日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

変わりつつあるオリンピック

2012-08-13 08:00:58 | ビジネス
ロンドンオリンピックが、閉幕。
長いような、短いような・・・2週間余りだった。
時差の関係もあり、寝不足気味になったと言う方も多くいらっしゃるかも知れない。

そんなロンドンオリンピックだが、時代の変化だな~と感じさせられるコトが多かった大会であった、と言うコトも事実だろう。
とにかく日本の場合、女子の活躍が目立ったと言うコト。
団体競技であるバレーやサッカーなどは、男子よりも好成績を残した。
例え開幕前の壮行試合や練習試合で、良い内容ではない、とメディアで言われてもそれに反論するコトなく、しっかり自分たちのスタイルを組み立て試合に臨み、結果を出した、と言う点は評価をしても良いのでは?
むしろ、壮行試合や練習試合の結果に一喜一憂するメディアのほうが、冷静さを失っていたかのように思える。

一つは、女子バレーなどに見る「情報戦」の凄さだ。
試合途中でも、スタッフがコートサイドでパソコンやタブレット型携帯端末で、相手チームを分析、情報を共有、それらの情報を選手たちにも伝えるコトで、相手チームの弱点を突くと言う試合をしていた、と言う。
今やスポーツと言えども「気合いと根性」だけで、相手と勝負する時代では無いと言うコトだろう。
もちろん、最後の最後の踏ん張りどころ!となる場面では、「気合いと根性」で「歯を食いしばる」精神力は必要だと思うが、それを可能にさせるのも「情報戦」がベースにあってのことだろう。

そして、一昨日(になるのだろうか?)ボクシングのミドル級で金メダルを取った、村田選手の優勝コメントにも、考えさせられるモノがあった。
「協会が積極的に、海外選手やプロの選手たちとの交流試合をしてくれる様になった」コトが、金メダル獲得の大きな力となった、と言う内容のコメントだ。
個人スポーツであっても、海外選手との交流試合などを選手強化のために実施したコトで、その時々の自分の力を知り、自分の強み・弱点を分析するコトができたのではないだろうか?
言い換えれば「世界で闘う意味と準備」できる体制づくりが、メダル獲得へ結び付いた、と考えられそうだ。

一方「お家芸」と言われ、大会前から期待が掛かった柔道は、とても残念な結果になってしまった。
残念な結果となった要因のひとつが、このボクシング・ミドル級の村田選手がアマチュアボクシング協会への取り組みの感謝の言葉にも重なる様な気がしたのだ。
「お家芸」の柔道だからこそ、大きな国際大会以外でも海外選手との交流試合などを重ねる必要があったのでは?

新体操やシンクロナイズドスイミングの様な「技術や演技の美しさ」を競う競技などは、「情報戦」とはなりにくいと思うが、団体・個人関係なく「情報戦」と、日頃からの「世界における自分(たち)の位置」を知るための海外選手との試合が、選手強化に結び付いた・・・そんな印象のロンドン大会だったような気がする。

このようなコトは、何もスポーツだけに限ったコトでは無いと思う。
むしろ「グローバル化した経済」の中で、生きる日本の企業にも同じことが言えるのではないだろうか?





変わりつつあるオリンピック

2012-08-13 04:08:58 | ビジネス
ロンドンオリンピックが、閉幕。
長いような、短いような・・・2週間余りだった。
時差の関係もあり、寝不足気味になったと言う方も多くいらっしゃるかも知れない。

そんなロンドンオリンピックだが、時代の変化だな~と感じさせられるコトが多かった大会であった、と言うコトも事実だろう。
とにかく日本の場合、女子の活躍が目立ったと言うコト。
団体競技であるバレーやサッカーなどは、男子よりも好成績を残した。
例え開幕前の壮行試合や練習試合で、良い内容ではない、とメディアで言われてもそれに反論するコトなく、しっかり自分たちのスタイルを組み立て試合に臨み、結果を出した、と言う点は評価をしても良いのでは?
むしろ、壮行試合や練習試合の結果に一喜一憂するメディアのほうが、冷静さを失っていたかのように思える。

一つは、女子バレーなどに見る「情報戦」の凄さだ。
試合途中でも、スタッフがコートサイドでパソコンやタブレット型携帯端末で、相手チームを分析、情報を共有、それらの情報を選手たちにも伝えるコトで、相手チームの弱点を突くと言う試合をしていた、と言う。
今やスポーツと言えども「気合いと根性」だけで、相手と勝負する時代では無いと言うコトだろう。
もちろん、最後の最後の踏ん張りどころ!となる場面では、「気合いと根性」で「歯を食いしばる」精神力は必要だと思うが、それを可能にさせるのも「情報戦」がベースにあってのことだろう。

そして、一昨日(になるのだろうか?)ボクシングのミドル級で金メダルを取った、村田選手の優勝コメントにも、考えさせられるモノがあった。
「協会が積極的に、海外選手やプロの選手たちとの交流試合をしてくれる様になった」コトが、金メダル獲得の大きな力となった、と言う内容のコメントだ。
個人スポーツであっても、海外選手との交流試合などを選手強化のために実施したコトで、その時々の自分の力を知り、自分の強み・弱点を分析するコトができたのではないだろうか?
言い換えれば「世界で闘う意味と準備」できる体制づくりが、メダル獲得へ結び付いた、と考えられそうだ。

一方「お家芸」と言われ、大会前から期待が掛かった柔道は、とても残念な結果になってしまった。
残念な結果となった要因のひとつが、このボクシング・ミドル級の村田選手がアマチュアボクシング協会への取り組みの感謝の言葉にも重なる様な気がしたのだ。
「お家芸」の柔道だからこそ、大きな国際大会以外でも海外選手との交流試合などを重ねる必要があったのでは?

新体操やシンクロナイズドスイミングの様な「技術や演技の美しさ」を競う競技などは、「情報戦」とはなりにくいと思うが、団体・個人関係なく「情報戦」と、日頃からの「世界における自分(たち)の位置」を知るための海外選手との試合が、選手強化に結び付いた・・・そんな印象のロンドン大会だったような気がする。

このようなコトは、何もスポーツだけに限ったコトでは無いと思う。
むしろ「グローバル化した経済」の中で、生きる日本の企業にも同じことが言えるのではないだろうか?