日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

敬老の日に、防災グッズをプレゼント

2012-09-04 18:30:26 | ライフスタイル
ご存じの方も多いと思うが、今月は「防災月間」。
先日「南海トラフ」による地震発生時の津波および被災想定が発表されたコトもあり、ここ名古屋では「防災」について関心が高まっているように感じている。

同じ災害でも、台風などによる災害と地震や津波による災害と大きく違う。
それは、事前予測が出来るか出来ないかの違いだ。
昨年の台風12号による、紀伊半島での大規模な災害が発生したが、洪水・暴風雨警報が発令されてから、自宅にとどまり被災された方は意外にも多く、それが被害を大きくした、という指摘があるようだ。
この様な行動については、様々な指摘がされているコトは、ご存じだとおもう。
おそらく「私だけは、大丈夫。家にいるほうが安全」的な意識が、どこかにあるのだろう。
もう一つあるとすれば、「避難をすると、自由が無くなる」という嫌悪感のようなモノがあるのかも知れない。

そんなコトを考えつつも、独居老人状態の我が父のコトを考えると、災害があっても何とか生き延びて欲しい、と言う気持ちがある。
とすれば、今月にある「敬老の日」に「防災グッズを贈る」というのも、一案かも知れないと思ったのだ。
ただし、賞味期限のある食品は除く。
と言うのも、普段から高齢者になると「賞味期限」に疎くなる傾向が見られるからだ(我が家だけのコトかも知れないが)。
何より、食の好みというのは、親子であっても相当違う。
むしろ、保存食を食べると言うコトを想定するよりも、避難出来るだけの道具をまず揃える方が、大切かも知れない、と思ったからだ。

しかし問題もある。
防災グッズを入れるリュックサックなどは、確かに便利で使いやすいと思うのだが、押し入れなどにしまわれがち。
玄関や寝室の入り口などに、さりげなく置いても違和感の無いデザインではないからだ。
防災グッズなので、それなりに目立つ必要が有るとは思うのだが、押し入れなどに仕舞い込まれたら意味が無い。
尚且つ、避難所に指定されている場所までの移動を考えると、高齢者に余り重たい防災グッズに入ったリュックサックなどを背負わせるコトは、難しいようにも思える。
高齢者が持って避難したくなる様な、防災グッズを探すのは案外難しいかも知れない・・・。
ただ「敬老の日」の贈り物としてリストアップだけは、しておきたいと思っている。