日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

高速道路のSAやPAが、おもしろい

2012-08-17 06:44:03 | ビジネス
昨日くらいから、お盆休みが終わってしまった方も多いかも知れない。
ただ、企業によっては19日までお盆休みと言うコトもあるだろう。
とすれば、今週末にも「Uターンラッシュ」が再びある、と言うコトになりそうだ。

私も現在帰省中なのだが、普段帰省で利用しているのは「高速バス」。
理由は料金的なコトもあるが、在来線よりも便数が多く時間的な差が余りない、と言うのが利用をする大きな理由となっている。
とは言うものの、狭い車内で過ごすと言うのは、それなりの「苦痛」がある。
休憩時に利用する、「上月(「こうづき」と読む)PA」で買い物をする訳ではなく、その土地の特産品などを見る位がチョッとした楽しみになっている。

実は、この休憩時の楽しみがもう一つある。
それは「ネクスコ西日本」が出しているフリーペーパー。
高速道路地図だけでは無く、各地の観光案内や名産品の紹介などがあるからだ。
私の様な高速バスを利用していると、決まったPAしか利用するコトができないのだが、その様な観光案内や名産品紹介を見ているだけでも、「旅心」を刺激される。

特に「休日1,000円」という割引が始まった頃から、SAやPAは「休憩をする場所」というよりも「買い物に行く場所・名物を食べに行く場所」になった。
それぞれのSAやPAが、何とか集客をしようと地元の名産品の掘り起こしをし「直販所」を設けたり、特産品を使ったグルメやスィーツなどを地元企業と共同で開発し、「オリジナルグルメ・スィーツ」を提供しているトコロがとても多い。
「とても多い」と言うよりもほとんどのSAやPAで、その様な「オリジナル商品」を提供している。

SAやPAで取り扱う商品や提供される食事などの主流は、「地産地消」となりつつあるようだ。
だからこそ、「そのSA・PAに行かなくては買えないモノ・食べれないモノ」が誕生し、それぞれのSA・PAが競い合う様に「地元の名産品などの掘り起こし」をしているように感じる。
それが、地域の活性化に結び付くのであれば、とてもおもしろいビジネスモデルのひとつだと思う。