ドイツで開催されていた女子サッカーW杯の決勝が、日本時間の早朝行われた。
既に結果はご存知の通り、PK戦の末日本が初優勝を果たした。
「なでしこ」たちが、ここまで来るのに大変なコトがイロイロあっただろう。
何よりも男子に比べると、その練習環境は格段に恵まれていない。
小学生の頃は、男子と一緒にプレーをするのだが、中学・高校と進むにつれ「プレーする場所」がなくなっていく。
現在の「なでしこリーグ(旧「Lリーグ」)」に所属しているチームの殆どは、プロ契約をしていない。
今回の代表選手の中には、ドイツやアメリカでプロ契約をしプレーしている選手もいる。
MVPを受賞した澤さんは、かつてアメリカの女子プロリーグでプレーした経験がある。
そんな恵まれていない環境の中でも、「サッカーが大好き」という気持ちで、プレーを続けている選手たちの代表が「なでしこジャパン」でもあるのだ。
そんな「なでしこジャパン」を率いる監督が、佐々木則夫さん。
選手時代は、日本代表経験もない(と記憶している)方だが、指導者としてもJリーグの大宮アルティージャでの経験がある程度で、いわゆる「有名監督」では無い。
ただ、「なでしこジャパン」の監督に就任してからの実績は、なかなかのもの。
監督就任初めての大きな大会となった、東アジア大会では完全アウエーの中初優勝をしている。
そんな佐々木さんが今年、「なでしこ力」という本を出されている。
「なでしこジャパン」を率いてからのことを書き綴った内容だが、どちらかというと「選手の能力を引き出すコト」という視点で読んでみると、なかなか興味深いモノがある。
特に、「なでしこ」という女子チームを男性監督が指導する、という視点は、ビジネスの場面でも参考になる点が多いと思う。
先週、ドイツを「なでしこジャパン」が破った時、「なでしこ」たちがお手本?という組織の作り方についてエントリをしたが、実際本を読んでみると「なでしこ」たちの強さがわかる部分が多い。
何よりも、彼女たちのモチベーションの強さの一つは、監督からのトップダウン組織でもなければ、「なでしこ」たちからのボトムアップ組織でもない。
非常に「オープンでフラットな組織」だというコトがわかる。
以前から、野球の監督さんたちが書く「指南本」がビジネス本として人気があったが、これからは、佐々木さんのような監督像が参考になるような気がする。
でもそれを実現できたのは、「なでしこ」一人ひとりの高いモチベーションや周囲に対する感謝の姿勢、何よりも厳しい環境の中で鍛えられた中で身に付けた「楽しむ気持ち」だったと思う。
何はともあれ、「なでしこ」おめでとう。
ゆっくり休んで、帰ってきてください。
メディアの大騒ぎに左右されることなく、自分たちの夢をそのまま追いかけてね。
既に結果はご存知の通り、PK戦の末日本が初優勝を果たした。
「なでしこ」たちが、ここまで来るのに大変なコトがイロイロあっただろう。
何よりも男子に比べると、その練習環境は格段に恵まれていない。
小学生の頃は、男子と一緒にプレーをするのだが、中学・高校と進むにつれ「プレーする場所」がなくなっていく。
現在の「なでしこリーグ(旧「Lリーグ」)」に所属しているチームの殆どは、プロ契約をしていない。
今回の代表選手の中には、ドイツやアメリカでプロ契約をしプレーしている選手もいる。
MVPを受賞した澤さんは、かつてアメリカの女子プロリーグでプレーした経験がある。
そんな恵まれていない環境の中でも、「サッカーが大好き」という気持ちで、プレーを続けている選手たちの代表が「なでしこジャパン」でもあるのだ。
そんな「なでしこジャパン」を率いる監督が、佐々木則夫さん。
選手時代は、日本代表経験もない(と記憶している)方だが、指導者としてもJリーグの大宮アルティージャでの経験がある程度で、いわゆる「有名監督」では無い。
ただ、「なでしこジャパン」の監督に就任してからの実績は、なかなかのもの。
監督就任初めての大きな大会となった、東アジア大会では完全アウエーの中初優勝をしている。
そんな佐々木さんが今年、「なでしこ力」という本を出されている。
「なでしこジャパン」を率いてからのことを書き綴った内容だが、どちらかというと「選手の能力を引き出すコト」という視点で読んでみると、なかなか興味深いモノがある。
特に、「なでしこ」という女子チームを男性監督が指導する、という視点は、ビジネスの場面でも参考になる点が多いと思う。
先週、ドイツを「なでしこジャパン」が破った時、「なでしこ」たちがお手本?という組織の作り方についてエントリをしたが、実際本を読んでみると「なでしこ」たちの強さがわかる部分が多い。
何よりも、彼女たちのモチベーションの強さの一つは、監督からのトップダウン組織でもなければ、「なでしこ」たちからのボトムアップ組織でもない。
非常に「オープンでフラットな組織」だというコトがわかる。
以前から、野球の監督さんたちが書く「指南本」がビジネス本として人気があったが、これからは、佐々木さんのような監督像が参考になるような気がする。
でもそれを実現できたのは、「なでしこ」一人ひとりの高いモチベーションや周囲に対する感謝の姿勢、何よりも厳しい環境の中で鍛えられた中で身に付けた「楽しむ気持ち」だったと思う。
何はともあれ、「なでしこ」おめでとう。
ゆっくり休んで、帰ってきてください。
メディアの大騒ぎに左右されることなく、自分たちの夢をそのまま追いかけてね。