日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

韓国が気になる

2012-08-25 20:13:35 | ビジネス
タイトルをご覧になって、日韓に横たわる政治的問題か?!と思われた方がいらっしゃるかも知れない。
拙ブログとしては、今回の「竹島問題」に端を発する政治的な問題をUpするつもりはない。
ただ、「竹島問題」によって起きた様々なコトが、ビジネスとしてどう影響するのか?と言うコトや、先頃米国で判決が下された「アップルとサムソンの提訴合戦」などから、韓国のビジネスを見てみたいと思っている。
と言っても、大上段に構えたようなコトでは無く感じたコトなどを、つれづれに思うコトを書かせて頂きたい。

韓国俳優の遠泳をして竹島に上陸、と言うコトについては韓流ファンは、どのように感じているのか判らないが、韓流エンターティメントという産業としては、痛手となったのではないだろうか?
K-POPなどは市場の小さな韓国を対象とせず、市場規模の大きな日本をマーケットとして考え、戦略を立ててきていると言われてきた。
デビュー間もない彼女たちが、流ちょうな日本語で挨拶をするのも、日本というマーケットを考えた上でのトレーニングのたまもの。
言い換えれば、最初から「日本受けするコトを考えた戦略」の上で、そのビジネスが成り立っているといえる。
しかし、今回の韓国俳優遠泳竹島上陸事件で、関係の無い韓国芸能人の来日などが一斉に見合わせるというコトが起きかけている。
とすれば、日本というマーケットを中心に考えてきたK-POPを含む韓流エンターティメントも、停滞する可能性があるのでは?
もちろん、「韓流エンターティメント」で儲けている日本の関係者にとっても、痛手だとは思うが。
ただ、個人的には「AKBやジャニーズとK-POPだけのヒットチャート」は、日本の音楽産業としては問題なのでは?と思っている。

そして「アップルVSサムソン提訴合戦」。
米国ではアップル圧勝という結果となったようだが、欧州では微妙な状況が続いている。
しかし、長期的に考えるとこの提訴合戦はアップルに有利となっても、サムソンが有利となるコトはほとんど無いと、感じている。
そしてこの提訴合戦でサムソン自体が、弱体化するのでは?と感じている。
理由がハッキリとある訳では無いが、一連の提訴合戦を見ているとアップルの魅力ばかりが強調されてしまっている感じを受けるのだ。
サムソンが韓国経済に与える影響も大きいコトを考えると、この提訴合戦は「アップルVS韓国経済」とも見えてくる。

経済という面だけを見ていても、今の韓国が抱えている問題というのは、対日本というだけでは無いような気がする。