金は出しても、口は出さないでくれ」というコトを言っている。
これまでの「道路を造ってください」的な陳情とは、大きく違うのがソコだろう。

そして、それを迎え撃つ(?)与党というコトになるのだが、これまで慣用句のように言われてきた「ブレる麻生」という姿が見られない点がある。
それが「総選挙は、私が適切な時期を見て、私が判断する」というコトバだ。
これまでこのコトバを何度聞いてきただろう。
麻生さんが、総理大臣になった当初は「これまでで一番短命な総理大臣」と言われたように思うのだが、様々な批判や批難を乗り越え(?)、内閣支持率が危険水域と言われようと、途中で政権を投げ出すこともなく、今日まで総理大臣をやっている。

与党内では「これでは選挙は戦えない」とか「総選挙は惨敗か?」という声があるようだが、そんな声など何処吹く風。
「麻生降ろし」に躍起になっている人たちからすると、「馬耳東風」という感じに見えるのでは?
その意味で、麻生さんはなかなかの大物なのかも知れない。

一つの時代が終わった

2009-06-26 12:16:55 | アラカルト
マイケル・ジャクソンの突然の訃報に驚いている。
おそらく私と同世代(現在40代後半~50代前半)の洋楽ファンは、1、2枚のアルバムを持っているだろう(我が家にも2,3枚「レコード盤」があるはずだ)。

そのマイケル・ジャクソンの訃報に隠れて、70年代後半にテレビドラマで活躍した女性の訃報が伝えられている。
以前から癌が伝えられていた、ファラ・フォーセットさんだ。

「マイケルは知っているけど、ファラ・フォーセットって誰?」という方もいらっしゃると思う。
「チャーリーズ・エンジェル」という、女性私立探偵3人が活躍するというアメリカのテレビドラマの主人公のひとりだった。
その後、キャメロン・ディアスさんなどが主演で映画にリメイクされたので、タイトルだけは知っているという方もいらっしゃるかも知れない。
この「チャーリーズ・エンジェル」が日本でも放送されると、人気をよび、話題になった。
ただ、それまでの「美人が活躍するドラマ」にありがちな、男性人気が高かったのではなく、若い女性に人気が集まったことが、当時としては異色なドラマだったのかも知れない。
というのも3人の女性たちが、それぞれの個性を発揮して大活躍する、というドラマだったからだ(当時の時代背景などとあわせて考えると、異色なドラマというコトがお分かりいただけるかも知れない)。
その中でも特にファラのヘアースタイルは、当時の高校生~大学生の女の子たちに大人気だった。
それが「サーファーカット」と呼ばれた、ヘアースタイルだ。
松田聖子さんの「聖子ちゃんカット」どころではなかった。

私はサーファーカットがまったく似合わなかったため、一度もすることがなかったが、街中を歩く若い女性の内8割程度は、このスタイルだったのではないだろうか?
それほど、人気があった。
もちろん、抜群のスタイルの良さも憧れだったのだが・・・長い手足、引き締まったウェストなどは真似できなくても、ヘアースタイルだけは真似が出来たというコトもあったのかも知れない。

彼女は、このドラマで一躍人気者になったが、その後どんなドラマに出演したのか覚えがない。
それだけ、「チャーリーズエンジェル」の印象が強かったのかも知れない。

70年代後半、華々しいスポットライトを浴びた2人の訃報は、私の10代~20代はじめを一緒に過ごした時の終わりを告げたように思えた。