日々是マーケティング

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アシモの開発と・・・

2012-08-10 18:59:13 | ビジネス
ホンダの顔と言えば、最近は「アシモ」というコトになるのだろう。
世界で初めて「二足歩行ロボット」で、日々進化をしている。
ぎこちなかった指関節などの動きも、今では手話ができる程滑らかな動きを実現させている。
もちろん、「アシモ」に刺激をされ様々なメーカーが「人型ロボット」の開発をしてきた。
村田製作所の「ムラタセイサク君・セイコちゃん」などは、自転車や一輪車に乗るコトができる。
とは言うものの「二足歩行ロボット=アシモ」というイメージは、強い。
それだけ「アシモ」の登場は、センセーショナルだったと言うコトだろう。

だからと言って「二足歩行ロボットをつくる」だけが、ホンダの目的では無いはずだ。
企業だからこそ、その技術を活かした製品づくりを目指す必要が有る。
その技術を活かした製品づくりと言うモノが、少しずつではあるがカタチを見せ始めたようだ。

それが、「生活支援ロボット」と呼ばれるモノ。
「アシモ」の「歩く」という動作から、「リズム歩行アシスト」と言うロボットと言うカタチのモノでは無いが、足腰が弱ってきた高齢者の歩行を助けるツールを、医療研究所と共同で検証する予定のようだ。

あくまでも個人的な印象だが、これから先「ロボット」は私たちの生活の共同生活者となっていく可能性が有ると思う。
「介護」と言っても、高齢者だけでは無く「他者のサポートを必要としている人」と対象と考えると、車いす生活の方などもその対象となるだろうし、年齢的に若い方で有れば、当然社会参加への意欲も高いだろう。
その様な人たちにとって、介護ロボットは共同生活者となり得るはずだ。
問題になっている「老老介護」などは、まさにロボットが活躍するトコロかも知れない。
なぜなら、介護そのものが24時間必要とするもので、人の力だけでは限界が有る、と言うコトも判っているからだ。
その支援となるロボットが冷たい機械で無かったら、介護される人も介護する人も安心ができるだろう。
その点で「人型ロボット」の意味は、大きいと思う。

「アシモ」のモデルは、ご存じの様に「アトム」だと言われている。
そして「人型ロボット」にこだわり続けている企業は、日本に多いとも聞く。
私たち日本人にとって「ロボットは、アトムの様な共同生活者」が、夢なのかもしれない。
ただ、そこから派生する技術の応用は、おそらく世界でも類を見ないモノのような気がしている。

<お知らせ>
明日11日から10日間ほど、お盆帰省の為ブログをお休みさせて頂きます。
もしかしたら更新ができるかも知れませんが、仏様を迎え・送ると言う、日本の行事をしっかりやってきたいと思います。
何卒よろしくお願いします。