日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

鼻をつまんでコーヒーを飲む-脳活性法?-

2009-06-08 08:17:57 | ライフスタイル
毎朝FMラジオを聞きながら、イロイロな支度をするのだが、今日はとても興味深い内容だった。
それが「脳を刺激する」という内容だったからだ。

新聞のテレビ欄を見て感じるのは、「脳」をテーマにした番組が、この春ぐらいから急激に増えはじめたコトだ。
一番の話題は、木村拓哉さんが主演しているドラマ「MR.BRAIN」だろう。
共演者や毎回登場するゲストの豪華さもあり、高視聴率のようだ。
何よりも「脳」をテーマに、チョッとした情報も加えた内容という点で、キムタクファンではない層も、引き込んでいるのかも知れない。

その「MR.BRAIN」の監修をしている米山博士が、今週一杯そのFM番組で様々な「脳活性法」を提案するというコトのようだ。
その中には、とても簡単な方法が紹介されてた(といっても、本日分だが)。
早速、今日からやって見ると面白いかも?と思われるモノが、今日のタイトルの「鼻をつまんでコーヒーを飲む」という方法だ。

おそらくコーヒー好きな方は、あのコーヒーの香りで癒されている方も多いだろう。
その香りがどれだけ重要かと言えば、缶コーヒーの中には「アロマ」というコトバを使った商品の多さからも分る。
ところが、鼻をつまんでコーヒーを飲むと、コーヒー本来の味覚を感じることが出来ず、脳の中では「この液体は一体なんだ?」と、一瞬混乱を起こすらしい。
その混乱こそが、脳を活性化するというのだ。
言い換えれば、コーヒーの美味しさの多くは香りだったというコトにもなる。
美味しさ以前に「この香りがコーヒーである」と、脳が認識しているからこそ、「コーヒーが美味しい」という認識がされるらしい。
その「脳の認識」を一旦壊す(というほどではないが)コトで、「この飲み物は、何だ???」と脳が一生懸命になって、過去のデータを掘り起こすコトになる、というのが米山博士の論だ。

他にも、「10円玉と100円玉をポケットに混ぜて入れ、指先で当てる」という方法は、人が一番使っていない触感を刺激することで脳全体を活性化させるとか、お昼ご飯を食べる時、一番下にあるメニューを選ぶという方法もあるようだ。
これは、お昼ご飯を食べる時、大体メニューの一番上(もしくは、一番最初の頁)にあるモノを注文しがちになる習慣を変えることで、生活変化を積極的に起こさせ、脳にも変化を与えるというコトができるというコトだ。

どれだけ「脳が活性化」されるのかは分らないが、やってみるだけの価値はあるかも知れない。

ただ今日聞いてみた限りでは、「脳は常に変化を求めている」というコトのように思ったのだ。
習慣づけられたコトを、あえてチョッと違う方法でしてみる「些細な冒険」が、脳を活性化させるのであれば、これらの方法に限る必要はないだろう。
そして、それは今日から出来る「脳活性法」なのでは?

クールジャパンな日本のテキスタイルデザイン

2009-06-08 00:10:41 | アラカルト
先日来より、会社員時代の友人から「着物の会」に誘われている。
(意外と思われる方も多いとは思うのだが)元々、着物は大好きで随分と「着物貧乏」をしてきている。
そして、書店などに行くと旧来の着物雑誌に混じって、若い女性向けの着物雑誌が目立つようになってきた。
最近では、「女装する女」達にとって、勝負服は「着物」だといわれているらしい。
私は、そんなに力は入っていないのだが(勝負するって、誰と勝負をするのでしょうか?)それでも着物を着ると、どこかウキウキし、楽しい感はある。
そんな私を知っていての友人からの誘いだったのだが、残念ながらこの季節に着ていく着物が無い。
残念ながら今回のお誘いはお断りをし、涼しくなったらという返事になってしまった。

ただ、「最近、着物にも触れていないしな~」と思い、別に買うという予定も無く、ネットで浴衣や単物を見ていたら、とても大胆なテキスタイルデザインの反物を見つけた。
それが岡重のデザインだった。
私が見たデザインは蜻蛉の柄だったのだが、ショッピングサイトを見ると、ガイコツやキューピー、マンハッタンの摩天楼をイメージしたモノまである。
何よりも目を引くのは、「鯛」のデザインだ。
バンダナのデザインなどをみると、エルメスに負けず劣らずの大胆さを感じる。
そして、そのようなテキスタイルデザインを着物にして着ていたのが、大正時代の女性だったコトだ。
着物といっても、羽裏(=羽織の裏地)として使われていたようだが、現代女性がこのような大胆なデザインを選ぶとは思えない。

この「岡重」のデザインを見ていて、思い出した言葉がある。
それが「クールジャパン(=カッコイイぞ!ニッポン)」だ。
先の補正予算で話題になった「国立マンガ喫茶」と揶揄された「国立メディア芸術総合センター」だが、そのキーワードが「クールジャパン」だった。
確かに、日本発のアニメやマンガは「クール(=カッコ良い)」と思うのだが、その素地となるモノは、この「岡重」のような枠に収まらない、自由さがあったからではないだろうか?

それにしても・・・何度見ても凄いデザインだ。